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Re:  双 子 虐め *夏休み編3話あぷ* ( No.221 )
日時: 2008/11/05 18:19
名前: 紗柚 ◆2i1aDyAF9Y (ID: Yv69928E)
参照: ■:;;:* 犯罪を犯した貴方は被害を受けた私達から罰を受けます *:;;:■

*4


「俊介!ごめーん!!」

「遅ぇぞ!」



詩胡は俊介に言った。

だが、答えたのは春日。



「春日に言ってないもん!」

「あーそりゃどーも」

「そのネタもういいから!」



春日と詩胡はまた喧嘩を始める。

犬猿の仲。という言葉が似合う2人だ。



「まぁまぁ。今日は、海に来たんだろ?」



海斗は話を元に戻す。



「そうだった!」



詩胡は言う。



「じゃあ…まず海に入るで!!」



明亜はそう言って浮き輪を詩胡に渡した。



「へ?」



詩胡は呆然としている。



「詩胡泳げへんのちゃうの?」

「泳げるよ!!今年、50メートルいけたじゃん!!!」

「「「「「「え」」」」」」



詩胡の言葉に、皆吃驚していた。

何故かというと、詩胡は小学校の時まで全然泳げなかったからだ。



「…なんつー成長だ」



海斗がそう呟いたのは、誰も知らない。