コメディ・ライト小説(新)

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Bubble【enjoy alone】
日時: 2023/02/23 19:19
名前: 亜悠 (ID: GDWSGe53)

誰もが私を頼る。



そんなそいつらが大嫌いだ。

~目次~

人物紹介 >>1-2
prologue >>3
1話「」>>









~バブルのRemakeです。名前改名しましたので作り直しました~

Re: Bubble【enjoy alone】 ( No.1 )
日時: 2023/02/23 19:18
名前: 亜悠 (ID: GDWSGe53)

人物紹介


【奏楽の味方】


主人公

一ノ瀬 奏楽/いちのせ そら
歳:15歳(中学3年生)
性別:女子
所属:星宮中学女子テニス部所属、エースでシングルスワン
性格:クールで落ち着いている。
特技:勉強、運動と何でもできる。テニスが一番の特技
長所:誰にでも優しい。
短所:テニスに関することにはすぐキレる。
誕生日:7月30日
血液型:O型
出身:東京都渋谷区
将来の夢:プロテニス選手(女子テニスシングルス世界ランキング1位)
備考:テニスの大天才。神童。


テニス全般レベル:1000/1000 トップクラス
フォアハンド:1000/1000
バックハンド:990/1000
シングルス:1000/1000
ダブルス:900/900
ボレー:1000/1000
速球:1000/1000
サービス:1000/1000
サーブ&ボレー:900/1000

秋野 優亜/あきの ゆうあ
歳:15歳(中学3年生)
性別:女子
所属:星宮中学女子テニス部所属 副エースでダブルス1
性格:感情豊かで優しい。マイペース
特技:テニスのバックハンド。マラソン
長所:なんでもポジティブにとらえる
短所:ムカついたらすぐ起こりがち
誕生日:1月21日
血液型:A型
出身:東京都渋谷区
将来の夢:プロテニス選手(女子テニスダブルス世界ランキング一桁)
備考:サービス&ボレー、の天才


テニス全般レベル:990/1000
フォアハンド:1000/1000
バックハンド:1000/1000
シングルス:1000/1000
ダブルス:1000/1000
ボレー:1000/1000
速球:1000/1000
サービス:1000/1000
サーブ&ボレー:1000/1000


桜井 紀美江/さくらい きみえ
歳:14歳(中学2二年生)
性別:女子
所属:星宮中学女子テニス部所属 ダブルス1(優亜とタッグ)
性格:おっとりしている。
特技:テニスの速球が得意
長所:人の話をしっかり聞く。
短所:自分のしたいことが言えない
誕生日:12月5日
血液型:B型
出身:東京都港区
将来の夢:プロテニス選手(女子テニスダブルス世界ランキング10桁)
備考:速球の天才

テニス全般レベル:900/1000
フォアハンド:950/1000
バックハンド:950/1000
シングルス:800/1000
ダブルス:999/1000
ボレー:800/1000
速球:1000/1000
サービス:1000/1000
サーブ&ボレー:700/1000



【奏楽に頼りがちで意地悪なチームメイト】


・葛西 波奈/かさい はな
奏楽を虐めているリーダー。
テニスは上手いが性格は終わっている。
海斗のことが好き。

・祈祷 零/きとう れい
奏楽を虐めている一人。
テニスはすこし上手い。

・田野崎 夏音/たのざき かのん
奏楽を虐めている一人。
テニスは少しうまい。

【テニス男子部】

安藤 海斗/あんどう かいと
歳:15歳(中学3年生)
性別:男子
所属:星宮中学男子テニス部所属(エースでシングルス1)
性格;言いたいことは言うタイプで優しい。虐めてる奴は気に食わない。
特技:テニスのエッグボールができる。
長所:人生相談など相談に乗ること、教えること。
短所:ない
誕生日:6月1日
血液型:O型
出身:東京都渋谷区
将来の夢:男子テニス世界ランキング1位
備考:エッグボールができる。

テニス全般レベル:1000/1000
フォアハンド:1000/1000
バックハンド:1000/1000
シングルス:1000/10
ダブルス:1000/1000
ボレー:1000/1000
速球:1000/1000
サービス:1000/1000
サーブ&ボレー:1000/1000

藤原 透夢/ふじわら とうむ
歳:15歳(中学3年生)
性別:男子
所属:星宮中学男子テニス部所属(副エースでダブルス1)
性格:ずばっと言い切るタイプ。
特技:バックハンド
長所:やる気
短所:ない
誕生日:5月12日
血液型:A型
出身:東京都渋谷区
将来の夢:男子テニス世界ランキング1桁

テニス全般レベル:1000/1000
フォアハンド:990/1000
バックハンド:1000/1000
シングルス:999/1000
ダブルス:1000/1000
ボレー:900/1000
サービス:1000/1000
サーブ&ボレー:980/1000

Re: Bubble【enjoy alone】 ( No.2 )
日時: 2023/02/24 16:00
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

~prologue~



パァンッ……

こんな音、嫌というほど聴いてきた。
でもやっぱり聴き足りない。
もっと聴いていたい。
そして、こんな音を出せる私を上達させたい。


日本で女子シングルス1位に立った選手を見て、そう思った。

でも___


上達したら頼られることばっかりで、
チームメイトに虐められる。
唯一仲良くしてくれる親友と後輩1人は嬉しい。

でも、頼ることしかできないチームメイトのせいで、

私はいつからこんな冷たくなったんだろうか?

Re: Bubble【enjoy alone】 ( No.3 )
日時: 2023/02/24 16:02
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第1話「親友」


私は奏楽。
今から中学3年生になる女子。
別にこの中学に慣れてるし、生活もどうってことないんだけど……
友達が1人もいないってことがすごい悲しい。
来年卒業するのに、中1から友達が1人もいないなんて言うのがすごい悲しい。
私は陰キャだからだれも話しかけないし、ずっと独り身。


「はぁ……」

大きなため息をついて3年生の階に行き教室へ。
そして教室に入る。
‥去年と同じくらいだけどやっぱり人は変わってる。
初めて同じクラスになる人もいるし。
そう思いながらも席へ。
この中学は、好きな席に行っていいらしい。
目立ちたくないから、前列の端の窓側だけど。


「新しくこのクラスの担任になります。柊五穂ひいらぎいつほです。よろしくお願いしますね。」

今年は女性の先生か。
結構優しそうだし、しっかりしてて面倒見もよさそう。
今年は運が良かったな。

「早速ですが、転校生が居るので紹介しますね。入ってきてください!」

ガラッとドアを開けて入って来たのはポニーテールの茶髪の女子。

「初めまして!秋野優亜といいます!色々分からない事が沢山ありますが、教えて下さると嬉しいです。よろしくお願いします!」
「宜しく~」
「宜しくね!」

ニコっと笑うその顔がとても可愛い。
そして今もその笑顔を保っている。凄い感情豊かそうな子。
その笑顔に惹かれたのか、周りのクラスメイトも秋野優亜さんに質問攻め。
中には男子で可愛いって言っている人もいる。

「じゃあ‥秋野さんはあそこに。」
「分かりました。」

そう、先生が指さしたのは私の隣の席。
そういえば、この席の隣空いてたんだっけ。

「えーっと、宜しくね。」
「宜しく。私は一ノ瀬奏楽。」
「ん~じゃあ奏楽!親友になろ~?」
「親友……?」
「うん、親友!」

そう笑う顔はやっぱり可愛くて。

「いいよ」

初めてのことでで嬉しさを隠しながら私はそう答えた。

Re: Bubble【enjoy alone】 ( No.4 )
日時: 2023/02/24 16:14
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第2話「テニス部入部」


「やった!これから卒業するまでずっと一緒だからね!」
「う、うん」

そう元気よく言う彼女に陰キャな私は少し引いちゃったけど、なんだか気持ちが良くて少し顔が綻んだ。

「では、一時限目は……」

先生の話も聞けないくらい、私は優亜のことが気になっていた。

「……さん!いち……さん!一ノ瀬さん!」
「はっ、はい!?」
「聞いていますか?所属したい部活動を選んでください。新しくできたのはテニス部です。」
「あ、ごめんなさい……」

どうやら私以外は全員決まったみたい。
‥優亜はテニス部か。
優亜がいたってのもあったけれども、テニスに興味があったから私はテニス部にした。

「じゃあ、テニス部でお願いします。」
「分かりました、一ノ瀬さんはテニス部ですね。今日の放課後からあるので忘れずに。」
「奏楽もテニス部なんて嬉しすぎ!お互い頑張ろうね~」
「勿論。」

そしてそこから授業が始まって終わっていく。
そして放課後になった。
テニス部は運動場で活動するらしい。
上着はジャージなら着てもいいから私は着る。

「テニス部顧問の大西小晴おおにしこはるです。コーチはプロの一条姫都美いちじょうひとみ選手。因みに顧問の私もテニス経験はあります。」
「女子プロの一条姫都美です。この中学は女子テニス、男子テニスとわかれてるみたいだから、女子テニスの方のコーチは私がつとめさせていただきます!自分のペースで頑張っていこうね。」
「はい!」

テニス部の女子たちは凄く元気が良い。
まるで私とは大違いで。
言うなら、1年と2年が一番元気がいいかもしれない。

「まず、テニスで試合前や練習所でするアップがあります。軽く周りを走ったりするだけかな。今日は疲れるかもだし、この線を引いているところ20mを3周走ってください。終わったらラケットとボール2つ取っていてね。」
「はい!」

タッタッ

「ふぅ、終わった‥」
「えーっと、一ノ瀬さん、もう終わったの!?」
「あ、大西先生。はい、もう終わりましたよ。」
「凄すぎ‥2分も立ってないわね。」
「結構軽めだったので。」
「そうね、今の一ノ瀬さんのペースが女子プロ標準です。」(作中では)
「一ノ瀬先輩陰キャに見えて凄いかも‥」
「てかあのスピードヤバかったって。」

ひそひそとそんな声が1年、2年の間で聞こえてくる。
全部聞こえてるんだよ。
陰キャに見えてって普通に失礼。

「それじゃあ、今から壁打ちをしてもらいます。ワンバンでかえしてください。ツーバンだったらもう1度やり直し。連続で何回できるか10分かしてください。ちなみに10分間で一番多く連続でできた回数を教えてね。」

そして10分始める。
壁打ちか、意外と簡単そう。

パァン パァン
パァン…………

【10分後】

「……秋野さん390回。一ノ瀬さん400回ね。ダントツで一ノ瀬さんだわ。」
「ヤバいって…!?」


…やばいもなにも、ラケットを握ったことがないこの陰キャが此処までできるなんて、自分でもびっくり。
なんだろう、この感じ。
今までないような…

Re: Bubble【enjoy alone】 ( No.5 )
日時: 2023/02/24 18:08
名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)

第3話「侮辱」



「え、ガチでヤバいじゃん!」
「尊敬できる!」
「なんであんなにうまいのかわけわかんないんだけど…」
「てか、初心者だよね!?先輩レべチじゃん。」
「……」

凄い言われてる…
まぁ、そこまで気にするレベルじゃないし、褒められてるから少しありがたい。
でも、あそこの同じ3年?の子の冷たい視線が気になる。

「?どうしたの、奏楽」
「えっ?あ、なんでもない…」
「そう?まぁ無理しないでね。」
「うん、ありがとう。」
「あ、もうそろそろ終わりですね。今日はこれで終わりです!」

大西先生の声が聞こえる。
どうやら終わりみたい。

「ねぇ、一緒に帰らない?一ノ瀬さん。」
「ッッ……!?」

なんだか、ぞわっと寒気がした。
今までにないような怖さで。

「あ、えーっと‥」
「ゴメンなさい、自己紹介してなかったわね。私は葛西波奈よ。よろしくね、人の名前も知らないような一ノ瀬さん。」
「‥ごめんなさい。人を侮辱するようなことしかできない葛西さん。」
「奏楽、そこは言いすぎだって!」
「なんで?この人は葛西グループの令嬢で人を操ることしかできない人。」
「葛西グループの令嬢!?なにそれ、バカバカしいなぁ。」
「波奈ちゃんに何言ってんの?」
「なにがバカバカしいの?逆らったらどんな目にあるか……そっか、そんなことも知らないのね。」

この2人は知ってる、祈祷零さんと、田野崎夏音さん。
葛西さんの取り巻きって噂を聞いた。

「零、夏音うるさいわ。この秋野優亜さんは転校生なんだから知らない事ばかりよ。」
「そうなの……」
「ゴメンなさい、波奈ちゃん。」
「まぁいいわ。‥一ノ瀬さん、これから覚悟してね!ニコッ」

そう笑顔で語る顔は優亜と違って般若のようで。
絶対に好きになれない顔。

でもその裏腹で、誰かを恐ろしくさせる顔でもあった。


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