コメディ・ライト小説(新)
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- 皆から集めたネタを書いてみたスレッド
- 日時: 2024/04/21 11:13
- 名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
リク依頼・相談掲示板にある『ネタを作ってくれませんか?』というスレッドにて集めたネタを一話完結で書いていきます。
>>01 花見と恋心
- Re: 皆から集めたネタを書いてみたスレッド ( No.1 )
- 日時: 2024/04/21 11:14
- 名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
花見と恋心
花見って不思議だ。
ただこの桜の木を見ているだけなのに、心が穏やかになってくる。
僕は、中学一年生。
中学一年生の僕。
僕は好きな人がいる。
綺麗な人だ。
名前を桜と言う。
賢い方でも賢くない方でもない、どちらかと言うと賢い方の人だ。
優しくて、面白くしようとしる性格で、笑っている笑顔が何と言ったらいいか、か、可愛いというか、そういう感じだ。
バレンタインという日があるのを知っているだろうか。バレンタインとはチョコを渡し、その一か月後のホワイトデーという日にお返しを貰うというものだ。もともとは違うものだったらしい。
僕は、今日のためにチョコを一から作った。そのチョコレートをいつ渡すかと言う問題がある。
一、げた箱に入れる
二、直接渡す
三、引き出しに入れる
どれも恥ずかしい、一と三は誰かに見られる可能性大だ。直接渡すのは本人と会わなければならない。
僕は告白することにした。相手がどのように思っているのか、不安でしょうがなかった。けれど決意した。もうするしかない。
「好きです。付き合ってください!」と言うのは嫌いだ。なんというか振られた時のダメージがとにかく大きそう。だから、僕は口では言わないことにした。遠まわしで言うという事だ。
僕は桜をほかの人にバレないように学校の裏庭に一緒に行くことが出来た。
「チ、チョコ…、作ったから貰ってください!」
と僕は言って彼女の手を掴んで、彼女の掌の上に四角い箱を渡してすぐに僕は逃げたように走って行った。帰りのチャイムが鳴る中、僕は家に向かって全速力で走って行った。
一か月後の今日。やっとこの日が来た。
どういわれるかは分からない。でも、やれることはやったつもりだった。
今日が終わった。僕は疲れていた。
花見はやっぱり良い。二人で見る花見は、そして僕が見る花見はとても素敵だった。桜が散る今日、新しい夏が、春が、始まった。
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