コメディ・ライト小説(新)
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- すれ違いで開く愛扉
- 日時: 2022/11/13 20:02
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
プロローグ
「ね、また、会えるよね。」
「必ずな。」
前にいる私と同年代ぐらいの男子が、照れくさいように言う。自転車急だから重いのに、乗れって言われて乗ってしまった。なんだろう、彼といると心がすごくすごく落ち着く。私なんかと釣り合わないのに、彼が一緒にいてくれる。もう、会えないかもしれない。すれ違ってしまうかもしれない。でも、だからこそ。そんなときは口ずさむんだ。二人して大好きだった曲を。私が口ずさむと、彼は耳が赤いながらも、一緒に歌ってくれた。
ごあいさつゥ!
はいどうも!!スプラトゥーン3でウデマエSいったぷちとまと。です!!こんとまと~♪最近、ポケモンとのコラボフェスが決まってドッキドキのわっくわくです!さて、、この作品は恋愛系の物語です!ぷちとまと氏がとうとう恋愛系に手を出してしまった・・・。わけですが、これは不定期で投稿したいと思っております!!(メイン作品、カンシタやサブ作品、転兄(兄妹全員転生したら、私は出女だった件)など、いろいろな作品を手掛けてるんで、そちらも見てくれると嬉しいです♪あ、チャージャーにやられた!よし、じゃあぜひともこの「すれ愛」よろしくお願いします!!
目次
登場人物 >>1
chapter1「いつも明るい彼と。」 >>2 >>3 >>4
chapter2「私たちの毎日は、いつも10月29日。」 >>5 >>6 >>7
- Re: すれ違いで開く愛扉 ( No.1 )
- 日時: 2022/10/30 16:07
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
彼 私の恋人。ただ、彼はバスケ部で毎日忙しいので一緒にいる時間帯が少ない。ただラインはすぐ返信してくれるし、テスト勉強も私の家で一緒にやることがある。
私 ただの一般人。っていうのは嘘で一つだけ秘密がある。彼のことは好きけど、釣り合わないのになぁと思うことが多い。部は合唱部。一応副部長。
スズ 私の幼馴染。明るく、クラスの中心的人物。ハキハキとした性格だけど、彼のことが好きで、彼の恋人の私をにらんでいるような気がする。
心岸くん 陰キャのメガネ。合唱部で、部長。私とよくコンビニに行く。
最新キャラはのちの追加予定!!Version1は来月か再来月かな・・・?お楽しみに~!!
- Re: すれ違いで開く愛扉 ( No.2 )
- 日時: 2022/10/30 21:08
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「ついたぞ。」
何も見えない闇の中、彼の声だけが響いている。
「結構怖いところだね・・・。」
私がゾッとしていると、彼は私をめちゃめちゃ心配しているのがわかるくらい、大きく微笑んだ。
「大丈夫だ。だって、毎日来てるだろ?それに、俺がいるから。心配すんな。」
「そうだ、よね。」
私は、彼とつないだ手をぎゅっと握った。私たちは、なんでこんな暗いところに来てるんだろう。
毎日来てる私でも、ときどきわからなくなる。ここ、現在地Rエリア4地点にいるのかが。
現在、世界は戦争に陥っていて、過去大規模の世界大戦になっている。
安全地帯と危険地帯があるため、A・B・C・Rの4つのエリアに分かれている。
A・Bは安全エリアで、Cが危険エリア、そしてRエリアは、違い人がいる。
違い人とは、名前がわからなくなり、また恋人がいる場合、その恋人の名前や思い出が薄れてしまう人たちのことを指す。
違い人は、足手まといだからというべきか、忘れられるのが怖いからというべきか、ここ、Rエリアだけに住むのが許可されている。
「ここが、R-4地点・・・。」
でも、そんな私たちにも希望がある。それは、扉宮神社。扉の宮という字だ。
- Re: すれ違いで開く愛扉 ( No.3 )
- 日時: 2022/11/06 17:53
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
扉宮神社。ここは、違い人しか入れない、秘密の神社。私たちはもう何回目かの、この神社。
私達だけが入ることの許されたこの神社では、「タイムリープ」が許されている。
今や、人類の嫌われ者と化した違い人は、彼を忘れぬように、また彼も彼女を忘れぬように、
この神社の扉を開けて「今日の朝」を繰り返しているのだ。
「じゃ、例のごとく開けますか。」
ただ、違い人の中のごくまれに、記憶を持った違い人がいる。どういう原理かはわからないが、
記憶を持ったまま、「今日の朝」を繰り返しているのだ。でも理論上、それで違い人は忘れない。
そう言い渡されて来た。
「け、結構重かったね。」
私はいう。
「確かにな。大丈夫か。」
「ありがとう。・・・・朝日だ。綺麗だね。」
「おう。じゃ、行くか。『今日の朝』に。」
私達の朝は、いつも、10月29日だ。
- Re: すれ違いで開く愛扉 ( No.4 )
- 日時: 2022/11/13 20:35
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「いつも明るい彼と。」 3
10月29日、私は眠い体を起こしながらアラームを止め、学生服に着替えた。
「ふわぁぁっ・・・。まだ眠いや。…あれ、ラインがある。」
『今日、久しぶりに勉強会しないか?俺んちで待ってるから。放課後な。あ、あとバスケ今日ちょっと
遅いかもだから・・・って知ってるよな。ゴメン』
相変わらず優しいな、彼。私はすぐに彼にラインして朝ごはんを作るためにしたに行った。
私は一人暮らし。違い人はもう批判されている身だから、違い人として暮らさないといけないんだ。
「今日は・・・目玉焼きとパンにするか。あ、ホットケーキも作っちゃおう。」
少し贅沢な朝ごはんを作って、彼に負けないように勉強をした。今の時間は8時半。私達の学校は
9時からの学校なのでゆっくりできるのがいいんだ。ただ、もう8時半なのでそろそろ行こうかな。
そう思った突然―――――――
「狩り人がやってきたぞー!!逃げろー!!」
え・・・狩り、人?
「助けてー!!!もうなんなのよー!!弓なんて使わなくても戦えるでしょこのバカ!!」
この声…スズの声!?
「スズッ!どこにいるの?」
「あ、あんたっ!お、表通りよっ!」
「スズッ!」
私のちょっと苦手な友達、スズの手を握ったところで私の記憶はなくなった。そうだった・・・。
少し、説明不足だったよね。違い人を狩って人身売買する人がいるの。それが狩り人。
私達の伸長よりすごっく高い人が狩り人なんだ。私達の大人の平均身長は150cm。
だから、狩り人は180㎝とか。すごいよね。あ、でももう記憶が・・・ッ―――。
こんな私たちを、じっと見ている人がいるような気がした。
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