ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re:  双 子 虐め ( No.9 )
日時: 2008/10/22 20:55
名前: 紗柚 ◆2i1aDyAF9Y (ID: Yv69928E)
参照: ある双 子の妹は、虐めを始めた。ターゲットは 双 子 の姉—————?

*6



「ねーぇ?詩里」



休み時間、詩胡は大量の味方をつけて詩里の所に行った。



「なぁにぃー?あ、もしかして詩里の可愛さに見直したぁ!?」

「そんな訳ないやろ!!」

「じゃあ何の用よぉ」

「…これから味わう事が用よ」



詩胡はニヤっと笑って合図した。

そしてその時。

皆が一斉で詩里に飛びかかる。



「きゃっ!ちょっ…止めなさいよぉ!!」

「誰が止めるかよ。しかもテメェが“きゃっ”って似合わねぇんだよ糞婆」



春日は顔に合わない言葉をさらりと言った。



「アッハハ♪春日最高★」

「…詩胡ぅ…?」



詩里はジッと詩胡を見ている。



「やだぁ、そんな目で私を見ないでよ。汚れる」

「あたしが何をしたって言うのよぉ」

「アンタ、私の事嫌いなんだってね」



詩胡がそう言った途端、辺りは騒がしくなった。



「先輩が言ってたよ。…アンタみたいなブリッコ、こっちから御免よ」

「詩胡ぅ」

「ちょっと!!詩胡の名を気安く呼ぶなやぁ!!」



明亜は蹴りを入れた。

そして、詩里は意識朦朧の状態でトイレに逃げ込んだ。




「…面白くないなぁ、詩里…?」