コメディ・ライト小説(新)
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- 未来へ向けて
- 日時: 2023/03/08 19:29
- 名前: kaeru (ID: qWWiRdBA)
その日は突然やってきた。
何も悪いことはしてない、悪いことをしていたとしてもそんなにしてないと思うが。
でもそれは決められた未来だった。
??「僕と付き合ってくだs――――――――――――」
女「すいません、無理です。」
茜色に染まる空に絶望の音が聞こえる
あぁついに来てしまった…
10回、100回、を超えた1000回目の失恋だ。
毎回、今度こそはー次こそはーなんて言ってたが流石にここまでくるともう何にも感じない。
ぶっちゃけて言うと50回目位から何も感じなくなっていたけど。
なんで僕はこんなにもモテないのだろうか?
顔は――別に悪くないと思うし、性格も先生方とかからはよく優しいとか言われているのに…
そんなことを考えながら、道端にあった石を蹴りながら寮へと向かう。
流石に自室までは石を蹴れなかったが、そういう時こそモテる方法をより真面目に考える。
ぜんっぜん、方法が思いつかんけど。
僕は寮のカギを取り出しカギを開け――――
??&??「庄司!失恋!おっめでっとーう!!」
バカっぽい声と陽気な声が僕を出迎える。
庄司「人がフラれているのによくそんなことできるな。相沢、山田」
すこし怒ったような感じで言ってみる。が相沢は、困ったような顔をしながら僕に言う。
相沢「えっと、庄司が『僕がフラれたら誕生日みたいに祝ってほしい』って言ったからこんな感じにしたんだけど…」
庄司「…そんなこと言ったっけ?」
相沢「言ったよ!な!山田」
急に話を振られた山田は少し驚きを顔に出しつつも、答える。
山田「う、うん」
庄司「…そうか」
いつ言ったのか覚えていないが、この二人が嘘をついてるとも思えない。
僕はとても疲れていた。体がじゃなく心が、やっぱり1000回も告白して失敗してんだからそりゃ心にも来るよな。
相沢「大丈夫か?フラれて疲れたのか?」
相沢は本当に優しい奴だ。
なんで俺なんかと友達でいてくれてるのか不思議なくらい。
相沢のやさしさに触れ、涙を流す。
庄司「ごめん、ごめん、絶対救うからな、ごめん弱くてごめん、ごめん…」
僕は気づいたら謝っていた
相沢「大丈夫だ、大丈夫だ」
相沢は何のことだかわかってないがそんな風に言ってくれた。
本当に僕は友達に恵まれているな。
あぁ神様、こんな僕に友達をくれてありがとう。
でも―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
??「…実験体の調子はどうですか?山田さん?」
女性の声が聞こえる。
山田「大丈夫です」
俺は声のほうを見ずに答える。
これは人類を生き残すための選別なんだ。
あいつは本当にバカだよな。
告白を成功させたら解除できるなんて嘘に騙され続けるなんて
神田の一日を『ループ』させているのは僕なのに。
友達だからと気づかないなんてね。
~未来へ向けて~
続く…?
つまらない作品ですが
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