コメディ・ライト小説(新)

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好きになったあの子の話
日時: 2022/11/27 16:37
名前: 小説大好きマン (ID: 9LgpoYQM)
参照: kakiko.cc

俺はトランスジェンダーだ。
体は女だけど、自分のことは男だと思っている。だから一人称も「俺」か「僕」。
中学3年生、春。
俺は自分がバイセクシャルであることに気がついた。今まで、好きになったのはほとんどが男だった。でも、俺は同じクラスの女の子に、友情以上の感情を抱いてしまった。女の子を好きになるのは初めてじゃない。でも、前に好きになった時は、恋愛感情というより、憧れに近かった。
でも、今回は違う。
たくさんいろんな恋愛を経験してきて、
初めて本気で好きになった人。
俺は少し動揺していた。自分の感情が友情ではないと分かっていたから。
俺はその子と仲がよかった。
一緒に勉強したり、手を繋いだり…
はじめはただ仲の良い友達だったのに、
一緒にいるとドキドキするようになって、
その子のことばかり考えるようになった。
本当は告白するつもりなんてなかった。
バイセクシャルといっても、まだ浸透しているわけではない。だから、困らせてしまうと思ったから。
でも、自分の気持ちに嘘をつき続けるのは限界だった。
直接言うのはやっぱり恥ずかしくて、
俺はLINEで彼女に告白した。
いきなり言ってもびっくりされるので、
「好きな人いるの?」って聞いた。
「いないよー」と明るく返ってきた。
その瞬間、急に胸が締め付けられるような感じがして、ドキドキと胸が高鳴った。
「何で?」と聞かれて、俺は正直に答えた。「いきなりでびっくりさせちゃうかもだけど、〇〇ちゃんが好きなんだ。」
生まれて初めて、ちゃんと言えた告白。
今までは藪から棒に好きとか付き合ってとか言ってたから、考えに考えて出た答え。
しばらく待って、既読がついた。
「ドッキリじゃないよね?」
案の定返ってきた、ドッキリじゃないかの確認。俺は下手に盛らずに「うん」とだけ答えた。
そのあと、自分の気持ちが恋愛感情であることを伝えて、「好き?」と聞いた。
彼女から返ってきたのは、
「好きだよ」
という言葉だった。
舞い上がりそうなぐらい嬉しかった。
当たって砕ける気満々だったのに、まさかの一発OK。
同性と付き合うのは初めてだし不安はあるけど、彼女を必ず守ると決めた。
絶対不幸になんてさせない。
俺が彼女を幸せにするんだ。

(この話はノンフィクションです。)


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