コメディ・ライト小説(新)
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- 無感情の私が恋をした
- 日時: 2025/02/03 19:03
- 名前: 輝望 (ID: g/rqr0JS)
3作品目
??「どうしたんだ?」
楓「あなたは…?」
??「私は、…君の先生だ」
楓「え…?」
親に捨てられた私に、優しくあなたは手を差し伸べる。
??「君を最強の子に育ててあげよう」
楓「…!」
私はなんの感情も無い。
私の仕事には必要のないものだ。
そんな「無感情」で、世界最恐の殺し屋と言われてきた私が…
快音「…?」
学校一のイケメンに恋をしてしまった。
しかも…
彼は世界最強の殺し屋でした
profile
・灯夜 楓 高校生 世界最恐の殺し屋
・耀星 快音 高校生 世界最強の殺し屋
・永淵 絆奈 高校生 楓と仲の良い殺し屋
・?????? 楓の先生 殺し屋グループのボス
- Re: 無感情の私が恋をした ( No.1 )
- 日時: 2025/02/04 14:49
- 名前: 輝望 (ID: g/rqr0JS)
第1話
何気ない日常を過ごしていた。
私は楓。陰キャで目立ちたくない性格の女子高生だ。
モブ子「きゃー!快音くーん!!」
楓「うるさっ…」
快音「あ、楓さん、大丈夫?」
楓「えっ…と…」
快音「あ、もう行かないと。じゃあね」
楓「ぁ…」
かっこいい人だなあ
モブ美「楓、大丈夫?顔真っ赤だよ?」
楓「あっ、大丈夫…です…」
モブ美「ん…具合悪かったら言うんだよ」
楓「大丈夫…です…気にしないで…」
なんだか心臓の音がうるさくて思わず耳をふさいだ。
楓「なにこれ…」
トイレの鏡を見ると、本当にりんごのように顔が赤かった。
楓「あれ…」
これって…
楓「恋?」
- Re: 無感情の私が恋をした ( No.2 )
- 日時: 2025/02/08 19:32
- 名前: 輝望 (ID: g/rqr0JS)
第2話
授業の内容がなんも頭に入ってこず、私は放課後になっても本部に戻る気が出なかった。
快音「あれ、楓さん」
楓「っ…!!//」
快音「いつもすぐ帰るのに珍しいね」
楓「そう、ですか…?」
快音「俺も今から帰るとこなんだけど、一緒に帰らない?」
楓「え、あ…」
あまりついてきてほしくないけど、こんなチャンス逃すわけには…!
楓「ぅ、うん…行こ、う…」
周りからの視線が辛い。
モブ絵「なんであんなやつが快音くんと…」
モブ子「憎…」
少しだけ気になるけど、ナイフを突きつけられているときの感覚に比べたら百億倍マシだ。
少し経って、私は本部の前に来た。
家がないので、本部で暮らしている。
楓「じゃあ、私はここで」
快音「え、このへんが家なの?」
楓「んー…家に帰るけど、私はバイトしてて…ここが仕事場なんです…」
快音「え…?」
楓「なん、ですか…」
快音「いや、こんな立派なところが、仕事場なんだなって…あはは…」
快音「じゃあ、バイバイ…!」
楓「はい、また…」
楓「さてと…」
自分の部屋に戻り、準備を整える。
楓「ん…任務もう来てる…」
楓「さてと…っ」
灯「行くか」
任務場所に着いた。
灯「…!」
絆奈「あ、灯じゃん!」
灯「蒼。どうしてここにいるの?」
絆奈「…」
蒼「灯も同じ任務みたいだね」
灯「じゃあ、行こっか」
蒼「うん」
でも、ナイフを刺す寸前、快音くんのことが頭に回った
灯「っ…!!」
ぐさっ
蒼「うわ、結構いたけどセーフ」
灯「うん…」
蒼「あれ、どうかしたの?」
灯「なっ、なんでもない!さ、早く次行こう。まだまだ敵は居るんだから」
蒼「…うん」
仕事に支障が出るなんて思ってもいなかった。
灯「……き」
ザッ
蒼「なんか今日の灯イマイチ?」
灯「え、そうかな…?」
蒼「うん。なんか感情が出てる気がする!いつも無感情で無言なのに、顔に感情の文字が書いてある!」
灯「ん…まあ、気にしないで。学校のことだから」
蒼「あ、今日何かあったんだ?私は学校サボったけどね」
灯「そういうことをさらっと言わない」
先生??「任務お疲れ。ちょっと時間くれないか?」
灯「なんなりとお聞きいたします」
先生??「実は、血盤の奴と戦うことになりそうなんだ」
灯「血盤…」
血盤とは、私達怪奇と並ぶグループだ。
先生「…もう言いたいことは察したようだな」
灯「はい。気を付けます」
だって、血盤には…
灯「世界最強の殺し屋がいますしね…」
- Re: 無感情の私が恋をした ( No.3 )
- 日時: 2025/02/09 18:59
- 名前: 輝望 (ID: g/rqr0JS)
今気づきました
2話のフリガナの位置ずれちゃってます
「怪奇」が正しいです
第3話
ー次の日
快音くんが学校を休んだ。
そのため、クラスの女子たちが悲鳴を上げていた。
正直私も悲しいが、この方が授業に集中できるかもしれない。
楓「はあ…」
なんだかさみしい。
やっぱり、快音君がいないとなんだか気が重い。
そんなことを考えていたら学校の下校時間になっていた。
いつも通り仕事場に戻っていた時だ。
楓「はッ…?」
本部が真っ赤に染まっていた。
楓「なんで…!」
本部内を確かめたが、外にも中にもどこにも人は居なかった。
一旦部屋に戻り、荷物を置いて着替え、急いで中を探した。
蒼が倒れているのを見つけた。
灯「蒼!大丈夫…?!」
蒼「ん~…あか…?大丈夫だよ…ちょっと切られただけ…」
灯「他のみんなは?!」
蒼「そう、だ…世界最強の殺し屋…琥珀…」
灯「もしかして、血盤…」
ダッ
蒼「気を付けてね…」
みんなは血盤の本部にいるという事で間違いないだろう
でも、実力者の蒼に一発入れるなんて
どれだけ強いんだよ…
コードネームは水晶。細身で小柄で、あまりパワーは強くないが、
大体3発以内で急所に刃を入れてくる。
灯「先生!」
先生??「ああ、灯か…」
灯「お怪我は?」
先生??「ああ、無事だ。それより、急遽血盤の本部へ向かってくれ。
翠も同行させる」
灯「翠様も…」
翠とは、本部のリーダー。先生の右腕とも言える存在だ。
翠「っていうわけだから、灯、行くぞ。俺が先導する」
灯「はい」
ひたすら早い足音が鳴り続ける。
翠「ここだ。じゃあ、灯は右から回れ。俺は左から回り込む」
灯「分かりました。死なないでくださいね」
翠「こっちの台詞だろ、笑」
??「ん…ここにも敵がいるのか」
灯「…!」
灯「お前は、紅玉…だったか」
紅玉「ああ、自己紹介はいらないみたいだ」
紅玉「お前の名は?」
灯「灯だ」
紅玉「…!5年間、世界最恐の殺し屋の肩書を揺さぶらなかったという殺し屋か…?!」
灯「…そうだね」
紅玉「お前ら、退避だ!これは勝てる相手じゃない!」
他にもいたのかよ…
灯「…」
そんでもって
灯「後ろにいる…と」
敵モブ1「っ…」
あ、これ殺しちゃったかもしれない。急所を刺した。
でも、それが殺し屋か…
でも、やっぱり脳裏には快音君がいた。
彼のことを考えると、仕事に集中できなくなる。
翠「あ、ほとんど全滅?」
灯「遅いです。7人くらい気絶させときました。」
翠「さすがだ」
灯「!」
??「お前が灯?」
灯「っ、はっ?」
敵モブ2「水晶様…!」
何、どういう…
なんで、こんなに聞き覚えのある声…なの…?
灯「…?!なん、で…?」
翠「珍しく感情が出てないか…?灯」
灯「ごめんなさい。ちょっと久々に本気出そうかと思うんで、先に本部に戻っといてください」
左手のナイフを握り直した。
翠「…ああ、分かった。死ぬなよ」
灯「言われなくてもわかってます」
水晶「…」
灯「ねえ、水晶…いや…」
楓「快音君…ニコ」
水晶「は、?」
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