コメディ・ライト小説(新)

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君との思い出
日時: 2024/05/18 14:13
名前: 東雲朱雨 (ID: 9uhgIwvd)

夏に入りかかって、日差しが暑くなって来た今日。彼女が亡くなった。
15歳だった、笹木白百合ささきさゆりは交通事故に遭った。打ちどころが悪く、僕よりも
先に逝ってしまった。白百合が生きていた日々がもう帰って来ないと思うと
あの日々が恋しい。僕、楠木庵くすきいおりは今日から中学一年生だ。友達も家族も居な
い僕にとってはこれが苦痛で仕方がない。「ねえ。何してるの?」声を掛けて
来たのは隣の席に座って居る笹木白百合という子だ。
「見て分かるだろ?暇してるんだよ。」と答えると笹木は、不思議そうに
僕に「友達は居ないの?」と聞いてきた。居るわけ無いだろ。こんな僕な
んかに友達が居たら逆に凄いよ。
「居ないよ。僕に友達なんか居たら少しは変わっていたかもな。」素っ気な
く答えると笹木は次にこんな事を聞いてきた。
「そっか。私も実は友達が居ないんだ。良かったら私の友達になって
くれない?」そんな事を言われ、僕は最初は戸惑ったが、トモダチになる
ことにした。
「いいよ。よろしく。僕は、楠木庵。君は?」一応自己紹介をしてみたら、
笹木は目を丸くさせ、何度も瞬きをしていた。その後笹木も自己紹介をした
「私は笹木白百合って知っているよね。てか庵って言うんだ。なんだか、
女の子みたいな名前だね!」こう言われるとは思わなかった。何時もダサい
だのキモいだのと言ってくる人しか居なかったから嬉しかったし、本気で
仲良くなりたいと思えた。こうして入学初日は初めてのトモダチが出来て
幕を終えた。

Re: 君との思い出 ( No.1 )
日時: 2024/05/17 18:48
名前: 東雲朱雨 (ID: 9uhgIwvd)

今日は雨が降っていて入学二日目から憂鬱だった。憂鬱だったのは雨だけではな
い。もう一つは虐めだ。クラスメイトが突然こんな事を言ってきたのであった。
「お前って親殺したんだろ?笑"人殺し"じゃねぇか笑」や「"人殺し"は要らねぇ
んだよ笑」等と言ってくるが、実際は親を殺したわけではない。そう親は殺され
たんだ。しかも叔母、に。叔母と親は仲が良かった。なのに叔母は親を殺したん
だ。叔母は僕の親を殺した後にこういってきた。「ねぇ、庵。叔母ちゃんに着いて
こない?」ふざけるな、誰が親を殺した相手に着いて行くかよ。笹木は言った。
「楠木君、気にしないでいいよ。」どうやっても気にしちゃうよ。だって殺したの
はもう"一人"いるから、その相手が笹木の父だ、と言うこと。叔母の宮里美子は
笹木の父、笹木幹二の不倫相手だ。はぁなんで真相を知ってしまったのだろう。
「おい、人殺し。お前って一人暮らししてんの?笑」しているわけないだろ。
僕は今、伯父の京介さんとその妻の美百合さんと暮らしている。笹木は父が
人殺しと言う事を知らないから、気にしないでいいと言えるんだろ。
「ねぇ。楠木君は、本当に両親を殺したの?」は?殺すわけ無いだろうが。
「違う。僕の叔母と叔母の知合が殺した。」
「叔母の知合って誰?」面倒くせ。本当の事を言えば良いのだろうが本人の前では
中々言えないことだからなんとか誤魔化すことにした。
「僕にも知らない人。」
「そっか。でも良かった!本当に楠木君が人を殺していなくて!」
なんだその言い方まるで僕が人を殺したみたいだないか。真相も知らないくせに。

Re: 君との思い出 ( No.2 )
日時: 2024/05/18 10:29
名前: 東雲朱雨 (ID: 9uhgIwvd)

なんで僕の周りはこうも勝手に決めつけるのかな。これだから人は信じられない
のだ。いつか人を"信じられる"日は来るのかな。僕にとっての幸せは、幸せは...
あれ?"シアワセ"って何?ボクって何なんだ?僕を認めてくれる日は来るのか?
僕が幸せになれる日は来るのだろうか、僕なんかが生きていて良いのだろうか。
犯罪者が身内に居る僕が生きても良いのだろうか。笹木は本当に真相を知らないの
だろうか、笹木は知っているのでは無いだろうか。思い切って聞いても見た。
「なぁ、笹木さん。笹木さんは身内に人殺しが居たらさ、どうするの?」
「その人による。父親なら殺すかも...」
「本当は僕の親を殺した犯人知ってるんじゃないの?」
「...んで」
「?ごめんもう一回言って?」
「なんでもっとまえから話してくれなかったの!?私は楠木くんが苦しんで居るのを
もう見てられないの!!誰かの為に我慢する楠木君を見るのはもう懲り懲りなん
だよっ!!」
やっぱ知ってたのか...でも笹木はこんなこと思っていてくれてたんだ。
でもやっぱり生きてはいけないよ。だって親を殺されたんだぞ。最愛の親を。
次は神酒さん夫婦を殺しにくるのかな、そうしたら本格的に終わりだ。
叔母さんさえ居なきゃ僕の居る此処は幸せだったかもしれない。親が居て
妹、弟、兄が居て従兄弟が居て友達が居るそんな世界を望んでいたのに、なのに
叔母は、彼奴は!!!全て壊した!!!何時までも京介さんの家に居座るのはいけない。って
分かっているのに...それなのに!!!

Re: 君との思い出 ( No.3 )
日時: 2024/05/18 14:12
名前: 東雲朱雨 (ID: 9uhgIwvd)

彼奴が、彼奴等が生きている限り京介さん達から離れることは出来ない。出来たと
しても彼奴等の事を見張らないといけない。僕には兄弟と従兄弟、親友がいる。いや
居た、と言った方がいいか。兄弟のあおいあきさくと従兄弟の夏月なつき
親友の陸翔りくとが居た。居たのに叔母と幹二さんが手にかけた。そう、殺したのは
親だけじゃなかった。兄弟と従兄弟、親友を殺したこと絶対に後悔させてやる。死んでも許
さねぇ。一生後悔しやがれ。そして一生苦しみやがれ。
「はぁ。歌でも歌うか。」最近少女レイしか聴いてない。いやそれしか聴きたくない。皆に
贈りたい歌だ。
「そう 君は友達 僕の手を掴めよ そう 君は独りさ 居場所なんて無いだろ 二人きりこの儘
愛し合えるさ_」あ〜駄目だ僕未練しかない。だっせぇ...馬鹿な女とクズ男が身内にいるせい
で皆を困らせてしまう。どうしてこうなってしまったのだろう。皆僕が殺してないって信じて
くれない。そりゃそうかだって皆新聞で息子が殺した、的なことを見てしまったんだもんな。
叔母が仕掛けた僕への悪戯だ。それは別にいいけど人を殺したことは許さないいや許したくない
もうこの世から消えてほしい。どうして彼奴等が生きているのだろうか。本当は皆何もしていないのに皆はそれを信じないで一方的に決め付けて噂をし僕や京介さんを困らせる。京介さんが何回も弁解しているが皆聞き耳をたてない。そりゃ真相が分からないまま終わるだけじゃないか。いつまで皆を困らせたら気が済むんだよ。彼奴等は親族以外に色んな人を殺してきた。まるでみ皆僕と関わっている人を殺し僕を独り占めするかのように。僕はただ平穏な生活をしたかっただけなのに、それを全て奪われ、壊せれた。一度叔母と幹二さんを殺しそうになったがなんとこ堪えた。殺してもなんの意味も無いことに気づいたからだ。


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