ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 秒殺 10話アップしましたー ( No.27 )
- 日時: 2009/02/13 20:48
- 名前: 闇神 ◆hak88wiKBM (ID: hj9a4sJB)
十一話『バトル2』
倒したのはいいんだが・・・
やられた相手の死体は悲惨だった。ただ左の太ももを打っただけなのに・・・
小さな血の海がそこにはでき、みんなが怯えていた。
「うっ・・・」
血の匂いが鼻をさす。
「は・・・早いところいこ!」
無理に笑顔をつくって沙紀は言った。
男子はテレビゲームなので多少の血とかグロイのは大丈夫だろう・・・
けど、グロイゲームをしない女子にとっては忘れられないし耐えられなくなるんじゃないか・・・?
「お前ら(女子)大丈夫か?」
「大丈夫といえば嘘になるかな・・・」
やっぱり・・・
「ちょっと待って!」
そうみくが言うとなにやらカバンからガサゴソと何かを取り出した。
「あった!はいこれ みんな飲んどいてね」
みくが渡してきたのは無色の液体だった。
「なんだよこれ!?」
「これは気持ちを安らげる薬だね。飲んどくとさっきみたいな光景を見てを少しは大丈夫になるんじゃない?」
説明しているのはみくではなく海摩だった。
「お前色々しってるなー。海摩がいれば大丈夫なんじゃない?」
俺たちは笑いながら 階段を降り進んでいった。
すると、前方に大きな斧をもった男が立っていた。
「奴のHP730 弱点腹 これは翔の太刀で切ったほうがいいね」
ドクン・・・ドクン・・・
鼓動が速くなるのを感じた。
相手の手には大きな斧・・・ 切られたらどうなる!?
俺は死ぬのか?
不安を胸に抱いて俺は少しずつ敵に近づいていった。
その時だった
「なにタラタラ行ってんの!もっと早く行きなさい!」
バカヤロウ!
大声を張り上げて沙紀が言った。
あわてて明が口を押さえる。
でも遅い・・・
まだ全然近づいてないのに敵はきずき 俺の方へ向かってきた。
「奴はスピードがかなり低い!翔のほうが早いよ!」
海摩が言ったとうり 奴は遅かった。
今しかない!
俺は思い 斧を振り上げようとしている男の腹をめがけて 太刀で思いっきり突いた。
男は腹から血をだし倒れた。
でもまだ動いてる 虫の息ではなさそうだ
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
俺は狂乱し男をグチャグチャに切り刻んだ。
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