コメディ・ライト小説(新)

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かつての神が使っていたらしい古代兵器で世界の頂点を取る
日時: 2024/04/02 01:56
名前: sws (ID: nZQtfxSq)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13932

〜はじめに〜

初めての投稿だし書いたこともないから練習気分で書いてます
拙い所も多々ありますがお許しを
(「」の頭に人物名が振られてないのが主人公です)

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1.遭遇
__ここは地球であり、地球ではない
「平行宇宙」に存在する我々が住んでいる地球とはまた違う道を歩んだ「幾千ものの地球の中の一つ」に過ぎない世界
しかし大きく異なるのはその「世界観」であり、未だに戦国武将が台頭している世界もあれば、食物連鎖の頂点に鳥類が立っている世界も、もう滅んでいる世界も。様々な世界が無数に存在する。これはそのとある地球での話_
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 田中「ここがあの古代兵器が眠っているとされる森か!心が躍るな!」

 カイン「田中、うるせえぞ。一応神聖な区域だ、罰当たりなことはよせ」
 
 「まあ別に気にすんなよ、俺たちが学長の許可を長きに渡り待ち続けて掴み取った権利だぞ」
 
 カイン「そんなこと言うからまたこいつうるさくなんの...分かんないかなぁ...」

 ここは第◼️◼️宇宙の地球にあるエレメンタル高等学校。様々な部活動や同好会がある中、一際異色を放つ研究会があった。

 神物採集会。この同好会は「神聖なものをコレクションすることが好きな人達」が集まっている。字面でも分かる通り、

 非常にマニアックな趣味を持っている人が集まるため、会員は現状3人しかいない。
 
 お調子者の田中。この世界の住民とはかけ離れた名前をしていて、本人曰く「儀式したらなんかここに来た」とのこと。

 「ここ」とはなんなのだろうか。世界が複数あるとでも?謎多き人物でもある。
 
 冷静沈着なカイン。田中に対して苛立ちを感じており、普段の態度とはかけ離れた怒りを露わにすることもある。

 真面目なため、実質的なリーダーとなっている。

 そして天才科学者セル。本作の主人公である。高校生ながらも様々な研究をしており、「相手を内側から破壊する打撃方法」「世界の

 再構築」「極限まで加速に細胞が耐えるようになるには」などのテーマで研究をしている。はっきり言って、物騒である。

 しかし当の本人は常に何かのっぺりとしていてどこか抜けてる、そんな性格をしている

 そんな曲者揃いの神物採集会だが、今回の活動の目的は「風神:ウィンディが護る聖域の調査」だった。

 一見ただの広大な森林なのだが、一部の界隈で「とんでもないオーラを感じる何か」があると話題になっている。

 これには採取会が顔を出さないわけもなく、長期に渡る審査の後に3人は森林へ向かった。

 田中「てかさ、ここってどんなモノが眠ってるって噂なの?」

 「ここの森林には古代に風神:ウィンディが神々の争いで使用してた装備があるらしいよ〜」

 カイン「どうやら、オーラの量が規格外過ぎて、どこにあるかは近くに来たらすぐ分かるみたいだ。」

 田中「へ〜、そんな壮大なモノ俺らでも見たことないよな〜!」

 田中が笑いながら、どこか神妙な顔持ちで軽快に歩く。

 カイン「全くその通りだ、」

 皮肉混じりに吐き捨てるようにカインが言う。

 実際、この同好会は以前から問題ばかり起こしていて、本来申請が必要な神物を無許可で奪ったり、教会のガラスを割ったり、
 
 酷いものだと悪神を復活させて1つの巨大都市を壊滅状態にしてしまったり。

 大半は田中とセルによるもので、カインは半ば諦めていた。

 そんなメンバーでも今まで経験したことがないほど禍々しいオーラを放っているというのだから、全員が固唾を呑んで探索を続けた。

 現にもうセルはこのおびただしい程の重圧に気づいていた。

 「肌がピリつくな...分かる?」

 田中「?、何言ってんだお前」
 
 嘲笑うかのように田中はきっぱりと切り捨てる。

 田中「_でもさぁ、やっぱセルってなんか持ってるよねー。めっちゃ強いし」

 珍しく田中の顔が真剣な顔のように見える。

 この世界では「戦闘」というものが当たり前だった。何かを決める時、娯楽、勝負。

 それらは全て闘いによって収束する、というのが常識だった。

 そんな世界でもセルの戦闘能力は規格外で、持ち前の頭脳を活かしたトリッキーでもありながら

 パワフルな戦闘スタイルで敵を圧倒している。

 「よく分かんないけどなんか徐々になんか圧が強くなってる、初めての感覚だ...。」

 カイン「それほどに強力な神だったのだろう。僕も体の節々が痛くなってきたよ。」

 田中「あれ〜?もしかしてあれじゃねー?」

 カイン「恐らく」

 強すぎる気配に全てに対し鈍感な田中でも気づくレベルの近さまで来ていたのだろう。

 「...?これが...?」

 一同は困惑した。

 古代兵器とは名ばかりの現代的なフォルム。飛行機の両翼のような人3人分くらいの横幅にまた飛行機のような大きなジェットの

 ようなものが両翼に1つずつ。一回り小さいジェットが両翼に2つずつ。おおよそ古代の神が使っていたモノとは思えない風貌だった。

 田中「こりゃ驚いたぜ。風神様がジェットパックなら、雷神様は発電機でも使うのか?」

 冗談混じりで言っていたが、それはまた事実でもあった。

 カイン「こんな物が古代兵器...?信じられん...」

 「明らかに人為的過ぎるよねこれ...なんかどちらかというと100年後くらいの戦闘で実用化されそー。」

 田中「とりあえず持って帰ろうぜこれ。俺が持つけど...これ圧が凄いな...。ハッ、俺ごと地面にめり込んじまうんじゃないか?」

 カイン「バカ言ってねえで落とさないようにするのを一番に考えろ。何かあったらどうする。」

 「まあなんかすぐ終わっちゃったし、帰ったら研究かな〜」

 (ガサッ...)

 真っ先に気づいたのはやはりセルだった。

 「...誰だ」

 オカルトマニア「私達のような界隈でたびたび噂になっている神物が手に入るぞ、なんて言われたらねぇ〜...行っちゃうよね〜」

 「...なぜここに入れている」

 オカルトマニア「今ネット盛り上がってるぜぇ?長年封印されてきた森林と結界が無くなってるぞって」

 そういうとスマホを見せてあげた。

 「【速報】パワースポットの森林がアツい」「お前ら、結界なくなったぞwwwww出撃しろwwwww」

 「【朗報】一部界隈で伝説となっていた森林、ついに侵入が可能に」

 しくった。セルはすぐにそう思った。手続きの中にはこの森林の管理者に結界を一時的に解放するという誓約書、

 なんてものも書かされていたのだった。

 しかも管理者は一流の神主。自分たちで結界がどうこうなる話ではない。

 オカルトマニア「しかもぉ〜...?敵は1人じゃないんだぜ〜??」

 無情にも木々の葉が互いに擦れ合う音が煩いほどに聞こえる。

 「やるしかないのか...」

 つづく(よ、たぶん)


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