コメディ・ライト小説(新)
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- 実の姉と妹と一緒に暮らす事になった 1
- 日時: 2023/01/31 00:15
- 名前: みるかわ (ID: bTobmB5Q)
僕の名前は星宮璃空。暁高校1年生。成績は普通、運動神経も普通の高校生だ。
親は片親で父の方についている。小さい頃に離婚したらしいので母の顔あまり覚えていない。
でも、一つ気になる事がある。1つ年上で高校2年生の双葉美景先輩だ。初めて顔を見たときからなぜか既視感がある。でもまあ、気のせいだろう。
私の名前は双葉美景。暁高校の2年生。周りからは美人と言われている。
最近、気になる事がある。それは1つ下の学年の星宮璃空と言う生徒だ。初めて見たときから、既視感がある。だぶん気のせいだと思う。
僕はいろいろ考えた結果、一回話しかけてみる事にしようと思った。でも初めから話しかけるのはハードルが高いので、取りあえず手紙を渡してみようと思った。
「あの、双葉先輩!これ、受け取って下さい!」
「あなたは確か、、1年の星宮璃空くんだよね?」
「はい!そうです!内容が勘違いだったら、忘れて下さい!それじゃあ失礼します!」
「あ、ちょっと!」
璃空は何とか手紙を渡す事が出来た。
手紙の内容は簡単に言うと昔に会った事がある気がして、覚えているかを聞きたいということだ。
(翌日の昼休み、屋上にて、、)
「あのね、璃空くん、私も初めて見た日からなんか見たことあるな~って思ってたの。」
「え、、じゃあ間違いではなかった?」
「うん、たぶん。璃空くんはどこで見たか覚えてる?」
「いや、まったく記憶にありませんね」
「そっか。私は前住んでた家で見たことあるなって思ってて。璃空くんは片親だったりする?」
「はい。片親です。」
「そっか。私もなんだ。お父さんとお母さんどっちに引き取られてる?」
「父の方です。双葉先輩は?」
「私はお母さんに引き取られたんだよね。」
「そうなんですか。」
「うん。それでさ、お父さんとお母さんの名前って覚えてない?」
「父は星宮怜で母の名前は覚えてないです、、」
「え!私のお母さんは双葉楓でお父さんは星宮怜さんだった!」
「え!奇遇ですね!」
「いや、奇遇どころじゃないでしょう!ねえ、明日までにお母さんの名前聞いて来てくれる?」
「はい、わかりました!」
僕もまさかこんな事になるとは思わなかった。顔が見たことあると言う理由で手紙を出しただけのつもりだったから。
(家のリビングにて、、)
「ねえ、お父さん。」
「うん?璃空、なんだ?」
「お父さんって離婚したんだよね?」
「うん」
「、、お母さんの名前教えてくれる?」
「、、、なんでそんなこと聞くんだ?」
「、、ちょっといろいろね、、」
「そうか。双葉楓って言う人だった。」
「、、、そう。」
(翌日の昼休み、屋上にて、、)
「どうだった!?」
「双葉楓と言っていましたよ!」
「やっぱり!私たちは間違ってなかったんだ!」
「そうですね!」
「、、でさ?私たち姉弟じゃん?、、だからさ、、呼び捨てでもいいよね?、、」
「別にいいですよ。」
「やった~!私のことも美景って呼んでいいからね!あっ!もちろん呼び捨てで!」
「え、、呼び捨てはちょっと、、」
「じゃあ美景先輩でもいいよ?」
「、、はい!美景先輩!」
その後、僕たちは昔の事について話し合った。話合ってる途中から、妹もいた気がしてきた。美景が言う限り、妹の名前は花音だったと言う。
それからの話題は花音のへと切り替わった。花音は母に引き取られ、どこかに預けられたらしい。
どうにか花音の居場所を特定できないかと数週間昼休みに屋上で話し合った。
そしてついにここだろうという児童養護施設を見つけた。放課後に行ってみる事にした。
(そして放課後、、)
目的の児童養護施設はあまり遠くではなかった。電車でいける距離だ。
「ここか、、」
(ピンポーン)
美景がチャイムを鳴らす。中から声返事の声が聞こえた。
中からは50代くらいの女性が出てきた。
「あの、どういったご用件で、、」
「あの、ここに双葉花音と言う女の子が預けられてませんか?」
「ああ、いますよ。それがどうしましたか?」
「その子に合わせて下さい。」
「どういった関係で、、」
「「兄妹です。」」
「そうですか。少し中に入ってお待ちください。」
女性は奥に入っていった。僕たちも続いて中に入る。
すぐに女性と中学生くらいの女の子がついてきた。
「あれ?どこかで見たことあるような、、」
「こんにちは。花音さんで間違いないですよね?」
「はい。」
「実は僕たち姉弟なんです。」
「だからどっかで見たことあるような気がしたんだ!」
「うん。だから家に帰る?」
「うん!帰る!」
こうして僕たちは家に帰った。のだが、花音を連れて帰る家がない。
でも僕は思い出した。父さんが今日から仕事が忙しくなって、ほとんど家にいない事を。
なので僕の家(前家族5人で住んでた家)に行くことになった。
あと、美景も一緒に行きたいらしく、母に少し変えた事情を説明すると、okがでたので、3人で家に帰る事になった。
(家にて、、)
家に帰るとダイニングテーブルの上に紙とお金がおいてあった。紙に書いていた内容はあまり家に帰らなくなるから食費を置いていくとの事だった。
なので出前を頼む事になった。ちなみに頼んだ物はピザ。
出前が届いて食べている時は、今までの事などを話した。
あと、お互いの呼び名は、美景がお姉ちゃん、美景。璃空は璃空。花音は花音になった。
ちなみに美景は最近の事を母親に話し、これからは璃空の住んでる家に住むことになった。
「「「これからよろしく!2人とも!」」」
実の姉と妹と一緒に暮らす事になった 1