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*８


そして、病室に着いた。

室内は真っ白で、ほんのり桜色のカーテンと花が置いてある。



「俺は、海斗。お前の幼馴染みだ」

「アタイは明亜！親友やってんで？」

「俺は俊介。友達だったんだ」

「俺は春日。…お前とは腐れ縁」

「俺は琉牙。海斗と同じくお前の幼馴染み」

「俺は隼人！明亜の幼馴染み」



６人は自己紹介をした。



「えっと、海斗君、明亜ちゃん、俊介君、春日君、琉牙君、隼人君…ですね！」

「君、とかちゃん、とか付けんといて!!普通に明亜って呼べば良いし！」

「え、でも…」



詩胡は少し考えていたが、『はい』と返事した。



「…早く、記憶が戻るといいな」



俊介は、そう呟く。



「!!あらぁ？明亜、詩胡。生きてたのねぇ〜？」

「!!詩里…」



そこにいたのは、











　　　　　　　　　　———詩里だった。