コメディ・ライト小説(新)

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死んだので余命延長、残り半年らしいです。
日時: 2022/11/09 18:37
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

とある本がきっかけで書こうと思いました。
キャラ募集するかもね。

あらすじ
いじめを受け続けてきた少年が消えた日、誰もがその存在を忘れようとしていた。
が、しかし余命を延長するという謎の声に少年は目を覚ます。
彼は半年の余命をどう生きるか、改めて考え直す。

Re: 死んだので余命延長、残り半年らしいです。 ( No.1 )
日時: 2022/11/10 18:35
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

登場人物

倉野渚くらのなぎさ 14歳 男
生まれつき髪の色が薄く、いじめられていた

橋田颯真はしだそうま 15歳 男
誰もが認めるほどのイケメン

河野唯李かわのゆい 14歳 女
中学生とは思えないほどの発育のよさ

瀬戸美玲せとみれい 22歳 女
渚の世話係の美人大学生


Re: 死んだので余命延長、残り半年らしいです。 ( No.2 )
日時: 2022/11/17 18:16
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第1話「やっと死ねたと思ったのに」

「これで、死ねるんだ...!」
凄まじい手の震え、乱れる呼吸。
ようやく自分の人生に終止符を打てると思うと、安堵よりも恐怖が勝ってしまう。
死んだら人はどうなるのか、そんな恐怖が襲ってくる。でも、一刻も早く楽になりたい俺は、浴槽の前に立ってポケットの中のカッターを取り出した。
いわゆるリストカットだ。この死に方はとてつもない痛みに襲われるが、それは一瞬だけ。ゆっくり意識が遠退いていく感覚で死ねる。俺にとっては理想だった。
「...っ!!」
カッターを左手首に突き立て、そのまま左右に倒す。血管が切れて、血が溢れてくる。
痛い。とにかく痛い。だが、次第に痛みを含む感覚がなくなる。
ようやく死ねると思うと、嬉しい気持ちが込み上げてきて、顔がにやける。
「っははははは...!ざまあ見ろカスども!お前らのおもちゃはもう居なくなるんだよ!」
声は虚しく響いて、返事など帰ってこない。
次第に意識が遠退いて、とても怠くなってきた。
これが死。不思議な感覚だ。体が次第に浮いているような感覚。
そして、ゆっくりと目を閉じた。

____
「...?」
目を開けると、辺り一面白く光っていた。
「やあ、お目覚めかい?」
「っ!?誰だ!」
声はするも、姿が見えない。
「私は身分上、姿を見せてはいけないのだけれど、強いて言うなら死神というやつかな」
「死神...?じゃあ、俺は死ねたってことか!そうなんだろ!?」
「まあまあ...君は確かに死んだ。だが、それは今じゃないことが判明した」
今じゃない?
俺はその言葉の意味が分からず、怪訝な表情を浮かべていた。
「本来なら君の死ぬべき日は今からちょうど半年後なんだ。死因は、階段から突き落とされて脳死。だけど君が自殺しちゃうもんだから、私たちは今とても困っている。そこで提案だ、半年後に迎えに行く。それまでもう一度生きていてくれ」
「...は?」
意味が分からない。あんなに嫌いになった世界でもう一度生きるなんて嫌でしかない。どうせまたいじめを受けて、誰も手を差しのべてくれない、クソみたいな日常が待っているだけだ。
「ああそれと、君は今いじめっ子から忘れられようとしている。何たって、自殺をしたから世界のバランスが崩れたんだ」
その言葉を聞いた瞬間、視界がしらみだした。
「おっと、時間だ。またここで会うことがあればいいね。それじゃ、残り半年頑張れよ」
それだけ言い残し、声は聞こえなくなった。

___
「...」
見知らぬ天井、規則的に聞こえる機械音。むせかえるようなアルコール消毒の臭い。
病院、すぐに確信した。
「...やっぱり本当だったんだ」
まさか本当に生きているとは思わなかった。
だが、ここからは挽回だ。最高の学校生活を送ってやる。
「見てろよカスども...!」
7月1日、俺の人生残り184日。

お久しぶりです。
今回はこういうのにしてみました。

Re: 死んだので余命延長、残り半年らしいです。 ( No.3 )
日時: 2022/11/19 22:52
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

第2話「こんなはずじゃないのに」

「あんた、そんな体で学校行くの?リスカなんかして、何がしたいの?」
「あん時はもういいんだ、とにかく俺の素晴らしい学校生活が待ってるんだ...!」
この目の前で頭を抱える女性こそ、俺の世話係である瀬戸美玲せとみれいさんだ。


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