コメディ・ライト小説(新)

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ヤンキーちゃんは恋をしない!【1】
日時: 2025/03/09 16:08
名前: 美絢−Miharu− (ID: Ri2ciVSR)

鬼神高校。
そこは少し変わった、恋愛目的の学校の一つである。
だが、鬼神高校は、、、

ヤンキーだらけであった。

「朝からヤンキー見るなんて最悪だぜぇ。」
「あんまりそうゆう事は言うなよ?たけしよぉ、、、」

何やら強そうな女が現れた。
名は、朝霧 雅。
女子塔の"元"頂点の女である。

「え?女子塔って何?」
「知らねぇ?鬼神高校には、女子塔と男子塔があって、一年に一回、決戦をするんだぜ。」

たけしは、少し考えると、不満そうに言った。

「男子の方が有利じゃないか。」
「どうだか、、、まぁ、朝霧 雅には性別なんて関係ねぇけどなー。」

ざわざわ
ざわつきが止まらない商店街。
朝霧 雅は、何だか落ち着かなかった。

「周りがうるせー!」

そう言うと、周りは一気に静まり返った。
すぐ隣を歩いていた、浮代 保志が拍手しながら、こう言ってきた。

「すげ~!一気に静まり返りましたよ!」
「お前もうっせー!」

保志は少しがっくり肩を落とした。
目をうるうるさせ、涙を流すふりをする。
こいつはそうゆう奴だ。
そうやって、人を騙してケンカに勝つ。

「ひでぇーっす、、、褒めてたんすけど。」
「知らねぇ〜っす!」

雅はそう言うと、早歩きにして去っていく。
保志は相変わらず、うるうるさせながら、追いかけてくる。
保志が走ってくるので、早歩きをやめて、走り始めた。

「ちょっとぉ〜バカにしてますぅ〜?」

雅は鬼神高校につくと、門の前でしゃがみこんだ。
頭を抱えて、悔しそうに言った。

「男子塔、行きたくねぇ〜!」

そう、雅は決戦で負けたのである。
鬼神高校のルールでは、負けた方の塔の頂点は、勝った方の頂点のペットにならなくてはならない。

「そんなとこで何してるんですか?」
「あ?」

誰かと言ってもすぐ分かる。
男子塔の頂点、小鳥遊 伊織である。
雅は後ろに振り返る。
伊織が、手を後ろでくんで、立っている。

「そんなに僕のペットが嫌ですか〜?嫌なら奴隷にします〜?ペットちゃん?」

呆れた雅は踏み出したくもなかった一歩を、踏み出した。
男子塔の中は、あまりにも汚すぎた。
壁には、落書き。
窓は割れているし、バットが落ちている。

「あちゃ~やってんな、、、」
「ヤンキーは、綺麗なのが大嫌いなんですよ~?」
「ついてくんな。」

雅は、伊織に、頂点室に連れて行ってもらった。
頂点室では、大きな窓があり、そこから、決戦の様子が見れる。
伊織は自分の椅子に座ると、さっそく雅をペット扱いをする。

「ほらぁ、ペットちゃん、ここにおいで?」

と言って、自分の膝を指差した。
雅は頭を振った。

「ペットが口答えするつもりかい?」
「別に。」
「なら、おいで?」

雅は伊織の膝に座った。

「偉いよ、雅、これから、沢山可愛がってあげるよ。」

雅は顔を真っ赤に染めた。
こんな経験、初めてだったからだ。
男の膝に座るなんて。
伊織は雅の頭をなでた。

「うん、可愛い、可愛い、なでなで。」

流石に恥ずかしくなった雅は、膝から立ち、逃げようとする。
だが、、、

伊織に壁ドンされて動けなくなってしまった。

「ちょ、、、何?」
「もう逃げられないからね?」
「は?、、、んっ」

伊織のキスに、雅は逃げられなかった。


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