コメディ・ライト小説(新)

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俺の愛する家出少女よ(短編)
日時: 2023/07/22 00:39
名前: エゴさん (ID: t8ylXAaJ)

この作品の良太や有季などの超絶シリーズのキャラはあくまで
僕のキャラとしてなので超絶シリーズ本編とは全く関係がありません。

ある日良太は町を歩いていた。彼は20歳の独身である。
良太がいつも食べている料理はもやしに焼き肉のたれをかけて混ぜたものである。
(焼き肉のたれともやしのみなので一ヶ月10000円で大抵足りる。米食いたいなら稼ぐ)
良太の家はなく、橋の下にテントを立てるというホームレスのような生活をしている。それは単にお金がないからではなく、
そっちの方が楽しいからである。
そんな中良太が橋の下に戻るとその前に女の子が座っていた。
「君、どうしt」
「こないで!」
女の子は急にナイフを取り出し、良太にナイフで切りかかった。
良太は腕を怪我したが女の子を抑えてナイフを取り上げた。
「一旦話を聞かせてくれないか。」
良太が言った。
女の子は黙っている。
「警察はいないから。俺のテントの中ででもさ。」
良太は笑って言った。
「ごめんなさい!」
女の子は顔を真っ青にしていった。
「大丈夫さ。別に俺が死んでもお前が人にナイフ向けないならいいって。」
「ここが家ですか?」
「ため口でいいぞ。そうだよってかまあ家とは呼べないな。」
良太が言った。
そう言って二人はテントに入った。テントだけはかなり広いものを買ったのだ。
「君の名前なんて言うの?」
「折原有季。」
「何歳なの?」
「12歳。」
「じゃ単刀直入に聞くけどなんであんなとこにいたんだ?ナイフを持ってた理由も。」
「ホントに誰にも言わないわよね。」
「大丈夫!」
有季は一拍置いて言った。
「私、親に売られたの。1000万円で。」
「ひどいな。」
「それで引き取りに来た人をナイフで突き刺して逃げてきたの。」
「ワァォ。」
それから有季は隣の隣の町から歩いてここまで逃げてきたとの事だ。
「しばらくここで過ごしていいぞ。でも絶対に人を殺したりしたらダメだ。」
「うん。」
良太は笑って川で腕の傷を洗うとご飯を買いに出かけた。
ある日、とある男が良太に話しかけてきた。
「そこのお兄さん。こんな女の子見なかったかい?」
といって写真を見せてきた。有季だ。
良太は一瞬考えるといった。
「見た。」
「どこにいたか教えてくれないか?」
男が言った。有季の引き取り人らしい。
「有季。お迎えの人だ。」
「なんで居場所を言うの!」
有季が言った。
「有季は...帰らなきゃいけないから。」
「じゃあ最初から返してよ...!裏切るなんてひどいよ!」
有季がナイフを投げつけた。
「ああ!何をする!」
「ぐ!」
良太のみぞおちをナイフが貫通した。
「俺もそうやって中学時代に家出したり、人を殺したりして後悔してきた...」
有季の目から涙があふれた。
「だからそういう悲しい思いをした有季だけにはそんな思いはしてほしくない...」
良太はそう言って倒れてしまった。
有季は施設に少年院に入れられることになったが、その直前に自分の腹をナイフで突き刺して自殺してしまった。
―もう一度生まれ変わったらあの人と...良太君と!―
     おわり
良太と有季については「超絶!第二次学校大戦」を読んでみてください


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