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コメディ・ライト小説(新)
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 明日の風と昨日の君 第二話
- 日時: 2024/09/22 08:23
- 名前: 白石せきう (ID: Id2v7qO.)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14025
第二話 都会
ざわざわざわ…
都会ならではのざわめきが聞こえる。
僕は外の喧騒に耳を澄ませながら、町をぶらぶら歩きながら、毎日夢にでてくる女の子のことを考える。
明るい茶色のロングヘア。
星の形のヘアピン。
いつも彼女が着ている、白のネグリジェ。
そして、透き通っていてどこか儚い、綺麗な声。
ドンッ
いつの間にかボーッとしていたようだ。
「あ…ごめんなさい」
先に謝って来たのはあっちだった。
「いえ、僕の方こそすみません」
ぶつかったのは僕がボーッとしてたせいだから、
謝った。
「私がボーッとしてたせいなので、すみません…!」
気まずくなったのか、僕とぶつかった少女は
去っていった。
普段なら、僕もさっさと散歩を続けるところだが、
何故かさっきの少女に既視感を覚えてしまった。
しばらくその場に立っていたら、前から来た
女子高生に迷惑そうな顔をされた。
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