コメディ・ライト小説(新)
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- 暇な4人の化け物退治
- 日時: 2023/09/16 15:27
- 名前: ミートスパゲティ ◆heCfCBWnjk (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
主の気まぐれ更新ですね。はい。
更新速度早いの最初だけだと思います!
ついでにダクファの「喧嘩無双」も読んでねー!((殴
コメントもじゃんじゃんしてね!
それでは!本編どうぞ!!
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・第一期
>>1 設定(見たほうが本編わかります!)
>>2 1話「」
- 設定① ( No.1 )
- 日時: 2023/09/15 23:38
- 名前: ミートスパゲティ ◆heCfCBWnjk (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
・化鬼霊
人間に害を与える危険な生物。
1000年前から生息していたと書類には記されていて、その時から戦い続けている。
過去200年は化鬼は住処に静かに暮らしていたが、最近になり突然また凶暴化し始めた。
大きさや属性は個体によって違う。
普段は霊鬼山など住処に生息しているが、突然なんの前触れもなく山から降りてくることがある。
このことを「百鬼夜行」と呼んでいる。
化鬼の皮や鱗、牙から武器や防具を作ることが可能。
人はその武器や防具で化鬼に抵抗している。
・百鬼夜行
なんの前触れもなく突然化鬼が山から降りてくることを呼ぶ。
昔は100年に一度程度だったが10年に一度、更には1年に一度、1ヶ月に一度と急激に回数が増えてきている。
・霊鬼山
化鬼霊たちが一番多く生息している山。
高さの低い所なら弱い化鬼霊、高い所なら強い化鬼霊と上に登れば登るほど強い化鬼霊と出会う確率が高くなる。
- 初めてのミッション ( No.2 )
- 日時: 2023/09/16 15:28
- 名前: ミートスパゲティ ◆heCfCBWnjk (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「オラッ!」
俺、桐崎奏汰ははそう言いながらスラッシュバルディッシュを振り落とす。
小型化鬼霊、シャッキーはそのまま地面に叩きつけられて死んだ。
だが、まだまだ数がいるので一度距離を取ってあたりを見渡す。
「えいっ!」
隣では仲間の垣本七海がガンランスを使って戦っている。
後ろでは自動拳銃のM92FSを使って神里雪が戦っていた。
(俺も戦わねぇと)
そう思いもう一度スラッシュバルディッシュを振りかぶる。
だが、その隙にシャッキーが俺の間合いに詰めてくる。
(間に合わねぇ!)
スラッシュバルディッシュは威力が高い重量系の武器なので、当たれば一発で致命傷を与えれるが、その代わりに溜めの時間が長い。
シャッキーの牙はもうすぐそこまで来ていた。
「クソっ!」
そう言い覚悟を決めて目を瞑る。
ーザシュッー
「!?」
誰かによってシャッキーは殺害された。
シャッキーには苦無が刺さっている。
苦無の投げられた方を見てみるとそこには木下龍也が立ってる。
「ナイス!」
そう言い親指を立てたが彼には無視される。
いつもはそんなことないのだが、戦闘になると性格が変わってしまうのだ。
「これで全部じゃない?」
そう七海が近寄ってくる。
数えてみると、確かに討伐数の12体と同じだった。
「帰ろ帰ろー!」
そう雪が遠くで叫んでいる。
「そうだな。」
俺はそう言い指笛を吹く。
すると鳥型の化鬼霊が飛んで来る。
リードシティーのブラックファルコンである。
ブラックファルコンは地面に降りてくる。
背中に乗ってもう一度リードシティーに飛び立った。
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「今回のミッション、お疲れさまです。」
リードシティーに着くとそう受付嬢の子がすぐに近寄ってくる。
「こちら報酬の方です。」
そう無愛想に言い渡した。
「お腹すいた、お腹すいた、お腹すいた!」
横で七海がずっとお腹がすいた喚いている。
「うるさい!なんか食っとけよ…」
俺は面倒くさいので適当にそう言っておく。
「え?いいの!?」
そう七海が目を輝かせる。
失言だった。ただでさえお金がないというのに高い物食べられたら払えるはずもない。
七海は早速高級コースのメニューを見ている。
「あー…今はこっちにしといたらどうだ?」
そう龍也がそうフォローする。
「えー…こっちがいい!」
そう言って七海は離そうとしない。
「あーあ。今食べるのやめたらもっと美味しいもの奢ってやろうと思ったのになー。」
「!?」
嘘に決まっているが、七海はそれにすぐに反応した。
「よし!今日はこっちを食べる!」
そう七海はすぐにメニューを入れ替えた。
俺は「フゥ…」とため息をつく。
「ねーねー見てこれ!」
そう少しの間席を外していた雪が戻って来る。
「どうしたんだ?」
「じゃじゃーん!」
そう雪は手元の一枚の紙を見せる。
「それ何?」
七海も料理を選ぶ手を止めてその紙を見つめた。
「大型化鬼霊、ドスシャッキーの討伐ミッション!やってみたくない!?」
「「「えー…」」」
3人から不満の声が上がる。
始めは遊び半分でやっていた。
とにかくお金がなかったからだ。
小型化鬼霊の討伐なら初心者でもそう難しくない。
だが、大型化鬼霊となると格が違う。
一気に強くなるため、上級者でも手こずることがある。
「別に小型の化鬼霊の方がいいし…」
そう七海がまた料理を選び出す。
「これ達成できたら好きなものいっぱい食べれるよ。」
「やるやる!!」
そう雪が七海の耳元でそう言った。
とにかく食べ物に目がない七海はそれにすぐにつられてしまった。
「まぁ、面白そうだし…やってみてももいいかもな。」
「げっ、龍也まで…」
皆賛成派についてしまった。
「言っとくけど俺は絶対行かないからな!」
俺はそう言い切る。
すると雪がうるうるとした瞳でこちらを見つめてきた。
「……!わーった!行けばいいんだろ!行けば!」
「いぇーい!」
そう俺は完全に雪につられてしまったのだった。
- 遭遇、ドスシャッキー! ( No.3 )
- 日時: 2023/09/21 23:12
- 名前: ミートスパゲティ (ID: LQINEF0U)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「着いたー!」
そう七海がブラックファルコンから降りた途端急に大声でそう叫ぶ。
「うるせぇよ…。」
龍也は先程の狩りで疲れたのか少し眠そうだ。
「この草何だろ?」
雪はと言うと周りに生えている草を図鑑と照らし合わせている。
本当にこんなので大丈夫なのだろうか。
俺はそう思う。
「さっさと終わらせて帰るぞ!」
そう龍也は歩きだす。
「あ、待ってよ!」
そう急いで七海は歩いていった龍也を追いかけた。
雪はいつまで経っても動く気配がないので、首根っこを掴み無理やり引きずる。
引きずられた雪は「痛い痛い!」と叫びようやく自分で歩き始めた。
まぁ、そこからはひたすら歩く羽目になった。
30分近く歩いたところでようやくドスシャッキーの痕跡を見つけた。
「これって最近のじゃない!?」
そう七海が言う。
七海の言う通りまだこの痕跡は新しい方だった。
ドスシャッキーは大型化鬼霊の中でも移動速度が一番と言えるほど遅い。
それに大型化鬼霊は縄張りを持っており、そこからはあまり出ないと聞いた。
恐らく近くにいるのは確定だろう。
ーーーーーーーーードジン!ーーーーーーーーー
「何だ!?」
俺は思わずそう言う。
「地震…じゃないよね?」
そう雪が言う。
「おい。あれ。」
龍也はそう俺の肩を叩く。
龍也の指先にはドスシャッキーがのっそのっそ歩いている。
説明されていたのとは少し違うが、ドスシャッキーで間違いないだろう。
だが、俺達はこの違和感に気づけなかったせいで、大惨事になる。
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