コメディ・ライト小説(新)

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私が作った雪だるま
日時: 2023/01/08 16:39
名前: 夢野 しずく (ID: 1N.hNLVr)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13539

【登場人物】
主人公・・・春野はるのあかり
友達・・・松本まつもと勇太ゆうた
転校生・・・川田かわだのえ

雪だるま
先生
おばあちゃん

 ⛄~あらすじ~
  昔作った雪だるま。主人公のあかりのおばあちゃんのお葬式そうしきで、
 出かけているときに、その雪だるまはけてしまった。

  ある日転校生が来た。その子はなぜか、雪だるまを作りたいらしい。   
   ー自分達は、どこから間違ったって言うんだよー

【もくじ】
第1話「おさない頃の雪遊び」>>01
第2話「転校生の川田です。」>>02
第3話「冬なら作ろうよ」>>03
第4話「世界で1つの雪だるま」>>04
第5話「雪だるまの呪い」>>05
第6話「全てはあの女から。」>>06
第7話「忘れるわけないでしょ、」>>07
第8話「今年の冬も作るゼ☆」>>08

Re: 私が作った雪だるま ( No.1 )
日時: 2023/01/03 10:49
名前: 夢野 しずく (ID: RBR1FgDi)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13539

私は春野はるのあかりです。
この物語は、ちょっと不思議ふしぎなお話です。

~数年前~
「ねぇ!勇太ゆうた!雪だるま作ろうよ~!」

私の友達の松本まつもと勇太ゆうたは、近所の同い年の男の子だ。

「いいけど、雪だるまはけちまうぞ?お前、溶けても泣くなよな?」

「はやく作ろうよ!」

私たちは、厚着あつぎで外に出た。おばあちゃんは、寒いのがいやだったので

部屋の中からながめていた。

「ほんま、子供ってもんは、元気じゃわ。」

私たちは雪をたくさん集めた。

「つめたーい!!」当たり前のこと。

私たちが住んでいる町は、よく雪がる。

数時間後

「できたっ!」

「よっしゃ!」

それは、…子供が作ったような、かわいらしい雪だるま。

あかりは すごいだろーって感じでどや顔。

勇太は、まだまだって感じ。

すると、おばあちゃんが家のまどを開けた。

ガラガラー

「あかりちゃん、勇太くん、かざりをあげるから、こっちおいで。」

そうだ!飾りだ!

私たちは飾りのことを忘れていた。

「おばあちゃんって、ボケないね?すごいよ!」

「何言っとんじゃ?ボケてるにきまってるじゃろ。」

笑いながら言っているおばあちゃんに、飾りをもらった。

ボタン、マフラー、くさったにんじん…

ま、いいよね…

私たちは一つ一つ丁寧ていねいに飾りをつけていった。

そして、ようやく完成したのが。ー

雪だるまっ!

「やったじゃん!」

「この世に一つの雪だるまだね!」



チーン チーン 

鳴り響く。

チーン チーン

そう、おばあちゃんは、あの世にいってしまった。

わたしはずっと下を向いている。

泣いている。

勇太は……

エッ?むっちゃ泣いてるじゃんっ!!

まぁ、私のおばあちゃんだけど、勇太もお世話せわになってたし。


葬式そうしきが終わって、家の庭をながめていたら。

ん??

雪だるま……

雪だるまは溶けていた。

もう、あかりは おばあちゃんのなみだか、雪だるまの涙か
わからなくなった。

Re: 私が作った雪だるま ( No.2 )
日時: 2023/04/16 21:05
名前: 夢野 しずく (ID: lyYROhnH)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

~現在~

私たちは中学生。私と近所の松本まつもと勇太ゆうたは、同じクラスだ。

「おはよう、勇太。」

「ぁおはよう、」

いやぁー、私たちも 大きくなったもんだねー!

勇太は、結構けっこう存在感そんざいかんうすい感じ…?

私は、まぁまぁ友達いるしぃ?

ガラガラー

先生が教室に入ってきた。

その後ろに…は…、誰?

「今日は転校生が来た。名前は、川田かわだのえさんだ。仲良くしてやってくれ。
えっと、じゃぁ、自己紹介じこしょうかい。よろしく。」

その子は、氷みたいな、ひんやりした感じの女の子だった。

川田かわだのえです。はじめて学校というものにきました。」

・・・はい?

みんな、『え?』『はいっ?』って顔。今まで、学校にいっていなかったのか?

先生は…知らなかった様子。先生もすんごい顔してる。

「じゃ、じゃぁ、授業をはじめる…、」

あれ?席はどことか言わないの?…こりゃ、忘れてるな…

「あの、授業ってなんですか?」

・・・ですよねー、授業知らないなら、席なんてものすら、わからないのでは…、

なんだか私たちの学校…クラスには不思議にも不思議?でも、日本人だよね?
って女の子が転校してきた。


キーンコーンカーンコー……………グシャッ

「え?なんかチャイムこわれてない?」

チャイムの音が変で、ざわつきはじめた。

ザワ ザワ

あ、ちなみにー、川田さんは、私のとなりの席です。

……マジかよ、いろいろ聞かれるじゃん!

いろいろって?は、いろいろ!えっと、
たとえばね?

「ノートって、どうやって使うの?」とかー、
「消しゴムして くれない?」とかー、

あああああa……

「ねぇ、一緒にご飯買いに行きませんか。」

あれ?もうお昼か?

いろいろさそってくれるのはー、むっちゃうれしいいい!
だって、今までは1人だったもん!

「うん!いいよ。ぁ、勇太もさそってもいいかな?」

でも、本当に不思議だな。私って、話しかけにくい人らしいけど。なんでこんなに…?

それに、ノートの使い方わからないけど、文字はきれいだった。私 以上に。

パンが買えるってことも知ってるよね。うーん……?

か、かんがえすぎっ!

「いいですよ。」

そんなこんな、私たちは周りからも「とーっても仲良し!」って感じになっていた。

Re: 私が作った雪だるま ( No.3 )
日時: 2023/04/16 21:08
名前: 夢野 しずく (ID: lyYROhnH)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

~そして冬休み前~

「この町はたくさんの雪がるのですね。」

のえさんにとっては、はじめての雪なのかな?

「そうなんだっ!きれいだよ?まぁ、こまっちゃう事も多いけどね、」

「あぁ、そうだな?車がすべったりするもんな、雪ってあぶないなぁ、」

グッ、

あれ?気のせい?なんだか分からなかったけど、

さっき のえさん、すごいくちびるをんでいたような……

「よかったら3人で、冬休み雪だるまを作りませんか?」

「お、いいな!やろうゼッ☆」

なんか すごい最後の「ゼ☆」が 頭にひびいてくるんだが…
ここはスルーするー!

「いいね!やろう」

勇太はショボーん って感じ。

まぁ、自分のせいなんだし。


~ついに!冬休み~

「勇太!やっほ~~」

「ぁ。サボるのなしだからな?」

「はいはい!わかってますよ!」

それにしても何年ぶりだー?雪だるま作るの。

まぁ、昔雪だるま作ったこと のえさんにはヒミツにしてるんだけどね、

それにしてもおそいな、のえさん。

「お待たせしました、すみません、」

「あ、全然だいじょっ……うぶです……」

なんでこんなにおどろいてるか?それは……、

こんなに寒いのに。12月だよ?さむいのに……

手袋てぶくろも、マフラーも、上着も着てないんですよ?

「寒くないの?」

「えぇ、寒いのには、なれていますので。」

「…マジか」

え?勇太って、「マジ」とか使うんだ?はじめて聞いてしまった…!

「じゃぁ~、はじめますかっ!」

「せーのっ!」

・・・
無言状態むごんじょうたい

「しーん。ですね。」

そんなこと言わないでよ~~っ!

「あのね?君たち!『せーの』って言ったら、『えいえいオー!』って言うのが
常識じょうしきです!」

「常識ってなんですか。」

「きまり?ルール?とかじゃね??」

「メモします。」

「のえさん、メモしてませんけど?」

「もとからメモする気はないです。」

なっ・・・!?

こんな感じだが、雪だるまを作ることにした。

Re: 私が作った雪だるま ( No.4 )
日時: 2023/01/05 19:24
名前: 夢野 しずく (ID: RBR1FgDi)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「じゃあ、勇太ゆうたは、かざ担当たんとう!」

「ぉ、おう。」

なんか、飾りは嫌ですよって顔だけど……、ま、いっか。

『飾りって、どんなことすればいいんだ?何も持ってきてないけど?』

「じゃあ、私たちは雪だるま作ろう!」

「はい。わかりました。」

ーこうして、私と のえさん2人で、雪だるまを作った。
(勇太は飾りを買いに、どっかのどっかに行った。)

黙々もくもくと雪だるまを作っていると…

「あの。あさっては学校ですよね。」

なんだ?急に。

「あー、うん。学校だねー、まぁ、そのあとは また休みだけどね?」

のえさんは、え?そうなの?って顔をしていた。

「もしかして、、知らなかった?」

「いぃえ、し、知ってました。」

…のえさんって、ツンデレっていうやつなのか……??

「おぉーーーーーーいっ!」

うるさっ!うるさっ!うるさっ!

「飾り買ってきた。」

「あ、ありがと…」

勇太は、手を広げた。

「…え?もちろん、自腹じばらだよ?」

「……え?」

・・・


~何時間後か忘れたけど、雪だるま作れた!~
「イェーイ!」

パンッ!

グータッチは痛いから、パーでイェーイ!を、やった。

「それにしても、よく出来たよなー」

「本当!こんなにいい雪だるま作れないよー!」

「作ってるじゃん!」

「あ!そうだった!アハハハハー」

『・・・、忘れてるんでしょ、あんなことなんてっ。』

あかりは、何となく嫌な予感よかんがしていた。


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