コメディ・ライト小説(新)

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1973年に来た兄弟
日時: 2024/09/28 09:12
名前: アポロドーロス (ID: fGppk.V/)

田舎の高校生の兄、涼と、中学生の弟の海斗は、ある日、近所の公園を散歩していた。
いつものトンネルを抜けた瞬間、なぜか突如51年前にタイムスリップしてしまった。

涼  「何か風景がおかしい」。 「すみません、今って西暦何年ですか?」
市民A「1973年ですけど・・・。」
涼  「え、51年前・・・。ま、まさか・・タイムスリップしたのかな?」
市民A「君たち、51年前から来たのか?じゃあ、あの漫画の結末はどうなったんだい?」
海斗 (聞いたことないタイトルだな・・・。)「知りません。」
市民B「こんな名作が忘れ去られているなんて信じられない。」
涼  「え、あの、何だかすみません・・・。」

海斗 「そうだ。タイムスリップしたってことは、おじいちゃんが暴走族になるのを止られるかも!僕は前におじいちゃんから聞いたんだ。昔、悪さをしすぎたせいで多くの人たちを傷つけてしまったと後悔している事を。その人たちの為にも僕たち2人でおじいちゃんを止めよう!」
涼  「暴走族は、夜中にバイクで爆音を立てながら走り周る集団だ。この暴走族は○×高校の不良の集まりで、リーダーは確か・・・校長の辰木たつきだと言っていた。」
海斗 「校長がリーダーなんて、学校崩壊しているじゃん!」
涼  「マジ、その通りだな。」
海斗 「おじいちゃんが加わる前にその辰木って奴の動きを止めなければ・・・。今すぐに行動しなくては・・・。」
涼  「辰木がおじいちゃんの孫である俺たちに気づいたら、奴ら何してくるか、正面から向かうのは危険か・・・。ん?辰木だ!逃げよう。」
辰木 「あれ、今、誰かここにいたよな?お前、見てこい。」
暴走族A「誰もいません。」
辰木 「そうか。ま、いいか、じゃあ、今日もバイクでガンガン行くぞぉ!」
海斗 「ヤバい、今日もバイクで暴走するかも?場所は商店街の方みたいだ。」
涼  「そうだ、いいことを思いついたぞ。奴らを解散させよう。その前に先手を打って警察にも行っとこう。」
海斗 「よし!」

警察 「どうした?」
涼  「先ほど、暴走族が商店街の近くを暴走すると聞きました。」
警察 「それは今すぐ捕まえないと・・・。」
海斗 「でも、むやみに捕まえるのは危険だと思います。でも僕たちには考えがあります。」
警察 「それはいいな。実行しよう。」
辰木 「いいぞ!いいぞ !もっと鳴らして住民を起こそう。・・・ヤバい!道路になぜかとげが生えているじゃねえか!パンクしないように気を付けろっ!」
警察 「暴走族5人中2人を捕まえたぞ。すごいぞ未来人の兄弟。」
涼と海斗「でも、リーダーの辰木と残り2人を逃しました。」
警察 「リーダーともう2人を逃してしまうとは・・・。」

辰木 「逃げ切ったけど、ヤバい。ここは行き止まりだ。バイクを捨てて逃げよう。」
警察A「逃がさないぞ。」
辰木 「うわー。」
警察B「どこに行くつもり?」
警察C「そこで止まりなさい。」
警察官長「お前は・・○×高の校長先生?暴走族のリーダーだったのですか?」
辰木  「お、俺はやっていないぞ。やったのは生徒たちだ。俺はそれを止めようとしたんだ。」
暴走族の手下「リーダー。大丈夫でしたか?指示通り動いたのですが・・・。」
警察官長「やはりな。校長先生、あなたを逮捕します。」

涼と海斗は無事に暴走族を解散させ、おじいちゃんが暴走族に入る事を阻止した。
そしてもう一度トンネルを抜けて戻っていった。

武志(2人の祖父。当時高校生)「ある中学生と高校生が暴走族を止めた?勇気ある奴らだな・・・。俺は校長が恐くて暴走族に入る事を断れずにいたのに・・・。」

この二人が将来自分の孫になることは、武志はまだ知らない。


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