コメディ・ライト小説(新)
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- 星降る夜の食堂 ~人生を変える一口~
- 日時: 2026/03/18 19:32
- 名前: すず (ID: n/BgqmGu)
【ご挨拶】
いつも読んでくれいている皆さんありがとうございます!これで私も6作目です。これからも頑張ります!
プロローグ
この店は「星降る夜の食堂 」だここで何か料理を食べると人生が変わるという噂がある……
店主は無口な男。メニューはない。その時、人生に行き詰まった客に『必要な一皿』を出す。
涙とともに人生の荷物を下ろした客は、翌朝、まるで別人になったかのように希望を持って店を出ていく。
だが、誰もその店の場所を思い出せない。――そう、その夜、星の道しるべを見つけた者だけが辿り着ける場所だからだ。
メニューがないこの店に、SNSで「絶対に場所が思い出せない不思議な店」として噂が広まる。
好奇心で店を探す人が増える中、店主は彼らを一切寄せ付けない。
本当に人生の底で「星の道しるべ」を必要とする人だけが、深い霧の中で、古い木造のこの店の灯りを見つける。
店主の料理は、決して豪華ではない。ただのスープ、ただのパン。だが、それを食べた客は、自分の人生を肯定できるようになる。
その店の名は、看板さえも存在しない。
メニューがない代わりに、店主は客の背負った『人生の重さ』を計り、その苦味を消し去る最高の一皿を用意する。
それは、決して食べ終わることのない『希望のスープ』だったり、かつて愛した人が作った『思い出のオムレツ』だったりする。
もし、あなたが夜空を彷徨い、この店にたどり着いたなら。
店主の無口な「いらっしゃい」の言葉に、何も言わず座ればいい。ただ一つ、涙を流すことだけが、ここでの唯一のルールなのだから。
顔を上げた時、隣の席に誰かが座っていた。
彼もまた、この店に迷い込んだ『旅人』だった。
「ここのカレーは、嘘をついた夜に一番効くんだ」
男がそう言って笑うと、店主は無言で、銀色の皿に盛られた黒いカレーを置く。スパイスの香りが鼻を抜けると、胸の奥にあった嘘の苦
味が消え、本当の自分の声が聞こえてくる。
気がつくと、隣の男の姿はない。残されたのは、明日へ踏み出す少しの勇気だけだった。
そして、次の日テレビ局などがクチコミを聞きに来た。だが、店主の男は何も答えなかった。
