コメディ・ライト小説(新)

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猫に九生 人に一生
日時: 2024/08/05 17:19
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode

猫は意外と身近にいて意外と遠くで生きている。
人のためではなく自分のために生きるのが猫だ。


不定期更新。

イッキ読み>>01-

一話 >>01
二話 >>02"ひ"  と  "と"
三話 >>03 初めの第一生
四話 >>04 これからの生き方
五話 >>05 新しい生活
六話 >>06 前の人生
七話 >>07 気持ち

Re: 猫に九生 人に一生 ( No.1 )
日時: 2023/06/30 18:25
名前: 日影@hikage (ID: viErlMEE)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode

「ねえ。知ってる?知らないなら教えてあげよう。この世には人の皮をかぶった猫がいるんだって!優しいか優しくないかは相手次第。実は猫って意外と近くにいるかもよ。君が今話している人かもねぇ」


ニャオ


猫の仮面をかぶった人を決して逆らってはいけない。



猫に九生、人に一生。まさにそれっぽ血のかけらみたいなものだから。



キーンコーンカーンコーン
『起立、礼』
お願いします。
『着席』

「うん、いいね。うんうん。今日も元気にやってくね。うん」

この人は国語担当教師の佐藤先生。

「今日は作文をしてもらう。自分の好きなものを題材にして相手に伝える気持ちで書いてくれ。できなかったものは〇月△日までに持ってきてくれ」

「質問!友達と話してもいいですか」

「いいぞ。けれどほかの人に迷惑の書けないようにだ」



教室が話声でいっぱいになる。



「ねえ。僕って『説得力』っていうのかな。そういうのがこの授業求められるじゃん。けれど
『相手に信じてもらう力』はあると思うんだよねえ」

「それを『説得力』っていうんだよ」

「えっそうなの?日本語って難しいね」


僕(自称)は今は猫山 気蓮
ビョウサン ケレン。
どれが僕かっていうと、
「ねえ~」と「えっ~」だね。


いきなりだけれど噂から流れてくる人間が言う七不思議ってあるじゃあないですか。あれの一つに僕が入ってるらしいですよね。

僕は猫と人と合体系。どっちかと言うと人の姿の猫。けれど誰も気付くことがない。これだから人間は役に立つ。便利な道具だな。人ってもんは肉や魚を副菜として食べているけれど、自分たちが食べられると怖いってどういうことなのかな。人を主食とする猫はいるのかな?

Re: 猫に九生 人に一生 ( No.2 )
日時: 2023/08/03 13:19
名前: 日影@hikage (ID: viErlMEE)

私は人であり、猫である。そして今猫だ。中身は人だけれど。みんな野良猫のように人も動物も優しくしゃべってくる。生まれた時からこの状態で、猫から生まれた。すばしっこくいられるのは嬉しいが、その代わりに寿命が少ない。猫とも人とも話せる。ここまで聞いてどうだ。こうなれるボタンがあったら押すか押さないか。私なら絶対押してた。今はこの姿がとてつもないくらいいいのだから。猫が中身の人に出会った。その人は(その猫は)毎日夕方頃に顔を合わせに来てくれて話をする。今日あった事や、この姿でとても心地良いことなど。今にとっては親友になっている。彼は今高校生。もし私が人だったら恋をしていたんだろうなと感じることは時々ある。けれどそんな事なくても、とても幸せだ。

人を主食に生きていても、あいつは猫だから一切理解できないのだから。


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