コメディ・ライト小説（新）
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- 黒雪姫ものがたり
- 日時： 2023/03/18 16:46
- 名前： 鏡花 （ID: xJUVU4Zw）
『白雪姫』という童話を知っている?
このものがたりは、白雪姫の、ウラ話。活躍してるのは、白雪姫じゃない!!
主な登場人物
・穂村 未来乃
自称マトモな小6女子。※実際は毒舌キャラです。黒雪姫の部下にさせられた。ある最強の（?）特技がある。
・黒雪姫
ワガママでツンデレな女王。相棒はしゃべる変な鏡、ライバルは白雪姫。
・白雪姫
悪者にされがちだがおっとりしたいい人。
・瀬央理人
イケメンで剣の実力もプロ並みなのに他人任せのオレ様キャラ。黒雪姫の部下。
・なのは
二十四時間食べ物のことしか頭にない。しかし怪力で役に立つ。
・梨久
ナルシスト男子。なぜかムダにポジティブで、運がいい。
さあ始まりました!黒雪姫ものがたりです。作者は語彙力ナシで、初心者ですがよろしくおねがいします。
暇人なのでたくさん投稿していきます!
[目次]
#プロローグ1 >>1
#プロローグ2 >>2
#1「何この猫…」 >>3
#2「黒雪城?」 >>4
#3「変な人たちですね」>>5
#4「夢じゃ、ない?」>>6
#5「理人目線」>>7
#6「叶芽ちゃん…」>>8
#7「呪いはやめて!?」>>9
#8「みらいののおへや」>>10
#9「ハイテンション」>>11
#10「ガラガラヘビ酒」>>12
#11「ww」>>13
#12「クマの耳とオッドアイ」>>14
#13「そろそろ本気を出そうかな」>>15
[イッキ読み]
1話から>>1-
1話から10話>>1-10
- 黒雪姫ものがたり#12「クマの耳とオッドアイ」 ( No.14 )
- 日時： 2023/03/17 14:22
- 名前： 鏡花 （ID: xJUVU4Zw）
#12「クマの耳とオッドアイ」
ちょっと目を閉じてて、となのはちゃんに言われ、しばらく経った。
「ふーんふふーん♪」
背後から、明るい鼻歌が聴こえてくる。
髪の毛をいじられているのだ。
…どんな髪型にされてしまうのだろう?
ど派手なツインテールとかだったら速攻でもとに戻してやる。
「…………よしっ!みらのん～できたよ♪」
おそるおそる顔を上げる。
「……へぁ………？」
「どうどう〜?」
鏡の中には、知らない人が映り込んでいた。
カールして伸びた黒髪の一部が、頭の上にクマの耳みたいに結ってある。
朱色と藍色の吊り上がったオッドアイによく合っていた。
えっ。この人わたしじゃないよね?
「ぎょぇぇぇぇぇぇ!?」
「何ぃっ、どうしたのみらのん!気に入らなかった?」
「もうこれ、わたしじゃない!別人!え怖いんですけどっ、怖いっ。」
「イヤみらのんだよ!?いきなり叫んだからビックリしたよ〜っ。」
あのボサボサヘアーじゃないと落ち着かない!
ぐちゃぐちゃにしよう!とクマの耳みたいなやつをつかんで、
「ヤーーーっ、やめてぇぇぇ!」
ぐちゃぐちゃにする寸前で止められた。
「みらのんすっごい似合ってるからっ!美少女だよっ。」
「それはないですね。絶対にない。亅
「なんでそんなこと言うのぉぉっ…。あ、そうだ!その髪型とオッドアイに合う服があるよ♪」
「…オッドアイ………。」
そうだ。鏡に映ったわたしは、朱色と藍色のオッドアイ。
でも、わたしはふつうに黒い目だ。
「それは呪いのせいだね。」
部屋の外から、声が聞こえてきた。
[あいさつ]
もうこんな文章を読んでくださっている方がいるなんて…ありがたき幸せでございます。
どうして、小学生がこんな時間に投稿しているのか。
…フッフッフ、学校をサボッ(((殴
- 黒雪姫ものがたり#13「そろそろ本気を出そうかな」 ( No.15 )
- 日時： 2023/03/18 16:45
- 名前： 鏡花 （ID: xJUVU4Zw）
#13「そろそろ本気を出そうかな」
「呪いによって朱色と藍色のオッドアイになる、っていう人がいるんだ。」
バッと後ろを振り向くと、梨久くんが部屋に片足を入れていた。背中から瀬央くんも顔を出す。
おっはよ～となのはちゃんが元気よく言った。
「呪いのこと、黒雪姫さまから聞いたぜ。」
「へーーー………………。」
わたしは目を細めてうなづく。
ふーん呪いねぇ呪いのせいでオッドアイになっちゃったのねぇー……。
「そろそろ本気を出そうかな……。」
「「「ヒェッ!?亅亅亅
なぜか後ずさる３人。
「あ、未来乃ちゃん着替えるんだよね?ボクたちは行くねっ」
ピューっと男子ふたりがすごいスピードで走っていくのが横目で見えた。
もう、本当に。
ここではロクなことがない。
なんか連れ去られ。部下になって。
猫に殺されそうになって。
呪いをかけられて。
グロい料理を見せられて。
汚い部屋に投げられて。
あげくの果てにはオッドアイになってしまった!
もうこれ以上の不幸はないでしょう!
「みっ、みらのん、この服だよー♪あのっ、さっきの部屋で待ってるからっ」
なのはちゃんから差し出された服を受け取る。
ズッシリと重い。
あとは楽しむだけだけ!もう不幸はない、はず!
「耐久力にもすぐれてるんだよっ☆キャベツは強いからね、これいいでしょー!」
そろそろ本気を出そうかな__。
[あいさつ]
オッドアイっていいですよね（は?）
次回はおそらく黒雪姫目線かと。たぶん。きっと。
- 黒雪姫ものがたり#14「違和感女」 ( No.16 )
- 日時： 2023/03/19 18:38
- 名前： 鏡花 （ID: xJUVU4Zw）
#14「違和感女」
考えていました。
あの女、違和感のかたまりです。
ほむら…みらいの?でしたっけ。ああ、書類を確認しないと。
「鏡ー?」
となりでお皿を置いていたひねくれ男に、ガラスの部分（顔）をのぞきこまれた。
……おっと、ワタクシとしたことが、目ん玉揚げを盛る直前の、変なポーズで固まっておりました。
「ふむぅ。ひねくれ男、あなたは"みらいの"のことをどう考えますか?」
「はぁ?昨日会ったんだし分かる訳ねーだろ。っつーか鏡、名前いいかげん名前覚えろ。」
「ひねくれ男に分かる訳がないですよね。」
言いながらバカにするように身をひるがえしました。
（※ジャンプして方向転換しただけです。）
ズタズタにしてやる!と後ろから声が聞こえてきます。
「ではでは、そこのナルシストはどう思います?"みらいの"の事。」
次にただぶらぶら歩いていたさぼりナルシスト。
この人に聞いても意味はなさそうですが。
「いやぁ、未来乃ちゃんは可愛いねぇ。近づかないで!とか、ツンデレなｎ」
「では、そこの大食い女は?」
長くなりそうなナルシスト男の話を無視して、ワタクシは大食い女に向き直ります。
「ふぇぇぇっ!?」
なぜか跳び上がる大食い女。
__はっ、なんか静かだと思ったらつまみ食いをしているではないですか……。
「そのドクロスープ、ワタクシのお気に入りなんですけど?」
「ヒィッ!?あたし何もしてないよっ♪み、みらのんだっけ?もーすっごい可愛いよ見た目も中身も。」
「それだけですか、つまみ食い女。」
「つまみ食い女!?」
後ろでワーワーわめく３人。
この幼児たちに質問とは、ワタクシが間違っておりました。みなさん気づいていないようで。
みらいの…あの違和感女、いろいろおかしい。たとえば……。ふつうは「学校に行かないと亅とか「家族と友達が心配しちゃう」とか言うでしょう。
いや……あの女がぼっちなのかもしれません。
本当はヤバい性格ですもんね、ありえる。
しかし、研究のやりがいがありそうです。あの人のためにもひと肌脱いでやりましょう……。
「はぁ…おはよー…この服派手なんだけど。」
「みらのん!きゃ～～っ、似合ってるぅ。」
はぁ………、今日も騒がしくヘンテコな１日になりそうです。
[あいさつ]
きゃぁ～っ、ごめんなさい。
鏡目線に変更しちゃいましたっ。(*ﾉω・*)ﾃﾍ
いつか黒雪姫目線を書きます…。
えー、コホン、ここで宣伝を。推しを救いたい!という小説を新連載!ぜひぜひ読んでみてください!
- Re: 黒雪姫ものがたり ( No.17 )
- 日時： 2023/03/23 14:06
- 名前： 鏡花 （ID: G5Z6Lx0v）
足取りが重い。
「はぁ…おはよー…この服派手なんだけど。」
「みらのん!きゃ～～っ、似合ってるぅ。」
「ふふっ、未来乃ちゃん、似合ってるよ☆」
「いいんじゃねー?」
3人とも予想通りすぎる反応だった。
胸の前で腕を組んで言う、なのはちゃん。
ウインクしてくる、梨久くん。
眉をピクリとも動かさず言う、瀬央くん。
……全員イラッとくる反応。
「みらのん～、気に入ってくれた!?」
「ん、まあ…。」
悪くない。
襟のところに大きくフリルがついてたり、派手といっちゃぁ派手。でも、基色は私が好きな黒色だし……。
まあ、着てもいいかもしれない。
それよりも今は、机の上のモノが気になるぞ。
「んじゃ、この通り俺らは食べてるからさ。あ、お前も食べる?」
「そういう誘いはやめなさい」
お皿にのった小さな球体、詳しく描写する必要はないとみた。
「そうか。じゃあ玄関で待っていてくれ。右のドアを出てすぐな。」
「すぐ食べ終わるから!」
「オーケーオーケー。」
机の上の謎の食べ物たち。
それをなるべく目に入れないよう、そろりそろり玄関へと急いだ。
[あいさつ]
今日卒業した鏡花です。
全然更新していなくてすみませんでした。
スランプなんすよ……!
- Re: 黒雪姫ものがたり#16「ロールキャベツッッッ!」 ( No.18 )
- 日時： 2023/03/29 17:30
- 名前： 鏡花 （ID: 7h7cNTeu）
- 参照： https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13665
#16「ロールキャベツッッッ!」
みんな玄関に集合し。
「それでは!」
「キャベツ狩り、」
「スターートッ!」
梨久くん、瀬央くん、なのはちゃんの順番に叫んで、わたしに視線が注がれる。……え、わたし?
「穂村なんか言えよ」
「いや、なんて言えばいいの」
明らかにスタート!って言って終わっていますよね。うふふ〜、と笑いながら、なのはちゃんがわたしの背中を叩いた。
「なんでもいいと思うよ♪んー、例えばロールキャベツッッッ!って叫ぶとか。」
「いいねぇ。」
「じゃあ穂村がロールキャベツッッッ!って言ったらスタートな。」
……は？え、何それふざけんじゃないよ。
断ろうとしてみんなに目を合わせ、……。3人ともわたしをじっと待っていた。
………。
…………はぁ。
言えやいいんでしょ、言えや。
「ロールキャベツっ!」
ほとんど投げやりにそう叫ぶと、あたりがまばゆい光に包まれた。
どすん!
「……いっつぅ……。」
これが、瞬間移動ってやつか。
腰をさすりながら立ち上がる。
__と、目の前には雄大な景色が広がっていた。
「すご……」
「わお!」
「すげーな梨久。」
「ボクの畑だから、自由に使ってくれたまえ。」
360度、どう見渡しても、畑、畑、畑!梨久くんの畑って……すごいわ。これでわたしは、マトモなものを食べることができる。
「ところで、軍手とかは?」
「ぐんて?」
なのはちゃんが聞き返してくる。わたしとなのはちゃんはスカートだし、全員農業に向いてないような。この世界では農業の仕方が違うの……？
嫌な予感がした。
目を閉じて、今までのセリフを思い出す。
__みらのん、強いんだね
__キャベツ狩り、成功するといいね。
もしかして。
カッと目を見開くと、
ニヤリ、と悪人顔をしたカカシと目があった。