コメディ・ライト小説(新)

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宇宙メモリー〜この恋どうなる?〜
日時: 2024/01/14 18:28
名前: ちーかま (ID: YyD.HMoh)

登場人物

主人公
佐伯かいと
世界最凶と言われた男。アホでダメダメ。彼女いない歴=年齢

ヒロイン
ラメリ
『ハルカ星』から来た宇宙人。うさ耳がある。超美少女でしっかりしていて優しい。雪や氷を操る。怒らせると凍らせる。

野梅杏奈
かいとの幼馴染。杏奈的にかいとはかなりバカな弟。ファッションセンスがピカイチ。おとなしくて思いやりがある。

深見沢孝太郎
超お金持ちでイケメン。かいとをライバル視する孝太郎こそ本物のアホ…?



Re: 宇宙メモリー〜この恋どうなる?〜一話 宇宙人飛来 ( No.1 )
日時: 2024/01/14 18:36
名前: ちーかま (ID: YyD.HMoh)

俺は佐伯かいと。
俺には彼女もいたことないし告白もされたことない。
でも両思いの相手がいる自信はある!
野梅杏奈!
杏奈とは幼馴染であいつは俺と仲良し!
だから絶対!付き合える!

「俺!杏奈が好きだ!付き合ってくれ!」
杏奈の顔は真っ赤になり杏奈の瞳は俺の瞳に集中する。
だがその目はすぐにそらされた。
「ごめんなさい。かいとくんはおかしな弟感覚だからな…彼氏っていうのは違うんだよね」
え?フラれた?杏奈?

高校の帰り道。
俺は力なくしてフラフラ歩いた。
「なんでだよ…」
俺は涙を流した。あんなに好きだった杏奈にフラれた…おかしいか…仲良しだから両思いっていう感覚おかしいよな…あはは…
「どうしたっちゅん?」
不意に声がした気が…
振り返った。

そしたら腰を抜かした。

美少女で…いや超が3個ぐらいつく美少女…
しかもうさ耳…?
そして漫画のように美しい緑色で水色っぽい髪。そして少し宙に舞っている。触ったらうるうるでツルツルそうだ…
目は本当に綺麗。いろんな色が入っている。
「だ、大丈夫っちゅん?」
俺はあんぐり開いた口が閉じなくなった。
ちゅん?なんだそれ?
「ねぇ?どうしたっちゅん?どうすればいいっちゅーん!!」

俺の口がようやく閉じようやく立てた時。
「誰だ?」
俺は警戒しながら聞いた。
「ラメリだっちゅん。お主こそ誰っちゅん?」
ラメリ…?なんか『お主』って時代劇かよ。
「佐伯かいと…」
「かいと…いい名っちゅんね!」
可愛い…いやいや!違う!
「そのうさ耳は?」
「私、宇宙人っちゅん」
「ううううう宇宙人!?」
「そうだっちゅん!」
「いや、信じられない…」
「地球人は宇宙人を信じてないっちゅんか…じゃあこのうさ耳は何っちゅん?この少し宙に舞う髪はなんだっちゅん?この髪色地毛だっちゅんよ?染めても地球人はこんなに美しくならないっちゅん」
「それって地球人バカにしてるだろ!」
「地球人はバカっちゅん!私の住むハルカ星の方が美しい星で、何?この地球は地球温暖化っちゅん?私の星はそんなものないっちゅん!頭もハルカ星の方がいいっちゅん!工業もこっちの方が栄えてるっちゅん!ハルカ星人の方が優しいっちゅん!平和だっちゅん!」
ラメリは得意そうに言う。
だがそんなラメリに俺はイラついた。
「お前偉そうな口を聞くじゃんか。お前何様のつもりだよ!ラメリはそのハルカ星?の代表かなんかか?」
「私、プリンセスだっちゅん」
俺は驚いた。頭の中はパニック!
だがそこで驚いてはラメリが威張るだろう。
「ふーん、あっそ!何?そのプリンセスがなんのよう?」
「かいとに用はないっちゅん。私は留学生ちゅん。地球を学びにきたっちゅん!だけどこの星のことはお城で家庭教師に教えられたから新しい学びがないっちゅん…あ!でも地球人と話したっちゅん!これは勉強っちゅん!メモメモっと…」
「お前メモって『地球人と話した』って書くのか?」
するとラメリが笑い出した。
「まさか!『地球人はプライド高く負けず嫌い』って宇宙船に送るっちゅん。宇宙船で来たっちゅん。そこにデータを保管する場所があるっちゅん。そこにこのうさ耳で送るっちゅん!そして3ヶ月後お城で家庭教師やお母様、お父様にデータ送信するっちゅん」
所々わかんない。でも気にしない。気になるのは…
「なんだよ!プライド高く負けず嫌いって!」
「本当のことっちゅーん」
「こいつ…!」
するとラメリが起こったような顔でこちらを見た。
「私はプリンセスっちゅん。口の聞き方に気をつけるっちゅん!」
俺は呆れた。
「それはお前らの星の話だろう?地球じゃお前はプリンセスではない。俺は地球人。関係ない」
「身分というのがあるっちゅん!」
ラメリが手をサッと振ると俺は凍った…
「お、おい…このままじゃ…死ぬ…助けて…あ…ラメリ様…申し訳ございません…お許しを…」
ラメリのうさ耳がピクっと動いたかと思ったら氷が溶けた。
「今後気をつけるように」
「はい…」
こいつ怖え…
「あの、気になることがあるんですけど『ちゅん』ってなんですか?」
「ほら、地球にも方言が存在するっちゅん。私の星では語尾にちゅんをつけるっちゅん」
「そうなんですか…」
「そうだわ!明日地球を案内してっちゅん!」
俺が?
「地球は広いのです。とても1日では…」
「じゃあ1週間お願いしたいっちゅん!案内じゃなくてもいいっちゅん。学校のことやいろいろな国のこと、言葉などなんでもいいっちゅん!」
なんてわがまま!
「1週間なんて無理です!俺にも予定というものが…」
「そうっちゅん…無理ちゅんか…だめもとっちゅんよ…私は泊まる場所を探すから…」
ラメリは飛んだ。
「え?!飛べんの?!」
「ハルカ星人は飛べるっちゅん」
あの飛んでいく姿はダメ元なんかじゃない。本当に1週間俺のもとで地球のことを学ぶつもりだったんだ。
「ラメリ!いや、ラメリ様!」
俺は叫んだ。
ラメリが振り返る。
「俺ん家に泊まりませんか?」
ラメリが近づいてくる。
夕日に照らされてとっても美しい。
「いいっちゅん?」
「いいです」
「ありがとうっちゅん!」
ラメリが喜ぶ。可愛い…いや!そんなわけない!こんな見ず知らずの宇宙人…っていうかなんでこんな見ず知らずの宇宙人を家に泊まらせようと思ったんだ?!でも別に後悔なんてしてない…少し嬉しいぐらい。
「ラメリ様!家に着いたら地球のことを教えます!しばらく俺ん家に居候してもいいです!暇な時に地球のこと教えます!」
「ありがとうっちゅん!嬉しいっちゅん!」


Re: 宇宙メモリー〜この恋どうなる?〜2話 弟子師匠 ( No.2 )
日時: 2024/01/14 20:38
名前: ちーかま (ID: YyD.HMoh)

俺の家にラメリが来た。
部屋は俺の部屋の隣の空き部屋を貸した。
寝るまでの間、俺は地球のことを教えた。
「ほら、こんな地図は見たことありますか?ここが今いる日本です。そして日本にはさらに場所の分類をするため都道府県というものがあります。ここは東京都と言います。東京都といってももっと分類されるのですが先に他を見ましょう。ここは群馬県、埼玉県…((」
「かいと、私を誰だと思ってるっちゅん。プリンセスよ?家庭教師に叩き込まれたっちゅん。県ぐらい分かるっちゅん。ここは青森県、岩手県((」
「あ、では地球の植物なんてどうでしょう。図鑑を見てください。この植物は((」
「へぇー、それは知らなかったっちゅん」
はぁ、この喋り方疲れる。

次の日。
今日は休みだからショッピングモールにラメリを連れてった。
帽子を被らせ飛ばないように、そしてお母さんの洋服を着せた。宇宙人の服って地球人とは違うんだな。
「ほら、ここが文房具屋です。…あ!あれがシャープルペンシルって言うんですよ。みんなは略してシャーペンと言います」
「文字がかけるっちゅん?」
「はい」
「ここが服屋です。なんか買いますか?」
「買いたい!地球のお金は父上から貰ったので買えるっちゅん」
「さぁ、洋服を選んでください」
「選べって、私は地球の洋服がよくわからないっちゅん。選んで欲しいっちゅん」
「俺女性物はわかりません。俺ダサいですし…」
ラメリは俺の着ている服をまじまじと見ながら
「確かに…」
いや、そこ否定するところっ!
「あれ?かいとくん?」
「杏奈…」
気まずい…
「あれ?その子誰?」
なるよな…告白してきたやつをフッて次の日に女の子連れて歩いてたら怒るよな…
「ラメリ…」
「彼女?」
「違う!留学生だから案内してたんだ!地球のこと教えてあげてるんだ。彼女はホームステイしてるんだよ…」
「そう…私は野梅杏奈って言います。ラメリさん、うちに来なよ。私は女子だから性別おんなじになるし、本とかたくさん持ってるよ。かいとくん、いいかな?」
何も、俺と杏奈は付き合ってるわけでもないんだし、そんな浮気対策みたいなのはしなくても…
「かいとと杏奈って付き合ってるっちゅん?」
え?
「まさか…」
杏奈は笑い出した。
「だってそんな浮気対策みたいなことしてるっちゅん」
「だって性別おんなじになるし、本もたくさんあるから…」
「そうっちゅん?本当は付き合ってるっちゅん!」
「ラメリ様、俺ら本当に付き合ってませんから」
俺が否定した。
「様?何よそれ」
杏奈が詰め寄る。
「いや、別に」
面倒臭いからラメリが宇宙人ってことは隠そう。
「あ、そうだ!杏奈はファッションセンスがいいからラメリに服を選んでやってくれ」
「え〜、しょうがないわね」
「杏奈ってファッションセンスがいいっちゅん?あ!杏奈オシャレっちゅんね!」
「ラメリさんって何歳?」
杏奈が聞いた。
「16っちゅん」
「同い年だったんですか!」
俺はびっくりした。
「となると結構スタイルいいわね。身長もそれなりにあって、細い。顔も美人。色白でピンクに近い。髪もとても綺麗な色してるわね。帽子も選んであげましょ。帽子とってみて」
「いや、それは…」
俺は慌てた。帽子とったらうさ耳が…
「なんで?ここ室内だしいいじゃない」
「いや…うわぁ〜大変だ!もうこんな時間!杏奈悪いが早く選んでくれ!」
杏奈!ごめん!嘘つきました。
「あ、あら、そうなの。んー」
ブツブツ呟きながらいろんなところを見る。
「…これなんてどう?」
杏奈は服を手渡した。
ラメリと俺は服を見た。
「「可愛い!」」
「ファッションセンスがいいっちゅんね〜!」
「杏奈は昔っからオシャレだな!」
「…」
ラメリは難しい顔をした。
「試着しましょう」
杏奈が言った。
「試着?何それ」
ラメリが聞いた。
「服を着ることができるのよ」
杏奈が教えた。
「へぇー、じゃあ着てくるっちゅん」

「杏奈、かいと、着てみたよ」
「え?!いいじゃん!」
俺は思わず可愛いと思った。
「似合ってるわ」
「杏奈のセンスがいいからっちゅん。杏奈!私を弟子にしてっちゅん!地球の服はわからない。だから教えて欲しいっちゅん!」
ラメリ?!まさかラメリがそんなこと言うなんて…
「まぁ、いいけど」
杏奈もびっくりしている。
「そういえばかいとくん何か用事があるんじゃないの?」
杏奈が訪ねた。
やっべー!嘘なのに!
「悪い!あれ、明日だった…」
はい、嘘です…
「なーんだ。2人とももう帰るの?」
「帰るっちゅん。もう疲れたっちゅん」
「帰るか。その前に俺ちょっとトイレ」
「杏奈、一緒に待ってよう」
「ええ」

Re: 宇宙メモリー〜この恋どうなる?〜 第3話 ライバル ( No.3 )
日時: 2024/01/19 18:05
名前: ちーかま (ID: YyD.HMoh)

私は野梅杏奈。
ラメリさんに一緒に待ってようと言われた。
「杏奈…?杏奈はかいとと付き合ってるっちゅん」
「付き合ってないです」
私が振ったのよ。
「元彼っちゅん?」
「仲良しの幼馴染よ」
説明した。
「杏奈はかいとが好きっちゅん!」
「私振ったのよ。昨日告られて」
言いたくなかったけど…
「嘘っちゅん!」
「嘘なら嘘でいいじゃない。なぜラメリさんはそんなことにこだわるの?もしかしてかいとくんが好き、とか…?」
「好きじゃないちゅん!私は身分の低い者と付き合ったりしないっちゅん!」
「はぁ、身分の低いって…じゃあラメリさんは身分が高いの?」
「当たり前っちゅん!」
この人面倒くさい。ついあたりが悪くなる。
「何よ、それ。どうしてラメリさんは私とかいとくんの関係にこだわるのよ」
「さぁ…なんか気になると言うか、かいとと一緒にいたいと言うか…」
ラメリさんはしどろもどろだ。
わかってない。
「そう言うのを恋っていうの!」
「恋?!そんなわけ…そんなわけないっちゅん…ないっちゅん!」
「ラメリさんって何者?」
私はつい聞いてしまった。
「へ?」
「語尾の『ちゅん』が気になるのよね。身分が高いだの、帽子を取りたがらない。かいとくんもラメリに様付けしちゃって、それに、一つ気になる言葉を発してて。『地球の服はわからない』」
ラメリさんの顔が青くなるのがわかった。
「おーい、ラメリ様〜、杏奈〜」
かいとくん…タイミングってものがあるでしょ!
私たちは顔をそっぽ向けた。
「どうした?帰ろうか」
「そうっちゅん、そうっちゅん、杏奈またね」
ラメリさんが慌ててるけどそうはさせない!
「いいえ、まだ話は終わってないのよ!ラメリさん、何者?かいとくんでもいいよ。答えて!」
「何?何者って…あはは…ラメリ様はラメリ様。ただのホームステイ」
「それよ?様付けが気になる。ちゅんって何?身分が高いって発言も気になる。後は帽子を取りたがらない。後は地球の服はよくわからない。ラメリさんは本当に地球人なの?!」
私は思わずかいとくんを壁ドンした。
「は?え?は…」
「ラメリさんを差別するつもりはない。ただの興味本位」
「ラメリ様、話しますか?」
「ふん!かいとが好きにするっちゅん!」
「杏奈は信用できるんだ。話すよ。ただ、ここでは無理だ。ショッピングモールを出よう」
今までのこと全部話してくれた。
私は驚いて声も出なかった。
「宇宙人が本当にいる?!」
「様付けはおかしいよ。ここは地球だもの」
「あの、かいと?私と気楽に話すっちゅん…」
ラメリ、よく言ったわ!
「え?わかった。ラメリ、だな」
「私も呼び捨てしようかな?」
「杏奈はダメっちゅん!」
「なんでよ。私は師匠よ!」
「ぜひ、ラメリと呼んでください」
ラメリ…w
「でも、師匠と弟子の関係でもあるけど私らはライバルっちゅん!」
は?
「なんのよ」
「恋のっ」
と耳元で囁かれた。
「は、はぁ?好きじゃないって言ってるじゃない!」
「嘘つかないっちゅん!」
「何が?!」


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