コメディ・ライト小説(新)

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磯崎さんは心を盗みたい!
日時: 2023/04/17 20:08
名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)

青春、それは一つの思い出。
それは一つの輝き。
そんな輝きの中に一際暗いものと明るいものがあった。
本来交わるはずのない光は交差し、やがては……




はいこんにちは味海です。
ちょっと君の心は綺麗すぎる!?を現在連載しておりますが残念なことにネタが……
とまぁそんなこんなで新しいものを連載いたします。
全然つまらないですがよろしくお願いいたします。



黒部くろべ 優太ゆうた この物語の主人公、陰キャ?何故か磯崎に気に入られてる。

磯崎いそざき 香帆かほ ヤンキー?黒部の家に勝手に入っている。

新田あらた 美咲みさき 黒部の幼馴染、元気な子、黒部の事は何とも思ってない。


作者の気持ちが向いたら投稿します~

プロローグ ( No.1 )
日時: 2023/05/09 20:29
名前: 味海 (ID: qWWiRdBA)






「―――――様!もう準備ができております!」
黒いスーツを身にまとった、女性が額に少し汗を滲ませて僕を呼ぶ。
「あぁ、そうですか、すぐに行きます」
イスに深く座っていた僕はついさっきまで見ていたアルバムを近くの机に置き、すぐに返事をした。
その女性は僕がアルバムを置いたのを見ると、アルバムを見ながら尋ねる。
「?あの、今まで何を見ていらっしゃったのですか?」
言うか、言わないか迷いこそしたが、そんな考えを振りきり言うことにした。
一刻も早く忘れるために。
「あぁ、アルバムだよ、アルバム、そんなことより早く行こう」
そういうと僕は女性と足早にその場を後にしたのだった。






あの日を僕は永遠に忘れない。
誰だってあんな意味の分からない状況を目にしたらそう言い切れるであろう。
それが起きたのはシンシンと雪の降る日の事だった。
空は少し暗めの雲が多く、街も久しぶりの雪で持ちきりだったが、何故か人々の活気がなくそれだけでも異様な空気を感じさせた。
その日、学校から下校しているその最中僕は虫の知らせを受け取った。
何かがある、家に何かがある、早く帰れ、早く帰れ。
体の内側からどことなくそんな声が聞こえ、まるで自分の体ではない他人の体を乗っ取っているかのような気分になる。
気が付いたら僕は周りより少し細い手足を無我夢中に動かしていた。
ガッシャガッシャとリュックサックを揺らしながら。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
心拍数が上がってきた、わき腹が痛い、床が滑る……色々な感情や思いが溢れ、一つの塊として僕の中へ落ちていく。
そうやって考えていると、普段全く走らないのが祟り、へなへなと前に倒れてしまった。
しかし僕の体は止まらない。
すぐにまた立ち上がると痛みすらも感じ始めている体を僕はまた動かし始める。
「はっ、はっ、はっ、はっ……」
今度は倒れなかった、まぁ家が学校から近いからね。
すぐさま、鍵をリュックサックのポケットから鍵を取り出し、家へとすぐさま入った。
「はぁ、はっ、はぁ、はっ……」
荒い呼吸を整えながらも靴をしまい、四畳半の部屋のドアを開けたその時だった。
「あ、こんにちは!」
かわいらしい女の子がそこにいた。





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