コメディ・ライト小説(新)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

君が運命の人?!
日時: 2025/05/12 07:18
名前: ゆずの葉っぱ (ID: H5TffLZ6)

「あのん、準備できた?」
「ちょっとだけ待って!後もうちょっと!」
スッと香るのりの匂いを嗅いだ。
ん、いい匂い。新品だ。
私は慌ててセーラー服のリボンをつけて、
スカートを手で払って…完璧!
「完璧☆じゃないわよ!」
お姉ちゃんの容赦ないツッコミが決まったところで、
自己紹介しないとねっ!
私は明日美あのん。
チャームポイントは緑がかった目とツインテール!
緑って珍しい?
実はね、中学一年生までは九州にいたの!
九州には緑っぽい目をした人が多いんだ。
そんな瞳が私のチャームポイントっ!可愛いでしょ?でしょ〜!?
そして私、今日から東京の学校に転校することになったの。
東京なんて都会の都会!日本の首都!オシャレの最先端っ!
緊張する〜!!!
「ああ、もうほら〜しわ伸ばして!せっかく制服かわいいんだから」
「ええっしわあった?私ちゃんと伸ばしたよ?」
「あのんは抜けてるからなぁ…はい、できた」
お姉ちゃんが優しくスカートのしわを伸ばしてくれた。
「ありがと、お姉ちゃん。」
「気をつけるんだよ。ハメ外さないようにね」
「分かってるし〜」
わざとらしくぷくぅっと頬を膨らませると、お姉ちゃんは声をあげて笑った。
「じゃあ、行って来ます!」
「行ってらっしゃい」
そう、これから私の都会スクールライフが始まるんだ…!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めまして、ゆずの葉っぱと言います。
今日から投稿をしていきますのでよろしくお願いします!

Re: 君が運命の人?! ( No.1 )
日時: 2025/05/12 17:11
名前: ゆずの葉っぱ (ID: H5TffLZ6)

お父さんの出張の影響で九州に行ってて、また帰ってきたんだ。
東京に行くの、すっごく楽しみにしてたの。
なんてたって、憧れの人がいるから!
九州にいた時、その人と仲良くしてたんだ。
私の手を引いてくれた感触が、今もまだ忘れられない…
と言っても、名前聞いてなかったから覚えてないんだ。
唯一覚えてたのはあだ名で、“すいくん“。
同級生の子が呼んでたんだよね。懐かしいなぁ。
すいくんは元々九州にいたんだけど、
小さい時に東京に行っちゃったんだ。
だからきっと、すいくんいるはず!
「っわ?!」
急にぐいっと引かれた私の手。驚いて横を見ると…
「あっぶねぇ」
っ?!
私が立ち尽くす中、車はクラクションを鳴らして通り過ぎて行った…
「お前ボケーっとすんなよ。邪魔。」
「はいぃぃ?!」
い、今のは助けられたってことであってるよね?!
キレられてるんだけど…
制服は私が通う中学校のもの…ええっと、美澄学園。
同じ中学校ってこと。
彼のキリッとした目が私を涼やかに見ていた。
でも瞳がなんだかあったかいのは気になって。
10秒?いや30秒?もっと長かったかも。
面白い獲物がなくなったように、彼はフッと目をそらした。
「……んなわけないよな」
「え?」
ボソッと呟かれた一言は私には聞こえなかった。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。