コメディ・ライト小説(新)

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勇者が抜けた勇者のパーティ
日時: 2023/03/06 21:03
名前: くーさん (ID: O59cZMDb)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13550

この物語ははるか昔、勇者が抜けた勇者のパーティの話である。

盗賊「勇者が抜けた」
突然、副リーダーの盗賊からその言葉が告げられた。
僧侶「ッ!」
魔法使い「…………」
騎士「……それは本当なのか?」
盗賊「あぁ、本当だ。それの証拠として勇者が置き手紙を残している、それでは、読むぞ…。」
勇者(まず、手紙で伝えることを詫びよう、申し訳ない。単刀直入に言うが、俺は「勇者のパーティ」を抜ける。抜けた理由だが、「勇者」と言うだけで人の憎悪、嫌悪、悲哀、恐怖を見ていく、もちろん幸せなどの嬉しい感情を見ることもあるが、それを見ていくごとに精神は擦り減られていく。
なので、休みというものを体験してみたかった。まぁ、1年ぐらいで戻ってくるのでその間「勇者のパーティ」をよろしく頼む)
魔法使い「よし!さっさと勇者を見つけに行くわよ!どうせ、世界樹の中にでも住み着いているんでしょ」
騎士「あぁ、世界の平穏のためにもそれがいいだろう」
盗賊「いや、ちょっと待て、何で勇者を見つけ出す話になってるんだ?」
魔法使い&騎士「は?」
騎士「いや、どうしてそうなるんだ?盗賊よ。我輩の言った通り、世界の平穏のために我らは勇者のパーティで手を組んでいるのではないか?!」
魔法使い「そうよ!そうよ!勇者のパーティにいると何かと優遇が…じゃなくて!世界の平穏を取り戻すには勇者の力が必要不可欠じゃない!」
僧侶「私!勇者さんを探し出すのは反対です!」
盗賊(お!珍しく僧侶が意見した、これは勇気を決した僧侶の意見、ムゲには出来ないぞ。)
僧侶「勇者さんは、手紙にも書いていた通り精神が擦り減っているのでしょう、このまま旅を続ければいずれ精神は不安定になり、元の勇者さんにはもう戻らないでしょう!」
魔法使い「別に元の性格から変わったほうがいい気がするけど…。可哀想だからそれの方がいいわね」
騎士「我輩もそのような事は一欠片も考えていなかった…。騎士として恥じるべき行為、許してもらいたい」
盗賊「じゃあみんなの意見が固まったところで、この勇者がいない間は遊びまくろうか!」
魔法使い「ん?」
僧侶「ん?」
騎士「ん?」
僧侶「なんで…そう言うことになったんですか…?」
盗賊「い、いや、あの勇者がいないから遊びまくれるかと思って…」
騎士「いやいや…。冗談であろう?勇者がいなくなったからこそ、個々に力がちゃんとあるというものを民衆に見せつけないといけないであろう?」
盗賊「ああ、それも一理あるな。でも勇者の性格を思い返してみろぉ。」

勇者の盗賊への態度 
勇者(盗賊!物をより多く盗めよなぁ。それ以外にお前をパーティに入れた理由はマジのマジのマジのマジでねぇからなぁ、ちょー期待してるわ。)

勇者の魔法使いへの態度
勇者(魔法使い〜、火ィつけてくれよ。
後俺にバフもくれくれちゃんだぜ!)

勇者の騎士への態度
勇者(騎士ィ、さっさと仁王立ちしろよ!テメェ舐めてんのか!毎回僧侶ちゃんの回復受けてるからって調子のんじゃねぇぞ!)

勇者の僧侶への態度
勇者(僧侶ちゃんは、回復だけしてればいいからね!休みたかったらいつでも休んでいいよ!)

盗賊「てな感じで、みんな勇者のせいで疲弊してきてるだろ?この際遊ぼうぜ?それに、勇者がいなくなったから表立って勇者のパーティともばれなくなったからよ!」
僧侶「そうですね…。勇者さんの性格に思うところはありますが、遊ぶというとはいかがな物でしょうか…?」
騎士「そうだな、勇者殿の性格は難があるが。遊ぶのはどうかと思う所存で御座候。」
盗賊(最後の部分の騎士の口調なんかおかしくないか?)
魔法使い「そうよ…あんた面接まで行ったことないの?(ここの空白期間は何をされていたのですか?)って聞かれるわよ…」
盗賊「ええい!副リーダー権限を発動する!みんな遊ぶぞー!」
騎士&魔法使い&僧侶「ッ?!………おっ、おーー!!!」

こうして勇者が抜けた勇者のパーティの職業は全員遊び人となったのであった………。


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