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コメディ・ライト小説(新)
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- 前世女子が、乙女ゲームの親友ポジに転生した話。
- 日時: 2024/02/10 20:20
- 名前: りう。 (ID: Fjgqd/RD)
“僕”は、どこにでもいる、高校一年生の女の子だった。
その頃の流行りは乙女ゲーム『月夜に現る、運命の人』略して“月運”。
ヒロインは茶髪で黄色い瞳が特徴の雨宮 恋。天真爛漫で可愛い子だ。
攻略対象は4人。王道王子様系の神西 明と、その幼馴染でクールな乱 那雨。
ヒロインのように天真爛漫な琴瀬 陽、俺様系の内田 涼夏。
まあ、乙女ゲームの設定って大体こんなんだろう。
それでも僕みたいなオタクは、ビジュやストーリーなどにどっぷりハマるのだ。
実際に僕は何百、何千、何万回以上も“月運”をプレイしたため、すべてのストーリーが頭の中に入っている。もちろん、隠しルートも。
さて、なぜ僕がこんなに説明してるかってね。
そりゃ、起きたらベットじゃなくて、推しが目の前にいるからである。
「ねえ、夜月、聞いてる?」
転生先が“月運”の世界で、しかも親友ポジなのは大当たりだ。
前世でどんな徳を積めばこうなるだろうか。
だが問題は、前世と今世で性別が違うこと。いつぼろを出すかドキドキしている。
そして今僕の名前を呼んだ人が、神西 明だ。尊い。生きててくれてありがとうごさいます‼
「ごめんなさい。考え事してました。」
「なぜ敬語?」
「陽キャに敬語を使うのは常識では??」
「聞いたことない常識だが??」
「そうですか…」
まあ、前世陰キャの僕が作った常識だけどね!
「とりあえず、僕のことは明と呼んで。敬語もいらないから。」
推しの名前呼べるとか、転生してすぐ命日ですか?
「えっと、明くん?」
「///」
推しのテレ顔頂きました✨
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