ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:   一枚の花弁を捧ぐ ———— ( No.1 )
日時: 2008/10/12 19:54
名前: ツナミ ◆vCYmhrg2DI (ID: 6.Riuk1k)

 - 花の残骸 -


「知っていますか?」


ふと声を掛けられた。僕は隣に座っている女性を見る。

その女性は庭に咲いている白い花を指差した。


「あの花はね、私があと何ヶ月生きていけるかを表してるんです。」


その声はとても悲しそうだった。


「あの花が枯れれば、私の命もそこで終わり。儚いものでしょう?」


女性は僕に問い掛けてきた。


———そんな悲しそうな声で言わないでくれっ・・・・・


僕は涙が出そうになる。

だが堪える。彼女を困らせたくない。


僕は本当は彼女が何ヶ月・・・・、いや、何日生きられるか知っていた。

当然、あの花が何日間咲いていられるかもだ。


———彼女は知ってるだろうか?自分の残された日にちを・・・・


そう思った瞬間だった。彼女は何を思ったのか、急に立ち上がり、部屋に向かって歩きだした。


「何処に行くんだよ?」


僕は彼女を呼び止める。だが、彼女は何も反応が無い。そのまま部屋に向かって歩く。

僕は不安になった。

追いかけようと思った。だけど、何故か足が動かない。


すると、急に風が強く吹いた。

僕は思わず目を瞑る。


ひゅゅゅゅゅ・・・・


段々と風は弱まり、ゆっくりと目を開けた。

だが、すでに遅かった。彼女はもう居ない。

ふと何を思ったのか、僕は後ろの花を見る。


そ の 花 弁 は バ ラ バ ラ に 散 っ て い た 。



*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

◆あとがき◆

・・・・もう、意味不明です。。書いてる自分でも分かりました。。

すみません・・・。

これからも、こんな短編が続きます(え

それでも読んでくださると嬉しいです。