ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:  双 子 虐め ( No.25 )
日時: 2008/10/23 20:05
名前: 紗柚 ◆2i1aDyAF9Y (ID: Yv69928E)
参照: ある双 子の妹は、虐めを始めた。ターゲットは 双 子 の姉—————?

*2


「着いたぁああああ!!!」



明亜は叫ぶ。

そう、遊園地に着いたのだった。



「私、最後に観覧車に行きたいな♪」

「まずお化け屋敷!!」



春日がそう言った途端、詩胡は怖がった。



「?…そっか、詩胡はお化け屋敷苦手なんだっけ」

「え、マジ?…それなら尚更行くぜ!!」



俊介は詩胡の手を引っ張って、お化け屋敷の方向へ走っていった。



「嫌だぁぁぁぁぁああああ!!」

「…あーあ」

「ま、俺達は俺達で行こうぜ?」



こうしてはぐれてしまった。



まぁ、結局は合流して。

最後の、観覧車に。



「クジで決めような」



そう言って明亜は、何処からかクジを出した。

そして、皆は引く。



「…4?誰?」

「4?…俺じゃねーか」



詩胡は春日とだった。



「1ってだーれ?」

「1…俺だ」



明亜は海斗。



「頑張れ、明亜」



詩胡はそっと、耳元で囁いた。



しばらくして詩胡達が帰ってきた。

次は、明亜の番だ。



「…あの、さ。景色、綺麗やねぇ」



明亜は笑いながら言う。



「そうだな」



海斗も笑う。



「(ああ、何でチャンス見逃しちゃうんやろ…)」



明亜の思いは、観覧車が下に行くまで続いていた。



「明亜!どうだった?」

「駄目だぁ…」



こんな感じで、遊園地の出来事は終わった。