コメディ・ライト小説(新)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

幼なじみは社長、そして俺は秘書
日時: 2023/02/23 20:18
名前: 叶汰 (ID: 5R9KQYNH)

こんにちはこんばんは叶汰です!
初めての小説執筆ですが、温かく見守っていただけると幸いです!

Re: 幼なじみは社長、そして俺は秘書 ( No.1 )
日時: 2023/02/23 22:15
名前: 叶汰 (ID: 5R9KQYNH)

プロローグ

「うわっ!?」
冷たい雨が俺の体温を奪っていく。地面の土も雨にさらされ、まともに歩くことすら困難だ。
けれども俺は、あいつを見つけると決めたから。
「居た!悠果はるか、帰ろう!」
「っ!...無理だよ、私怪我してるんだよ?」
泥だらけで足には擦り傷がある。
俺は涙目のその体をおんぶし、必死で走った。
「悠果、お前はもう一生離れるな」

「...」
静かに俺は朝日を浴びた。
...え?
「俺昨日カーテンしめたよね?」
もう既に異常が起こっている。それと同時に俺の思考が掻き回される。
ベッドから出ると、そこには鮮やかな緑色と深い漆黒の髪の女性が立っていた。
「なんだ悠果か...」
「なんだってなに?こっちは寝坊助起こしに来てやったってのに」
「へいへいそりゃどーも...」
俺が面倒くさそうに返事をすると、悠果は頬を膨らませてこちらを睨んでくる。
正直身長が低いし顔も幼いので、怖くもなんともない。
「せっかく路頭に迷ったあんたを秘書にしてやったてのに...」
「路頭に迷ってたんじゃない俺は一人で生きていくつもりだったんだ!」
「でもあのままだったらあんた死んでたでしょ!?恩人なんだから感謝してよね」
まあ、本当はとても感謝している。
だけどこの性格のせいで俺は反抗してしまう。

Re: 幼なじみは社長、そして俺は秘書 ( No.2 )
日時: 2023/02/23 22:24
名前: 叶汰 (ID: 5R9KQYNH)

人物


城島双葉きじまふたば 男 19歳
株式会社ウヅキプロジェクト社長の秘書。
特筆して何かあるというわけでもない。人付き合いが苦手。

宇津生悠果うづきはるか 女 20歳
株式会社ウヅキプロジェクト2代目代表取締役社長。
父の経営していた会社を継いだ。双葉の幼なじみ。

川上透かわかみとおる 女 20歳
株式会社ウヅキプロジェクト代表取締役社長代理。
路頭に迷っているところを悠果に拾われた。

Re: 幼なじみは社長、そして俺は秘書 ( No.3 )
日時: 2023/02/24 19:59
名前: 叶汰 (ID: 5R9KQYNH)

第1話「社長の表と裏と」

「社長、おはようございます!」
「おはよう、篠崎くん」
すげえなこいつ、社員の名前全員覚えてんのかよ。しかも支社の社員の名前も覚えてるとか、どうかしてるよな。
そんなことをこいつ___社長の横で思いながら歩いていた。
「...あんた、あいさつが小さい」
「うるせえな、そっちこそ秘書のことあんたとかいうな」
いつもこんな感じである。
「あ、おはよーござーまーす」
この緩くウェーブのかかった茶髪の女性は、社長代理の川上透だ。なんというか、仕事は出来るんだけどどこか抜けてるというか。
「おはよう、川上さん」
社長室に入っても表情は変えることはない。俺としてはずっと微笑んでいて少し不気味な感じだ。
「そういえば、今日は面接って言ってましたねー」
「...は?」
「面接です」
うっそだろおい。今の今まで知らなかったんだが。
流石に色々言ってた悠果は___。
「えっそうなの?」
「うおいお前ぇぇぇ!!??」
「ど、どうしたの急に...」
「...終わった」
「な、なにが...」
「うちの上層部にはまともな人間はほとんど居ないのか...」
俺はその場に膝から崩れ落ち、絶望の表情を浮かべた。
「悠果、お前流石に知ってただろ」
「いや、知らないしそもそもスケジュール管理はあんたに任せるって言ったけど」
...あっそっか。

「あんた、自分で了承しといてそれ?」
「城島さんどんまいです」
「す、すいませんでした...」
普通にスマホのメモ確認したら『面接』って書いてあった。俺、バカだな。
悠果の目線で訴えてくるこれ、お昼奢れってこと。
「...はぁ、分かった。奢ってやる」
「よし!」
「あ、社長ばっかりズルいです~私も奢ってくださいー」
「なんで川上もなんだよ...」


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。