コメディ・ライト小説(新)
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- 絶対にフラグをへし折る物語
- 日時: 2023/06/03 09:56
- 名前: Riaゆく (ID: u983PnDc)
物語が始まりそうなフラグから主人公が死にそうなフラグまで様々なフラグをへし折っていくだけの単発集です(予定)
基本的に思いついたら投稿するみたいな形になるので投稿頻度がよくて月1、悪ければ年に1回投稿するかどうかになるかつそこまでクオリティの高くないものになると思います
そもそもこれはただの息抜きだったりするので私は面白さを追い求めているわけではないので、あまり期待しないでください
5/2 異世界転生の導入 >>1
- 異世界転生のフラグをへし折る物語 ( No.1 )
- 日時: 2023/05/02 22:02
- 名前: Riaゆく (ID: MRwb6zkQ)
その日、俺は家出をした。
目的なんてない。
ただただ親から離れたかった。
たったそれだけの理由で、俺は家を出た。
迂闊だった。
家を出て半日ほど経過したが、俺は未だにろくな飯も食べずに街中を彷徨っていた。
普段からあまり運動する方ではなかったため、体力ももう限界に近い。
近くには飲食店らしきものもなければコンビニさえなかったため、俺はバスに乗って駅まで移動することにした。
幸いにも、俺は昔から貯金をする方だったため、1週間程度なら金には困らないだろう。
そうして俺が食料を求め、バスに乗ること数十分。
呆然と窓の外を眺めていた俺は、その出来事にとっさに反応することができなかった。
突如、俺の体はまるで重力なんてなかったかのように舞い上がった。
それと同時に、俺の体に強い衝撃が加わる。
その衝撃の正体を探るべく周りを見渡した俺が目にしたのは…
完全に歪み、大きな穴の開いたバスと、その後に突き刺さった1台のトラックだった。
あっけにとられていた俺は、自身が空中にいることを忘れ、そのまま頭から床に落下してしまった。
俺の意識はすでに朦朧としていた。
俺が生を諦め、瞼を閉じようとしたその時。
俺の体を淡い光が覆っていることに気がついた。
俺は異世界転生でもするのだろうか。
そんな幻想を抱きながら、俺の意識は落ちていった。
目が覚めるとそこは…。
見知らぬ世界…ではなく、見知った俺の部屋だった。
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