コメディ・ライト小説(新)

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コンビニバイト
日時: 2024/08/17 14:37
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode

君が言っている店って
本当に…安全?
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イッキ読み>>01-

>>01…コンビニバイト
>>02…事件
>>03…友達
>>04…仲間

Re: コンビニバイト ( No.1 )
日時: 2024/03/25 09:54
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)

コンビニ=コンビニエンスストア

駅前や住宅地、幹線道路沿いなど消費者の利便性が高い立地に出店する小規模の小売店を指す。生活日用品や食べ物がよくおいてある。

このコンビニは変だ。


一般のコンビニではない。すべてが違う。もう混乱なんてしない。

話は一か月前にさかのぼる。



お金がない。仕送りで生活はギリできるけれど、欲しいものが買えない。こうなったらもうバイトするしかない。
そういえばこの近くに新しくできたコンビニがあるはずだ。
できたばかりだから、バイトを雇おうとしているだろう。


コンビニに入った。



………………




おかしかった。何も言葉が出てこなかった。人と言う人がいなかった。人ではない何かがいた。そして昼間なのに暗い。いや、外が暗く見える。そして人ではない何かがすごく明るい。太陽みたいだ。

店長という名札がかかっている者を見ると…………人間だった。

「あのバイトしたいんですけど…」



僕は事務所に連れられた。店長は年の低そうな女性(?)だった。

「あのまず最初に色々聞きたいんですけれど、なんで外が暗いんですか。人がいないんですか。あの物体は何なんですか。なんで光っているのですか。あなたは誰なんですか」

「色々投げられては返せないって…」
と店長の札が下げられている女性が言った。

「まあとりあえず最初に言うけれど、お前、なんでお前みたいな未来がある人間がここにたどり着いているんだ?不思議でしょうがない」
と店長が言った。
「…?」
「すまないすまない。自己紹介から、私に名前はない。店長とでも言っておけ。ここは死んだ人間が姿を変えて、訪れるんだ。でもお前は人間だ。それも生きた人間。こちらはこちらで不思議でたまらない」
と店長が言った。
「でもあなたは人間ですよね。なんで…」
「私は人間ではない。いや、まあ人間ではあるが、欠けた人間だ。人間の形をした何か、だと思え。私の正体は知ったことじゃない。死んだ人間は、私は鎧と言っている。魂がこもったただの生き物だからな。このコンビニの外が暗いのは、ここはお前が知っている、世界じゃないからだよ。此処を私たちはたまり場と言って、外を水晶すいしょうと言っている。鎧は暗い所が好きだから普通はこのたまり場は水晶と同じように、暗いのだけれど、鎧が集まって、明るく見えてしまうのだよ」
そこに僕が言った。
「でもあの鎧?は、明るいですよね、暗い所が好きなのに」
「それは君たち人間が水が嫌いでも、体内は水が七十パーセントあるようなことと同じだよ。あの鎧たちは少ししか光を出さない。しかし、周りにある小さな細菌との接触で大きな光を出してしまうんだ。常に空気清浄機はおいているんだけれど、最近効きが悪くて、このたまり場を避ける鎧が多くなってきてて、大変だったんだよね…」
「まあそちらもそちらで大変なんですね。で、バイトしていいですか」
「いいけれど、うちにはほかに誰も雇ってなくてね、人数が少ないんだ。だから広告と言ってもなんだが、人を集めてきてくれ。しっかりとした人間を。君が来れたのだから、他の人でも大丈夫だろう。じゃあ今週中に一人でも新しい人間の客を連れてくることが出来たら、バイトはやらせてもいい。最初の仕事だ、簡単だと思え」

Re: コンビニバイト ( No.2 )
日時: 2024/05/21 19:12
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)

「人を集めるってどうしたらいいんだ…」
このコンビニはただのコンビニではない。一般人からしたらただのコンビニだが、何らか条件を満たした者だけがあの水晶という世界にある『たまり場』にたどり着く。まあその何らかの条件が分からないから、どうもこうもないんだけれどな。だから、『初めてのバイト』も相当困難する。と、思っていたが、まさかの事態が起きた。

「店長、俺たちの世界何かおかしいです!現世にある同じコンビニに入った人がどんどん消えて行ってるっていう事件がニュースに!」
と店長に話した。
そしてその人間の形をした何か、つまり店長がこう言葉にした。
「おかしい、私の方にはお前以外誰も見ていないのに…。"きょうかい"に何か不都合が起きているのかも…」
不思議そうに僕は言った。
「"きょうかい"?」
それに答えるように店長が話した。
「"境界"だよ、こっちの世界とあっちの世界を繋いでいる世界の事。お前がこっちに来るとき何かおかしくなかったか?」
「ああ、少し一瞬だけ視界が見えなくなって」
「そこが境界だ。そのおかげであの鎧たちは水晶に来れるんだ。しかし、参ったな…。現世と水晶を行き来できる人間がお前しかいないのか…。まあ少し考えておく。お前はバイトでもしとけ」
と片付けられた。


僕は現世に帰った。
毎回ここに来るのが少し嫌になる。こっちに来るのはコンビニの自動ドアを渡るだけでいいんだけれど、ごみ箱を通らなければ現世に行けないというのが。

Re: コンビニバイト ( No.3 )
日時: 2024/07/25 20:18
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)

「誰って、僕には友達一人もいないのに…」
どうしよう。もう一人バイトをする人を探せって言われても自分一応中学校から一緒に進学する人がいなかったから今の所友達いないんだよな…。
あっ、でも自己紹介の時…



「どうも、大地 平でーす! 今まであだなでだいたい『だいたい』って呼ばれてましたー! なんちゃって! これから何年かよろしくなんねん!」
って大地平ってやつが自己紹介したとき、僕は心の底めちゃくちゃ笑っていたけれど、
「…」
って空気になって、めちゃクソ静かになった。けれど、男はだいたい最初そいつの所に群がって皆わちゃわちゃしてた。それに僕は乗らなかった。そんな一人の僕に、大地がたくさんの人がいるところから抜けてきて
「君、友達にならない?」
って言ってくれた。
そこから好きな事とか、得意な事とかが一緒になって仲良くなった。



面白いし、かっこいいし、優しいし、頭いいし、出木杉みたいで、何もかけていないすごい人だ。もしかしたらバイトをしてくれるかも…。

Re: コンビニバイト ( No.4 )
日時: 2024/08/17 14:37
名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)

「平、ちょっと頼みたいことがあるんだけど…」
と、LINEで送ってみた。
すると、少し経ってから既読が表示された。
「何々?」
と返ってきた。
「僕、今コンビニでバイトしているんだけど、そこでバイトしない…?」
「まあ、暇な時でいいって言うんだったら大丈夫だと思う。どこのコンビニ?」


バイトをするとは言ってくれたものの…大地は向こうに行くのだろうか。僕と一緒に行ったら大丈夫なのだろうか。でも、呼んでおいて急に僕がいなくなったら大変だし、失礼だと思う…。

店長に相談してみた。
「って事なんですけど大丈夫なんですか?」
「…。大丈夫なんじゃない?」
結論、適当すぎた。


どうしたら、、、もういい連れてこよう。
謝ったら大丈夫だろう。


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