コメディ・ライト小説(新)
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- 君とピンクレモネード!
- 日時: 2025/03/13 21:19
- 名前: 美絢−Miharu− (ID: Ri2ciVSR)
♡目的♡
今作品は、読者にドキドキ、キュンキュンしてもらいたいから、書きました。
♡登場人物♡
主人公:八代 百那(♀)
将来の夢は、医者。心優しい少女で、怪我をしている人がいると放っておけない。コミュニケーションは得意で、友達は多い。
イケメン:綾瀬 凌(♂)
イケメンで、女子人気学校NO、1!過去に、百那に助けてもらい、心が揺れる。百那と出会う前は、陰キャだった。
美少女:高嶺 朱里(♀)
凌の元カノ。今も両思いだと噂が立っている。勉強が出来て、音楽も出来て、運動も出来る、基本的に何でも出来る、完璧女子。
大親友:北村 李玖(♀)
百那の幼馴染であり、百那の大親友。オシャレ好きで、服装には厳しい。将来の夢はモデル、またはデザイナー。
♡注目してほしいところ♡
百那の優しさに注目してほしいです!百那は基本的に放っておくことが出来ないので、その優しさが生み出した、出会いを、自分がその場にいる気持ちで読んでほしいです!
♡ご忠告♡
投稿した作品には、打ち間違いがある可能性があります。そこをご忠告しておきます。
- 君とピンクレモネード!―プロローグ― ( No.1 )
- 日時: 2025/03/14 21:16
- 名前: 美絢−Miharu− (ID: Ri2ciVSR)
ザアァァァァァ
強い雨が降り注ぐ。
その雨が、彼を濡らしていた。
「大丈夫ですか?」
ボロボロな姿でベンチにもたれかかっている彼に、そう問いかけてみた。
彼は何の言葉も返してくれない。
私は、いい加減な気持ちになったので、しゃがみ込んで、手当を、始めた。
その時、彼は驚いて私を見た。
「何してる、、、」
私は、呆れた顔で、「見れば分かる」と、指で表した。
彼は、彼の足に触れる私の手を、振り払った。
「勝手に触るな、、、傷が酷くなったらどうしてくれる、、、」
「それなら安心して下さい、私、医者目指してるんです。」
私は、そんなのは気にせず、手当を続けた。
強い雨は降り注ぎ、足の傷に雫が落ちるたび、彼は、「いたっ」と言う。
私も、さっきまで傘をさしていたが、手当をする為に傘をしまったので、既にびしょ濡れになっていた。
「私、医者目指してるって言ったじゃないですか、、、怪我をしている人がいると、どうしても放っておけなくて、、、」
「、、、」
嫌がらずに静かに聞いてくれている。
おとなしいからか、手当がササッと終わりそうだ。
「ただ少し、嬉しかっただけなんです、、、こうやって、人の手当をしたり、役に立てることが。」
彼は、私の心を許したのか、おとなしくしてくれているが、前髪で顔が隠れていて、表情が確認できない。
その為、本当の感情も分からない。
「あの、住所って分かります?連れて行きましょうか?」
「、、、いい。」
彼はあっさり断った。
だが、立ち上がれないようで、歯を食いしばっている。
私は慌てて、彼が立つのを手伝った。
「やっぱ、送っていきます、、、心配です。」
彼は、指をさして、道を案内してくれた。
ついた家は、大きな豪邸みたいな家だった。
「凄いですね、、、」
「、、、」
家の中になんとか入る。
すると、奥の方から、誰かが走ってくる。
それは、お母さんだろうか?
背の高い女の人が走ってきた。
「あ、、、どなた様でしょうか?」
「私、八代 百那って言うんですけど、、、この方が、ベンチにボロボロな姿で居たので、家にお送りしたんです、、、もう帰りますので、、、」
私がそう言って、去ろうとすると、誰かに腕を掴まれた気がした。
掴んだのは、女の人だった。
「よろしければ、上がって下さい、、、無理であればせめてお礼を何かさせて頂けませんでしょうか、、、?」
その後、お礼として、温かい飲み物を貰い、帰ろうとした時。
「ほら、感謝しなさい。」
彼は、まだ静かで、感謝しようとしない。
私は悪い気はしなかった。
だって、男の子って、そんなものだから。
男の子はそういうところが可愛いんだ。
彼は、しばらく黙っていたが、ちゃんと感謝の言葉を伝えてくれた。
「あ、、、ありがとう、、、ございました、、、」
私は、嬉しい気持ちになって、微笑みながら言った。
「どういたしまして!」
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