コメディ・ライト小説(新)
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- 一夜、大希
- 日時: 2024/04/04 23:09
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
作品『一夜、大希』
登場
大介(だいすけ)
春義(はるよし)
春義母
- Re: 一夜、大希 ( No.6 )
- 日時: 2024/04/04 23:34
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
七夜
「大希だよな!」
「おー、一年ぶりじゃね?」
そういうことなのか?
こいつはつまり、記憶能力がおかしいのか?
「そーだぞ。てかお前、昨日__」
「ああ、悪かったな、BBQ行けなくて。」
「マジ許さん。」
「悪いって。急に用事入っちまってさ。」
「どーせ、彼女のことだろ。」
「うわ、バレてらw」
なるほど。
こいつは記憶喪失。
んで、友人の大希とやらには彼女がいた、と。
羨ましいなぁ。
青春してんなぁ。
俺はこの男との電話で、その青春を追体験していた。
就活疲れの俺にとっては、つかの間の休息であった。
毎日、この電話の時間が楽しみになった。
- Re: 一夜、大希 ( No.7 )
- 日時: 2024/04/04 23:41
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
八夜、九夜、十夜
なんとなく話が分かってきた。
男、春義は東北のある高校の出身であり、今はニートであること(働け!)。
春義と大希、その他複数名でBBQの約束をしていたが、大希がすっぽかしたこと。
春義の記憶はなぜかBBQの翌日のまま進まないこと。
約束をした。
明日会いに行く、と。
住所を教わり、支度を進める。
ここからだと新幹線になるのか?
考えていると電話が鳴った。
相手は春義の母を名乗っていた。
- Re: 一夜、大希 ( No.8 )
- 日時: 2024/04/04 23:45
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
十一夜
「春義の母です。」
「どうも、春義の友人の___」
「止めてください!」
悲しげな怒号な響いた。
「本当のことを教えてください。」
俺は現実に引き戻された。
「大介と申します。」
俺は今までの春義とのやり取りについて説明した。
春義の母はそれを聞いて、泣いていた。
「明日、待っています。」
- Re: 一夜、大希 ( No.9 )
- 日時: 2024/04/04 23:47
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
十二夜
「病院?」
マップで住所検索すると、春義が言っていた住所が県立病院であることが判った。
なんでこんなところに__。
- Re: 一夜、大希 ( No.10 )
- 日時: 2024/04/04 23:53
- 名前: 大希(ウソ) (ID: jmxtpCAp)
十三昼
「すみません、見舞いに来ました。」
「どなたかのご家族でしょうか?」
「いえ、友人です。春義の__」
やべぇ。
名字知らねぇ。
「あ、お話は聞いてます。大介さんでよろしいですか?」
「あ、そうです。」
病室に案内された。
「こちらです。」
「アザマス。」
見ると、病室の扉の前には女性が立っていた。
女性はやつれており、電話の声よりも5つほど老けて見えた。
「どうも大介です。」
「初めまして。」
挨拶を終えて、春義母は話し始めた。

