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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 双 子 虐め *連続暴力事件編1話あぷ* ( No.69 )
- 日時: 2008/10/26 17:14
- 名前: 紗柚 ◆2i1aDyAF9Y (ID: Yv69928E)
- 参照: ■:;;:* 双子の妹が虐めのターゲットを考えた。そのターゲットは、———双子の姉。 *:;;:■
*3
その後、明亜は女子生徒に発見され、病院に運ばれた。
「…明亜っ…」
詩胡は、泣きながら、手を合わせて、明亜の無事を祈っている。
「…彼奴は、あれぐらいじゃ死なねーよ」
海斗はそうぶっきらぼうに言って、詩胡の頭を撫でた。
「…うんっ…」
詩胡はそう返事をして、小さく頷いた。
ピー…
赤いランプが消えて、中から看護師が出てきた。
「ど、どうですか!?」
詩胡は涙目で聞く。
「一命は取り留めましたが…まだ、目が開きません。状況次第で、……」
看護師は、それっきり黙ってしまった。
「…嘘でしょっ…?明、亜…!」
詩胡はその場に泣き崩れる。
「…詩胡…」
俊介は詩胡の側に寄り、そっと頭を撫でる。
「…畜生…」
隼人は、そういって壁を叩く。
春日は、黙ったまま壁に寄りかかる。
海斗は、しゃがみ込んだ詩胡をジーッと見たまま。
そんな時間が、黙々と過ぎていった。
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