ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:   一枚の花弁を捧ぐ ———— ( No.26 )
日時: 2009/01/16 21:45
名前: ツナミ ◆vCYmhrg2DI (ID: 6.Riuk1k)
参照: 『 赤 い 花 が 血 の 様 に 舞 っ た ———————— 』

 - 楽園 -

運命の時間。迫りくる十二時。

悲しい沈黙。誰も居ない部屋。

全てが私を死へと追いやる。



ゴーン・・・・ゴーン・・・・ゴーン・・・・



十二時の知らせの鐘が鳴る。

私は泣きたくはなかった。だが、涙が止めどなく出てくる。



「最後くらい、笑いたいのに・・・・」



私は涙を拭きながら、ボソッと呟いた。

そして、誰も居ない部屋の中心を見て言う。



「ありがとう・・・・。そして、さようなら・・・・。」



笑顔で言ったつもりだ。これでもう、思い残す事は無い。

後は、全てのものを楽園へと誘う『死』だけ。

私は頭に銃を向ける。



パァァァァン!



—————あぁ、やっと、

 私 も 楽 園 へ 逝 け る ・ ・ ・ ・ ・ 。


*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

気付いた、というか、知ってる人は分かるかも知れませんが、これはある曲を聞いて作ったものです(オイ

「何?」と思った方。まぁ、頑張って調べて下さい(え