コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- トランプ部 第A章 1の2
- 日時: 2024/06/26 13:37
- 名前: 夜麻咲春 (ID: EoLsx.7N)
縁下
飯を食い終わった俺たちは、また伊坂を探す事になった。食堂に降りる時に使った階段を登り、長い廊下の8つの部屋の開いた3部屋の中にあった下へと続く階段を降りる事にした。ちなみにだが、食堂の左右はデカい壁があって進めなかった。なので、別の所から降りて、その壁の先に行くという目的だ。正直俺は、伊坂を探すよりも、この文化祭の店にしては、出来過ぎているこの場所について調べておきたかった。降りたところには、倉庫があり、色々なものが置いてあった。そして結局、伊坂は居ず、倉庫以外なかったため、俺らは最初の部屋に戻る事にした。そこには、俺らと同じようにここへ来たであろう5人が居た。その近くには、スペードと名乗る男に似たような格好をした、奴がいた。その5人は、俺たちが入ると同時に部屋から出ていった。その時、「君たちは、スペードチーム?」とそこにいたスペードに似たような格好をした奴に言われた。「あ、はい」と虎音。「そう、私はクラブ。よろしくね」クラブ………俺と同じ名前か…「あの子たちは皆んな秀才よ。頑張って勝ってね」そういえばあそこに居たのは、「2学年の内1番学力がいい」と言われる天音秀と、まぁ俺の方が頭は良いのだが、「3学年に内1番学力がいい」と言われ天音秀の姉、天音学がいた。「この名前は男子なのに実は女子!」姉妹と虎音の雑学王、桐生未知斗と、まぁ俺の方が詳しいのだが、絵に描いたような天才で帰国子女の二階堂朝陽と、コイツは俺と同じぐらい頭が良い、なぞなぞが得意な中山秋が居た。コイツは確か伊坂と仲が良い。俺は今日上見に「天才頭脳の縁下」と言われたが、最初は「裏世界の支配者」と言われていた。だが俺は、「それだと俺が犯罪を犯しているみたいで嫌だ」といったら、今のあだ名になった。だが今も「裏世界の支配者」と言ってくる奴はいる…「ねぇ、これ何?」といきなり剛力が言った。いつのまにかクラブと言う奴はいない。いったい俺はどれぐらいぼーっとしてたんだ…俺とした事が…「久来武、聞いてる?」「ん?何だ?」クソ!またぼーっとしてた!「いや実はこの部屋のロッカーに紙が入っていたの」「そうか、で、何て書いてあるんだ」「いや、それが、よく読めなくて、「/●◯ノ遊ビ/ト/お祭りノ遊ビ、◯■ノ■/ガ居ノレノデ気ヲイ寸ケロ」ってって書いてあって…」「見して見ろ」「はい」なるほどな…「剛力、これは、なぞなぞみたいなものだ」「いやそれは流石に分かる」「最初のは何だと思った?」「オセロかなーって思ったけど…」「これはおそらく囲碁だろう」「どうして?」「まず、変換して囲碁からイ五にする」「あ!伍!五か!」「そうだ、あとオセロっていうのは商品名だ」「へーそうなんだ」「じゃあ、正式名称は?」「それは、自分で調べろ、全部人に聞くと知識が身に付かんぞ」「はいはい」「ねえ、それでもまだ、意味分かんないよ」と上見。「ああ、話を戻すか、トは人で五人、その後は、俺は祭りに行った事がないから分からん」「これは多分、射的だと思う」と虎音。「じゃあ的かー」と上見。「なるほど、この文は五人敵が居るから気を付けろ、と言っているんだ」「解説をお願い」と上見。「まず、“五人敵が居”までは分かったよな」「うん」「ノレ→ルだ」「なるほど!分解してるのか!」と虎音。「そうだ、そしてイ寸→付だ」「だから五人敵が居るから気を付けろになるのか」と剛力。「そうだ」「でも敵って何なんだろう?」「鍵を探すのを妨害してくるんじゃない」と上見。「それはあるかもしれんな」「じゃあ、この中にも敵が居るんじゃない?」「それはそうだが剛力、チームの中に居るというよりも、チーム全体が敵、と言う方が可能性があると思うぞ」「まあ、たしかに」「提案があるんだが、伊坂を探すより、鍵を探さないか?」
上見
そうして、私たちは、男女に別れて鍵を探す事になった。伊坂くんは鍵を探してる時に見つかるだろうという事だ。私たちは、倉庫担当なため、倉庫に行く階段を降りるため階段のある部屋に入った時、「伊坂くん!?」伊坂くんが居た。「何処に居たの!?」「トイレじゃが」あ、そうだったのか。とりあえず、私は伊坂くんに今までのことを話す事にした。そうして彼はご飯を食べに行った。「まさかトイレだったとは」と代矢ちゃん。「でもやばい理由じゃなくてよかった」「たとえば?」「なんか1人で鍵を見つけて1人で脱出する…とか」「たしかに」「ていうか、今思ったんですけど、クラブチームって何処行ったんだろ」「クラブチーム?」「はい、さっき会った」「ああ、確かに何処行ったんだろう」「てい__かここむ_私が居た__に似てるな」「どうしたの?」「あ、実は私、両親ともに居なくて、とある人に連れてかれて、私みたいな親がいない子が行く場所に連れていってもらったんです」「そうなの!?私は元々父が病気で亡くなって、母だけだったんけど、母も亡くなって、代矢ちゃんみたいにそういうところに連れて行かれたんだ」「じゃあ、私たち同じ場所に居たのかもしれませんね」「たしかに」「実は、私も虎音さんみたいな感じで、本名は代矢じゃなくて由美なんですよ」「そうなんだ!私も本当は鳩子じゃなくて飛鳥なの」「なんか私たちって似てますね」「確かに‼︎」そんな会話をしながら鍵を探したものの、鍵は見つからなかった。けど…
「またか…」久来武くんは口を開くなりそう言った。私たちは倉庫でまたしても暗号文を見つけたのだ。そこには、“図書館は川と川の間”と書かれていた。それを戻って来た空白くんはこう推理した。まず位置を分かってもらいたいので指示に従って欲しいんだけど、まず、長い廊下を想像して。そしたらその廊下の奥に、トイレがあって、廊下の左右共に4部屋ずつある廊下を想像して。トイレの方から廊下を見て、右にすぐある部屋が材料と書かれた段ボールが沢山ある。その部屋の向かいの部屋は、階段があって、その部屋の隣に人工的に造られたと思う川がある部屋がある。位置が分かったかな、難しかったら、紙などに書いて整理してね。空白くんは、人工的に造ったと思われる川をこの暗号文に出てくる川だと推理した。そして“川と川の間”の為、片方は間がないし、図書館ではなく階段がある。人工的に造られたと思われる川(以後川と略すけど)がある部屋のトイレ側ではない方にある部屋が図書館なのではないかと考えた。そこにプラスアルファ加えたのが、久来武くんだ。間となれば、左右限らず、上下もあるんじゃないかというのが彼の考えだ。だけど、ここで、問題が発生した。空白くんの予想した、“多分図書館がある部屋の鍵をまず探さなくてはいけない”という事だ。結局鍵がいるのか…とみんな言ったがここで新たな意見が出た。虎音くんだ。彼は「まず、川が川のある部屋を指しているとは限らない」と言う強烈な一手を刺した後、こう言ったのだ「図書館見つけて何か良い事あるのかなぁ」と。この一言で、図書館何処に?は幕を閉じ、再び鍵を探そうと思ったその時、空白くんを除くみんなが思い出した。「あれ、空白は出て行く時に鍵と思われるものを持っていたんじゃなかったけ?」と
彼に聞いたところ、「そういえば持って行ったの」との事。「なんで持って行ったの?」と私が聞いたところ、「勝手に進められると困る」だからだそうだ。そうして空白くんが図書館があると思った部屋の鍵がある事が判明!(かなり進歩!)し、開けたところ、また紙が置いてあり、(と言うか紙以外何もない部屋だった) 見たところ、“図書館には鍵に繋がるヒントがある”と書いてあり、私たちは、図書館を探す事にした。んだけど、図書館の場所が結局分からないので、各自、図書館の場所に繋がる紙を探す事になった。空白くんが最初の部屋(みんな教室と呼ぶ事にした)に行き、久来武くんが材料と書かれた段ボールが沢山ある部屋(通称:段ボールの間)を担当し、私と代矢ちゃんはいや、私と由美ちゃんは、(本人から本名で呼んで欲しいと言われた為)新しく入れる様になった部屋(川がある部屋の向かい)を担当し、虎音くんは私たちの隣の同じく、新しく入れる様になった部屋パート2を担当する事になった。
虎音
〜図書館の場所が分かり休憩している時〜
この五人は(僕を含めて)似ているなって思った。
伊坂くんは本名を琥珀と言う。親がいなくなって、おじいちゃんの家で育てられたから一人称がワシ。
代矢さんは本名を由美といい、両親を交通事故で亡くしている。
久来武くんは本名を支優と言う。“縁の下の力持ち”からきているそうだ。両親は父親が乱暴な性格で、お母さんが壊れてしまったそうだ。
上見さんは本名を飛鳥と言う。父親は自分が産まれる2ヶ月前に病気で亡くなり、お母さんの気が持たず、働き過ぎで亡くなってしまった。
そして僕、僕の本名は雫。弟の名前が条だ。弟が事故で亡くなり、母が逃走。父は母が居なくなったショックで僕に乱暴な事をする様になった。
そんな僕たちは、この虎音高校の校長に救われた。彼の名は虎音翔舞僕の叔父だった。彼は自分の弟(僕の父)がおかしくなった為、僕を引き取ってくれたのだ。それから彼は、孤児園の様な所を創設し、僕を始めとする色々な子達をそこで面倒を見た。もちろん1人ではない。彼の子供で料理が上手い道彦さんや、絵が上手い幸穂さん、そして、彼の妻の恵さんの助け合ってだ。同じ所に居たと分かり、僕らはすっかり仲が良くなった…と思う。もちろん今僕らには、両親がいる。ただし、僕ら産んだ人ではない。だから僕らは、両親はいないと言うんだろうな。
そんな事を考えていたら、どうやらダイヤグループがやって来た様だった。
?
「出して!」ドンドンドン!ドン!「頭が良いんじゃないのか?自力で脱出しろ」ダンダン!ダン!「出してぇーーーーー!」
3人目、完了
第一章:完
- Re: トランプ部 第A章 1の2 ( No.1 )
- 日時: 2024/06/27 11:52
- 名前: 夜麻咲春 (ID: EoLsx.7N)
上見
そうして、私たちは、男女に別れて鍵を探す事になった。伊坂くんは鍵を探してる時に見つかるだろうという事だ。私たちは、倉庫担当なため、倉庫に行く階段を降りるため階段のある部屋に入った時、「伊坂くん!?」伊坂くんが居た。「何処に居たの!?」「トイレじゃが」あ、そうだったのか。とりあえず、私は伊坂くんに今までのことを話す事にした。そうして彼はご飯を食べに行った。「まさかトイレだったとは」と代矢ちゃん。「でもやばい理由じゃなくてよかった」「たとえば?」「なんか1人で鍵を見つけて1人で脱出する…とか」「たしかに」「ていうか、今思ったんですけど、クラブチームって何処行ったんだろ」「クラブチーム?」「はい、さっき会った」「ああ、確かに何処行ったんだろう」「てい__かここむ_私が居た__に似てるな」「どうしたの?」「あ、実は私、両親ともに居なくて、とある人に連れてかれて、私みたいな親がいない子が行く場所に連れていってもらったんです」「そうなの!?私は元々父が病気で亡くなって、母だけだったんけど、母も亡くなって、代矢ちゃんみたいにそういうところに連れて行かれたんだ」「じゃあ、私たち同じ場所に居たのかもしれませんね」「たしかに」「実は、私も虎音さんみたいな感じで、本名は代矢じゃなくて由美なんですよ」「そうなんだ!私も本当は鳩子じゃなくて飛鳥なの」「なんか私たちって似てますね」「確かに‼︎」そんな会話をしながら鍵を探したものの、鍵は見つからなかった。けど…
「またか…」久来武くんは口を開くなりそう言った。私たちは倉庫でまたしても暗号文を見つけたのだ。そこには、“図書館は川と川の間”と書かれていた。それを戻って来た空白くんはこう推理した。まず位置を分かってもらいたいので指示に従って欲しいんだけど、まず、長い廊下を想像して。そしたらその廊下の奥に、トイレがあって、廊下の左右共に4部屋ずつある廊下を想像して。トイレの方から廊下を見て、右にすぐある部屋が材料と書かれた段ボールが沢山ある。その部屋の向かいの部屋は、階段があって、その部屋の隣に人工的に造られたと思う川がある部屋がある。位置が分かったかな、難しかったら、紙などに書いて整理してね。空白くんは、人工的に造ったと思われる川をこの暗号文に出てくる川だと推理した。そして“川と川の間”の為、片方は間がないし、図書館ではなく階段がある。人工的に造られたと思われる川(以後川と略すけど)がある部屋のトイレ側ではない方にある部屋が図書館なのではないかと考えた。そこにプラスアルファ加えたのが、久来武くんだ。間となれば、左右限らず、上下もあるんじゃないかというのが彼の考えだ。だけど、ここで、問題が発生した。空白くんの予想した、“多分図書館がある部屋の鍵をまず探さなくてはいけない”という事だ。結局鍵がいるのか…とみんな言ったがここで新たな意見が出た。虎音くんだ。彼は「まず、川が川のある部屋を指しているとは限らない」と言う強烈な一手を刺した後、こう言ったのだ「図書館見つけて何か良い事あるのかなぁ」と。この一言で、図書館何処に?は幕を閉じ、再び鍵を探そうと思ったその時、空白くんを除くみんなが思い出した。「あれ、空白は出て行く時に鍵と思われるものを持っていたんじゃなかったけ?」と
彼に聞いたところ、「そういえば持って行ったの」との事。「なんで持って行ったの?」と私が聞いたところ、「勝手に進められると困る」だからだそうだ。そうして空白くんが図書館があると思った部屋の鍵がある事が判明!(かなり進歩!)し、開けたところ、また紙が置いてあり、(と言うか紙以外何もない部屋だった) 見たところ、“図書館には鍵に繋がるヒントがある”と書いてあり、私たちは、図書館を探す事にした。んだけど、図書館の場所が結局分からないので、各自、図書館の場所に繋がる紙を探す事になった。空白くんが最初の部屋(みんな教室と呼ぶ事にした)に行き、久来武くんが材料と書かれた段ボールが沢山ある部屋(通称:段ボールの間)を担当し、私と代矢ちゃんはいや、私と由美ちゃんは、(本人から本名で呼んで欲しいと言われた為)新しく入れる様になった部屋(川がある部屋の向かい)を担当し、虎音くんは私たちの隣の同じく、新しく入れる様になった部屋パート2を担当する事になった。
虎音
〜図書館の場所が分かり休憩している時〜
この五人は(僕を含めて)似ているなって思った。
伊坂くんは本名を琥珀と言う。親がいなくなって、おじいちゃんの家で育てられたから一人称がワシ。
代矢さんは本名を由美といい、両親を交通事故で亡くしている。
久来武くんは本名を支優と言う。“縁の下の力持ち”からきているそうだ。両親は父親が乱暴な性格で、お母さんが壊れてしまったそうだ。
上見さんは本名を飛鳥と言う。父親は自分が産まれる2ヶ月前に病気で亡くなり、お母さんの気が持たず、働き過ぎで亡くなってしまった。
そして僕、僕の本名は雫。弟の名前が条だ。弟が事故で亡くなり、母が逃走。父は母が居なくなったショックで僕に乱暴な事をする様になった。
そんな僕たちは、この虎音高校の校長に救われた。彼の名は虎音翔舞僕の叔父だった。彼は自分の弟(僕の父)がおかしくなった為、僕を引き取ってくれたのだ。それから彼は、孤児園の様な所を創設し、僕を始めとする色々な子達をそこで面倒を見た。もちろん1人ではない。彼の子供で料理が上手い道彦さんや、絵が上手い幸穂さん、そして、彼の妻の恵さんの助け合ってだ。同じ所に居たと分かり、僕らはすっかり仲が良くなった…と思う。もちろん今僕らには、両親がいる。ただし、僕ら産んだ人ではない。だから僕らは、両親はいないと言うんだろうな。
そんな事を考えていたら、どうやらダイヤグループがやって来た様だった。
?
「出して!」ドンドンドン!ドン!「頭が良いんじゃないのか?自力で脱出しろ」ダンダン!ダン!「出してぇーーーーー!」
3人目、完了
第一章:完
Page:1