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*１０


最初は、詩胡＆春日ペア。

このペアは、最初から最後までずっと喧嘩していた為、お化けに気づかなかった、というオチになった。



そして、次は明亜＆海斗ペア。

このペアは、明亜がモジモジしていた為、結果的にお化けに気づかなかったというオチになった。



そして、最後の詩里＆俊介ペア。



「行ってくるねぇ〜♪」

「…行ってくる」

「…頑張れ、俊介！」



詩里は俊介の腕を引っ張って、洞窟の中へ入っていった。



「…うぅ、俊介くぅ〜ん…怖いよぉ…」

「…くっつくんじゃねーよ、気持ち悪い」



詩里は俊介にアピールをするも、俊介は何とも思わずに歩いている。

寧ろ、気持ち悪いと思っている。



「…きゃああああああ!!!」



急に、詩里が叫ぶ。

その声に、俊介はとても吃驚している。



「こ、ん…にゃく…」



そう、蒟蒻だ。

蒟蒻が詩里の頬にあたって、吃驚した。という訳だ。



「はぁ…」



そんなこんなで肝試しは終わり。

夜は更け、朝日が昇っていた。