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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 一枚の花弁を捧ぐ ———— ( No.32 )
- 日時: 2009/07/05 22:43
- 名前: 海 ◆vCYmhrg2DI (ID: 6.Riuk1k)
- No.12 -
「 No.12 」
それは、並び順。
「 No.12 」
それは、暗号。
「 No.12 」
それは、病原菌。
『 全ての NO.12 が集まった時、世界は変わる 』
私の父は、謎の言葉と極秘研究書を残して消えた。
消えた理由は不明。
だが、父は毎日怯えて暮らしていた。
『 何時、あいつらに見つかって殺されるか、分からない。 』
それが父の口癖だった。
「 そんなに危険な研究なの? 」
私は何度か聞いた事があった。しかし、いつも答えてくれず、黙ったままだった。
——————だが、今なら分かる。父が怯えて暮らしていた理由が。
何故なら、私に残した研究書が原因なのだから・・・・・。
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