コメディ・ライト小説(新)

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信長の妻「飛鳥夫人」〜子供が多すぎる百姓〜
日時: 2024/11/07 07:06
名前: 天璋院玉姫 (ID: w/o6P.S0)

彼女の名前は飛鳥。

とある百姓の娘で、お母さんとの二人暮らし…?

「ちょっと、綾乃手伝って!って、治郎!ケンカするのはやめなさい!」

「だって、吉麻呂が俺のお煎餅取るんだもん!かえせっ!」

なんだか百姓の家にしてはかなりドタバタで賑やかだった。

すると、お母さんから

「おやめなさい」

と声が掛かるとたちまち、あたりは静まりかえった。

「新しい子が来ていますよ。」

すると、家にいた子供たちは、紹介された女の子をまじまじと見る。

「華子ちゃんよ」

すると、今度は子供たちから自己紹介が始まった。

櫛屋の娘、千代

千代の弟、仙波

刀鍛冶の息子、刀ノ介

落武者の娘、夏夜

漁師の息子、信玄人

信玄人の妹、綾乃

米農家の娘、喜代子

野菜農家の娘、美寿

芸人の息子、治郎

芸人(治郎の親のライバル)吉麻呂

歌人の娘、茶与子

茶与子の弟、孝座右衛門

大工の娘、華子

絵師の息子、興和

この家には14人もの子供がいた。

それには理由がある。

ある時、櫛屋の店をやっている親戚から、千代と仙波をもらって欲しいとお願いがあった。

飛鳥は、喜んで引き取った。

するとー

子供の世話ができなくなった親たちが、飛鳥に子供を預けるようになった。

そのためこんなに子供がいるし、これからも増えるだろう。

「華子ちゃん、よろしくね。ここではあなたの家のように自由にしてね」

でも華子の顔は曇っていた。

「私…お父ちゃんやお母ちゃんに捨てられたの…?」

飛鳥は、この質問にきまってこう答えた。

「違うわ、華子ちゃんのお父ちゃんやお母ちゃんは華子ちゃんのためを思ってここに連れてきたの」

「じゃあ、もう会えないの…?」

「これからも、お手紙を交換したり、贈り物をしたりできる。でも少しの間、ここにいて欲しいの。みんなと兄妹みたいに仲良くしてね」

「うん…!」

飛鳥の家は常に賑やかだった。


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