コメディ・ライト小説(新)
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- デス・マッチングアプリ 1
- 日時: 2026/01/26 05:51
- 名前: マツタケの香料 (ID: eEFm9oln)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14213
マッチングアプリ、を知っているだろうか?まあ知っていない人はいないはずですけど。
ただ、マッチングというのは相性がいいみたいな意味なので、恋愛系に限られた話では・・・ない。
「はぁ~。彼女とかほし~ぃなぁ。」教室の中でそんな声だけが響く。
そりゃそうだろ。だって高校二年生にもなって彼女ナシ。それはきつすぎる。
彼女がいたらこうやって休日にわざわざ学校で、しかも一人で自習とかしないでいいのに。
「しかも、清二のやつ今日彼女とデートに行くとか言ってたっけ。完全にあおりじゃねーか。」
でも、俺にはいいところなんてない。いたって普通の高校生だ。
運命の出会い。なんて響きは好きだが、俺にとっては程遠い天国のようなものだろう。
・・・と思っていたが、今はグローバル化の時代だ。恋愛もそんな学校だけで終わらせるもんじゃない。
今の俺には、マッチングアプリ(彼女作成アプリ)がついているからな!
調べてみると意外にも数が多くて戸惑ったが、俺にぴったりのものを見つけた。
「運命のマッチングを! ~魅力がないあなたでも、運命のペアで天国へ~」
これを見つけたときは思わずにやけてしまった。こんなに都合のいいことがあるなんてな。
ただ、利用規約がとにかく長い。しかも内容が難しすぎる。たったの六行目でダウンしてしまった。
でも、マッチングアプリだったらそれを利用して何かをたくらんでいる奴に気をつけろってことだろ。
最初の文に、
「このアプリを利用して起きた事件に関しては、当社は一切責任を取りません」
っていうサイテーな書かれてたからな。慎重にすればいいんだろ。楽勝じゃねーか!
17歳 男 四季ノ浦高校
その他情報を書き込んでいく。
「よし、これで俺もリア充デビューだ。」
次々とアカウントが出てくる。顔写真がないところが疑問ではあるが、相手も同じような感情の人だろう。顔に自信のない人も利用してるんだろうな。なんて思いながら一人も気になる人物を見つけた。
17歳 女 四季ノ浦高校
もう我慢できません。誰か私を選んで下さい。自信がないというか、勇気が出ません。
選んでくださったら、勇気を出して、大胆に行動しようと思っています。
同級生だ。人学年が200人以上いるから誰かはわかるはずない。
この人でいいだろう。連絡先を交換する。
自分
よろしくお願いします!同じ学校だなんて奇跡のようですね!
いつ会うことができますか?
相手
こんな私でいいんですか?ありがとうございます!
いつでもいいですが、どうせなら学校を騒がせられるぐらい大胆に
したいです。
自分
そこまでするのも楽しそうですね!
じゃあ来週なんてどうでしょう?
相手
来週までに準備ができるかわかりませんが、できるだけ頑張ろうと思います。
これが俺とこのアプリ(死神)の出会いだった。
