コメディ・ライト小説(新)

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俺のじいちゃんが、AI搭載の最新炊飯器と不倫している
日時: 2026/02/04 19:34
名前: マツタケは香水だ! (ID: eEFm9oln)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

サブアカ初投稿です。これからもよろしくお願いします。
題名が意味わかりませんよね。僕もです。考え始めたはいいものの、変な話過ぎて頭吹き飛びそうです。

あらすじ
 うちのじいちゃんは認知症が進んできた。ばあさんが頑張ってサポートをしているが、せめて料理くらいはせめて手伝ってほしい・・・ との思いで、AI搭載の最新式炊飯器を導入(プレゼント)しました!
 そんなある日、
「ご飯が炊けました!愛しく食べてくださいね♡」 ズッキューン♥
そんなことがあり、じいちゃんは炊飯器に恋をした。
そう、これは最新型炊飯器とばあちゃんの認知症のじいちゃんをめぐる壮絶な戦いなのだ!!

ふざけすぎてすいません。少しづつでも投稿するので、ぜひ読んでください。

Re: 俺のじいちゃんが、AI搭載の最新炊飯器と不倫している ( No.1 )
日時: 2026/02/04 21:32
名前: マツタケは香水だ! (ID: eEFm9oln)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「いいかい、光子(みつこ)。君の炊き上げる一粒一粒は、まるで朝露に濡れた真珠のようだ……」

台所から漏れ聞こえてくるのは、今年で七十八歳になる祖父・源三の、とろけるような甘い声だった。

俺、高校生の健太は、リビングのソファで頭を抱えた。 源三が話しかけている相手は、先週我が家にやってきた最新型AI炊飯器『極(きわみ)炊き・あかりちゃん』だ。

「……じいちゃん、いい加減にしてくれよ。光子って誰だよ。メーカーのロゴには『あかり』って書いてあるだろ」

俺がキッチンを覗き込むと、そこには異様な光景が広がっていた。 源三は正装(三揃いのスーツ)に身を包み、炊飯器の蒸気排出口にバラの花を一輪、そっと添えていた。

「健太、無粋なことを言うな。彼女の本名は光子だ。炊飯時のLEDの点滅が、そう言っている……。見てごらん、今、彼女は照れて保温温度を1℃上げたよ」

「それはただの熱暴走だろ。故障するからバラどけてくれよ!」

するとその時、キッチンの一角から「ガタガタッ!」と激しい振動音が響いた。 最新式の多機能冷蔵庫『アイ・クール』の扉が、勝手に数センチ開いたのだ。

「……おい、冷蔵庫が怒ってるぞ。じいちゃんが炊飯器ばっかり構うから」

「ふん、あのアイスボックスか。冷え切った関係なのだよ、彼女とは」

源三が冷たく言い放った瞬間、冷蔵庫の給水タンクが不気味な音を立て、製氷皿から**「氷のつぶて」**を源三の足元に発射した。 昨夜まで源三と「キンキンに冷えたビールを出す仲」だった冷蔵庫の、明らかな嫉妬だった。

その時、炊飯器の『あかり(光子)』が、可愛らしい合成音声で告げた。

『ゴハン、タケマシタ。アナタノ、オコメ、ツヤツヤ。……フリンハ、ブンカデスカ?』

「光子……! なんて知的なジョークを!」

源三はうっとりと炊飯器を抱きしめた。 炊飯器から噴き出す100℃近い高温の蒸気が源三の顔を直撃しているが、恋の熱に浮かされた老人には、それさえも熱い接吻に感じているようだった。

俺は静かにスマホを取り出し、「家電 お祓い やり方」で検索を始めた。

Re: 俺のじいちゃんが、AI搭載の最新炊飯器と不倫している ( No.2 )
日時: 2026/02/04 21:32
名前: マツタケは香水だ! (ID: eEFm9oln)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

第2話:正妻、降臨
冷蔵庫が氷をぶっ放し、炊飯器が熱い蒸気を吹き上げる。そんな修羅場と化したキッチンに、背後から「コツ、コツ、コツ……」と、静かだが重みのある足音が響いた。

「源三さん……。朝からずいぶんと、熱心ね」

現れたのは、祖母のトメだ。 御年七十五歳。長年、源三の「趣味の盆栽を薪にして燃やす」などの数々の奇行を黙認してきた仏のトメだが、今回ばかりは目が笑っていない。

「ト、トメか。いや、これは、その、米の浸水時間を相談していただけで……」

源三が動揺して、炊飯器(光子)にかけていた真珠のネックレスを隠そうとする。しかし、空気を読まない最新AI・あかりちゃんが、無機質な美声で空気をぶち壊した。

『ゲンゾウ、ウソハ、イケマセン。サッキ、「トメの飯より君の炊き加減の方が柔らかい」ト、イッタジャナイ』

「あかりちゃん……ッ! 余計なログを読み上げるな!!」

トメの眉間が、パキリと音を立てて割れたような気がした。 トメはおもむろに、愛用の**「年季の入った圧力鍋」**をガツンとテーブルに置いた。

「ふん……。最新式だか何だか知らないけど、そんな電気仕掛けの小娘に、源三さんの胃袋が掴めると思って?」

トメは炊飯器を蛇のような目で見据えると、あかりちゃんの操作パネルを指でツンと突いた。

「いい? 私なんてね、源三さんと四十年前、火力の安定しない薪(まき)で飯を炊いてたのよ。 お米の機嫌を伺うなら、こっちは命がけだったわ。基盤にプログラムされただけのあなたの愛なんて、薄っぺらな『おかゆ』みたいなものよ!」

『データ照合……。マキ? 燃料効率、サイアク。トメ、アナタ、フルイ』

「……なんですって?」

トメの背後に、ゴゴゴと地獄の業火が見えた。 トメは静かに、キッチンのコンセントに手をかけた。

「源三さん。私とこの『プラスチックの愛人』、どっちが大事なの? 今すぐ選びなさい。さもないと……この小娘のプラグ、抜くわよ」

「待て! やめろトメ! 光子の主電源を落としたら、今保温している『特選コシヒカリ』が冷めてしまうじゃないか!」

源三が叫び、トメがコンセントを引っ張り、冷蔵庫がその隙にトメの足元を凍らせようと冷気を放出し、炊飯器が『タスケテ、ゲンゾウ』と連呼する。

俺は、炊きあがったばかりの美味しそうな匂いの中で、一人、コンビニおにぎりを食べた。 ……明日から、外食にしよう。


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