コメディ・ライト小説(新)
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- 異世界戦争 外伝 (裏話や裏設定)
- 日時: 2024/03/06 20:33
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
すいません 割と重い話でもあるので気を付けてください。
閲覧数100越え感謝です
閲覧数200越え感謝です
閲覧数300越え感謝です
必要ないかもしれませんが目次を作りました。
目次
○○○編1>>5
○○○編2>>7
○○○〇編1>>9
○○○○編2>>10
- 此雨真狐様へ ( No.4 )
- 日時: 2023/03/20 17:39
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
正直なところ、私はビックリしております。
こんな初心者で未熟者の作者が書いた作品が評価されるとは…
しかも 此雨真狐様のようなすごいお方に…
今も本当に信じられません。
まだまだ未熟で底辺の作者ですが何卒よろしくお願いいたします。
此雨真狐様ありがとうございました。
多分もうないと思いますが何かあれば雑談掲示板のほうにお願いします。
- 特別話 〇〇〇編1 ( No.5 )
- 日時: 2023/03/20 15:44
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
??「ふぅ…」
そういって私は野原に腰を落とす。
私は町はずれにある山に来ていた。
理由としては、
??「うわぁ!!いつ見てもいい景色!!」
この一面に広がるニジコスモスとカナマルチューリップを見るためだ。
…私は昔から、よく仲間外れにされた。
理由としては、センス…だと思う…
独特すぎて、いつもみんなの中で浮いてた。
というか、今も八百屋で浮いてるんだけども…
私がかわいいと思うものは変なんだって。
すごいと思うものも変なんだって。
お母さんにも言われた、お前は変だって。
お父さんにも。
ホント、こんな私は嫌になる。
だからここに毎日来ているのだ。
ここはいつも綺麗で、いつも独りぼっちの私の心を洗い流してくれる。
そんな意気地なしな自分にあきれていると、
ドサッ…
私の少し前に何かが落ちた。
大きさからして結構大きい。
少なくとも、蝶大鳥のアレではない。
私は一応上を見る、やっぱり何もない。
とりあえず私は立ち上がり、落ちてきたものを見る。
??「え?」
私の目の前にはケガ一つなく、ノブレス人に似た小さい男の子が眠っていた。
サリー「えぇ!!?」
思わず声を上げる。
空から男の子が?しかもノブレス人のようにも見えなくもないみたいな?微妙な顔立ちの。
どうしたらいいのだろうか?
とりあえず血は流してない(見た感じ)。
というか、ドサッって音がしたのに、男の子がいるところには一つも草がない。
私は狐に包まれたような奇妙な感覚になった。
意味が分からない。
私は、とりあえず男の子の隣に座って顔をもう一度よく見る。
顔はノブレス人に見える?いやでもエルフのような肌だし…
聞いたことないけど、私と同じハーフなのかな?
いや、それはないか。
わざわざ戦争している国に来るメリットがないもの。
うぅん…メリットがあるのかな……うううううう…わからない。
そんなことを考えていると男の子は う、っとうめき声をあげた。
私は男の子のほうを見る。
すると男の子は目を開いた。
少しの間空を見ると、急に体を起こし周りを見渡し始めた。
男の子「え?」
周りの植物を見て驚いたのか男の子はそう言った。
そして私が目に入るとさらに驚いたような顔をした。
サリー「あ、こんにちは!」
気が付いたら男の子に挨拶をしていた。
なんでだろうか。
男の子はしばらくキョトンとしてしまった。
その時私はめちゃくちゃテンパっていた。
うわぁぁぁ!!
人と話すのがそもそも久しぶりなのに、
というか、こんな男の子に臆するな私!
そう思い、自分を奮い立たせ、男の子にどこから来たのかを聞くことにした。
サリー「君…ここら辺じゃ見ない顔だよね?どこから来たの?」
そういうとまた男の子はキョトンとしてしまった。
まさかノブレス人の中にあるルサイ族の子なのかな?(ルサイ族以外の言語は喋れない)
そう思い、片言で私はもう一度男の子に聞いてみた。
しかし伝わらない。
うーん…いったいどこの国の子なんだろうか。
男の子「あの――」
うそでしょ!?
サリー「喋った!?」
私と同じ言葉をしゃべってる!?
サリー「まさか、私と同じトレイト人なのか!?」
衝動的に私は尋ねてしまった。
もしトレイト人なのであればもしかしたら私と同じ境遇にあるのかもしれない。
空から落ちてきたことについては説明がつかないけど、いつか話してくれるかもしれない。
私の…仲間なのかもしれない。
しかし男の子のした回答は、私の斜め上をいくものだった。
男の子「トレイト人とは何でしょうか?」
私は正直に言って驚愕した。
トレイト人を知らない!?
普通はありえない、『普通』は。
この子は私と同じ境遇なんだ。
そう思った私は初めての仲間に心が躍った。
そして私は男の子の質問に一つ一つ答え始めた。
プロローグ サリー編1 同じ境遇
- プロローグ サリー編2 ( No.7 )
- 日時: 2023/03/22 17:21
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
男の子「なんで僕に何もしなかったんですか?差別を受けさせている奴の子供かもしれないのに」
男の子はさも当たり前のようにそういった。
だけど、違うんだ。
私は、仲間が欲しかっただけなんだ。
君は違うと思ったんだ。
だけど…本当の事は言えない。
もし、あの国の人たちに見られていたら、この子にも危害が加わる。
私はすぐに真顔になり、ハッっとしたふりをした。
サリー「確かに…」
私は何も考えていなかった。
何も考えていなかったんだ。
それでいいんだ。
私は………………
私はこの男の子に色々なことを教えた代わりに、この子自身の事を聞いてみた。
そしてこの子が記憶喪失であることを知った。
あぁ、この子は私に似ている、そう思った。
そんなことを考えていると、私は自分の名前をいまだに言っていなかったことに気づいた。
サリー「あ!そうだ!私の名前をまだ言ってなかったね!私の名前はサリー・ノエド!サリーって呼んでね」
私は軽い自己紹介と共に私の家に招きこの子を保護することを決めた。
サリー「ねぇ!私の家に来ない?いきなりで怖いかもしれないけど…」
とにかくこの子はこの国でもあの国でも危ない。
私はこの子を守ろうと必死だったんだ。
だから、気づかなかったんだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
サリーよりも数百メートル後ろではこんなことが起こっていた。
??「…こちらA班、殺害対象と同じ我々とエルフのハーフを保護しようとしているようです」
黒いフードを被った、何者かが、小型の何かに向かってささやく。
すると、小型の何かから少し怒ったような声で返答される。
??「馬鹿野郎…なんでまだ殺してないんだ…?その小さい街くらい消えても問題ないだろう?…いざとなったら連絡しろ、小型戦闘機をそちらに向かわせる…」
黒フードのそいつは、変わらない声で、
??「はい、すいませんでした」
??「では、今日の夜明けにお願いします」
??「おう、わかった」
黒フードは一息つくとサリーの後ろ姿をじっと見つめ、静かな声でこう言った。
??「…せいぜい親を怨むんだな」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
サリー「じゃっじゃーん!!ここが私の家!」
いつも軽蔑のまなざしを向ける街の人々の視線がこちらに向く。
人々は驚き、不思議、不安などが入り混じった微妙な表情をし、男の子のほうをじっと見る。
しかし男の子はそれには気づいていないようだった。
私はなるべく、男の子に悟られないよう、ふるまう。
サリー「どう?いいでしょ?」
男の子は少し真顔になってから笑顔で、
男の子「い、いいと思います…」
いった。
この子も私と同じ感性を持っているんだ、と思いとてもうれしかった。
この後は…なに……し…よ……………か――――――――――――――――――――
サリー「あ、あぁ…?」
今まで何を思い出していたのだろうか?
すると湿ったような何かが私の口をつたう。
血だった。
なぜこんなに、苦しいのだろう。
なんでだろう。
街の人たちはなぜ私をいじめるのだろう。
私が何をしたの?
あの子が何をしたの?
あぁ、あぁ、あぁ
遠くであの子の叫ぶ声が聞こえる。
あ、
行っちゃう。
あの子が行ってしまう。
サリー「…いか…ない…で…」
あの子の笑い声で、私は一瞬気を失ったようだ。
そして私の前には炎が広がる。
あぁ終わる、あの子の人生が私の所為で。
それだけは絶対にさせてはいけない。
そう思い私は床に落ちている割れた通信機まではいつくばって向かう。
サリー「はぁ、はぁ…」
何回も意識が飛びそうになる、そのたびに私は自分の爪をはがし、その痛みで意識を保つ。
割れた通信機の前に行くと、私は最後の力を振り絞り、叫んだ。
サリー「ルソア、此処へきて、男の子を助け―――――」
ブワァ!
そのセリフを言う前に火柱が私を襲った。
そこで私は――
プロローグ サリー編2 最後まで
- 特別話 〇〇〇〇編1 ( No.9 )
- 日時: 2023/04/16 15:04
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
??「ウィーヒックッ…」
俺は酒が好きだ。
飲んでいる間だけ俺の事を忘れてられるから。
マスター「ちょっと~飲み過ぎですよ~英雄(????)さん~!」
居酒屋のマスターは言う。
英雄、か。
そうだ英雄なんだ俺は、ただそれだけだ。
俺自体は空っぽなんだ。
ただチョウオオトリを追い払っただけで英雄ね。
笑えてくるぜ。
そう思った俺は金をドンと出し、ビールをまた大量に頼む。
マスター「はいはい、マルクド様のためになん樽も用意してますよぉ!」
この町の英雄だとかこの年で言われるのは流石にキツイな。
マルクド「フゥー……飲んだ飲んだ……」
そう言いながら俺は自分の少なくなった髪を触る。
これはいわば俺の癖みたいなもんなんだが、自分でも絵面が気持ち悪いと思ってる。
そんなことを考えていた時だった。
兵「マルクド様ぁ!マルクド様ぁ!!」
急に後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。
俺は声の方へ振り返ると、低い声で言う。
マルクド「何だ?」
兵「ルピフォ様がおよびです!」
ルピフォ、この国の王であり、世界最強と言われる奇術を持つ人だ。
俺とルピフォは幼馴染で中は良いのだが、あいつが俺を呼ぶときはたいてい良いことがない。
だからなるべく距離を取っている、のにだ。
何で呼んでくるかなぁ……めんどくさいんだよなぁ。
とにかく俺は兵に礼を言うと、ダッシュでルピフォのもとへと向かった。
――――――――――――――――――――
ルピフォ「これ、マルクドよ」
マルクド「はい、ルピフォ様」
ルピフォは一呼吸を置くと俺の目を見ていい放った。
ルピフォ「お前は今日危険かもしれん」
マルクド「はい?何でですか?」
思わず即答で聞き返してしまう。
ルピフォの意味の分からないことを言うな、ルピフォは。
ルピフォ「お前は今日の運勢が最悪らしい、だから自粛してほしいんだ」
いまだに占い何て信じてるのかよ、馬鹿馬鹿しい。
まぁでもうなづくしかないよな。
マルクド「……わかりました」
マルクド「はぁ~……めんどくせぇなぁ……」
俺は城を出てからずっとそんなことを言ってる。
もう今日は酒を飲めねぇなんてどんな拷問だ。
本当に意味が分からねぇよなぁ。
その時だった。
風も吹いてないのにある場所で砂煙が立った。
マルクド「…なんだ?」
そこには見たことがあるような顔ぶれの兎が立っていた。
アイツは……この街の救世主リトロか?
俺は奇術を使用し、リトロの後ろに回った。
マルクド「お前は……リトロか?」
するとリトロは何ともないような顔でこちらを見て言う。
ビット「あぁ僕の昔の名前ね」
リトロ、あいつは俺とは違い色んなものを持っている。
年齢、強さ、器……その量は数え知れない。
だから俺はどこかでリトロの事を嫉妬していたのかもしれん。
だから……
特別話(1) マルクド編 実は酒豪
次回へ続く…
- 特別話 マルクド編2 ( No.10 )
- 日時: 2023/07/29 17:16
- 名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)
だから
俺はアイツの弟子とやらをぼこぼこにしたかったんだ。
ずっと俺は思っていたんだ、アイツが居なかったら俺はもっと上の地位にいただろう、アイツが居なければ俺の前には敵なしだろうと。
でもリトロは俺の前に存在している、いくら俺が居なくなることを望んでいてもアイツは存在し続ける。
ホント、神様が憎いねぇ。
そんなことを考えつつも闘技場へと足を運んだ、憎きアイツの弟子と共に。
「あの、どこへ行くんですか……?」
弟子はそういうが無言を俺は貫きつづけた。
一体どうしたらリトロの弟子を殺せるんだろうか、少なくとも一筋縄ではいかんだろう。
リトロはこの国で唯一ドラゴンと相対して生き残っているんだからな。
弟子もそのくらいの力を持っていたとしても何も不思議ではない。
俺たちは闘技場へ着くと、数秒の間と共に試合を始めるのだった。
「お前は本当にリトロの弟子なんだよな?」
「は、はい」
「……じゃあわしを納得させてみな」
即座に拳に力を籠めると俺は弟子に向かって走り出す。
弟子は驚いたような顔をすると即座に頭を守ろうと手が動くのが見えた。
しかし俺には一歩及ばない、俺の奇術には到底及んでいない。
鈍い音共に弟子は宙を一回転すると壁に激突する。
途端に砂埃が舞い、弟子は見えなくなるが、俺は容易に近づいてゆく。
弟子はどうやら頭から血を流しているようだった。
「お前は本当に弟子なのか?」
頭を必死に抑えながら頷くそいつを見て、俺の怒りを頂点を超えたのだった。
リトロの弟子でありながら俺の手加減したパンチで頭から血を流している、そしてそんな状況にも関わらずこいつはまだ奇術を使用しない。
それだけでも俺にとって十分すぎるほど憎悪が湧いたのだった。
「お前、俺をなめてるのか?」
そのまま全力でそいつを殴りまたもや壁に激突させると両手でそいつの首を絞め、骨を折ろうとした、がギリギリで逃げられる。
俺は背中を思い切り蹴り上げそいつをまたもや空中に上げると、奇術を連続で使用し、全方向からそいつを全力で殴った。
しかしここで俺はとあるミスをしてしまう、
「なめてるようだから言ってやるよぉ!俺の奇術はぁ!対象の後ろにワープする、だぁ!!」
これが俺の唯一のミスだった、これによりあの野郎に対策を立てられてしまったのだ。
その一方哀れな俺は、無我夢中にそいつを殴りまくっていた。
魔の手に気づかずに、ね。
異様なほどあふれ出る透明な何かを命からがらよけきった俺は完全に油断していたんだ。
最後のバリアをよけきると弟子は前のめりに倒れそのまま死んだように眠っていた。
「やっぱすごいな!!」
弟子の倒れる音と共に男の声が響き渡る。
「はぁ、はぁ、誰だ……?」
意識もうろうとしながらも臨戦態勢を崩さない俺と小さめの拍手をしながら俺たちが入ってきたドアから近づいてくる謎の男。
どうやらまだまだ戦いは終わらないようだ。
その男は何とも言えない雰囲気を醸し出していた。
明らかに怪しく、それでいてどこかやさしさも感じる男は表面上の御託を並べつつどんどん俺の間合いに近づいてくる。
そしてその男が俺の間合いに入った時、俺は
全力でそいつを殴った。
勝負は一瞬だった。
「流石、オシャッシ―の二番目!この僕に八咫烏を使わせるとはねぇ」
俺は倒れていた。
上半身と下半身が割れた状態で。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」
ないはずの下半身がどんどんと熱く、痛く、苦しく、そして痺れていくのを感じた。
それと共に上半身からは寒く、地面に沈んでいく感覚が頭の中を貫いた。
「ルソアさぁん!!僕やりましたよぉぉぉ!!」
そんな俺をお構いなしにあの男……金髪の男は剣を片手に誰かに手を振っていた。
そしてそこで完全に俺は事切れるのだった。
「で、ルソアさんこの死体どうやって運びますか?」
「そうだな……とりあえずこの場を破壊してから俺がワープで持って行く、お前は思い切りここで暴れまわれ」
「はぁい!」
特別話 マルクド編2 ヤタガラスとイノシシ
完
作者から
こんにちは、またはこんばんは、味海です。
今回のお話はいつものひどい文章がよりひどくなっていると思います。
本当に申し訳ありません。
なるべく本編は崩さないようにするのでこれからも異世界戦争をよろしくお願いします。
次回予告
○○○編、完成次第投稿
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