ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 秒殺 [NEW!12話UP完了!] ( No.44 )
- 日時: 2009/02/19 18:54
- 名前: 闇神 ◆hak88wiKBM (ID: hj9a4sJB)
- 参照: 秒殺 かいてるものです 良かったら見に来てください
十三話『俺たちだけじゃない』
「お前ほかにもなんかできんのか?」
「まぁ・・・一応・・・」
沙紀はどうやら50種類以上の魔法を覚えてるらしい。
攻撃、守り、回復、特殊、さまざまな種類の魔法がある。
「なぁなぁお前の魔法と俺のライフルで火炎弾てきなのって作れないかな!?」
明がそう提案してみる。
たしかに組み合わせることができれば俺の太刀だって・・・。
「う〜ん・・・したことないから分かんない・・・。」
今まで1人でやってきたのだから無理もないだろう。
「いや・・・できるよ。」
そう言葉を言ったのは海摩だった。
「海摩がいうんだからできるんじゃない?」
「やってみよう!」
沙紀がまたブツブツと何かをいい始める。
明は自分の弾を取り出し地面に置いた。
「はっ!」
沙紀がそう唱えるとライフルの弾に火がボウッとついた。
そして火が消えると金色だったライフルの弾が赤っぽくひかり輝く弾に変化した。
「おぉ!これは成功じゃないか?」
「うん。成功だよ あとで打ってみたら?」
俺は少し疑問に思ったことがあった。
なんで海摩はこんなにも知っているんだ?
いくら薬のせいだからといってもここまで知るのか?普通・・・
でもこのゲームのことだ。変な薬があってもおかしくはない。
すると向こうの階段の方から叫び声が聞こえてきた。
「きゃあぁぁぁぁ!!達也ぁぁぁ!!」
誰かの名前を叫んでいる。
そして1人の若い女性が敵に追いかけられながらここのフロアに来た。
「お願い!助けて!早く!」
「大丈夫!この女の人は敵じゃないよ!」
海摩がいうと沙紀は呪文を唱えた。
女性と敵の間に大きな氷の壁ができ敵はこっちにこれなくなった。
「今のうちに早く!」
女性は氷の壁にみとれていたが慌ててこっちに来た。
「はぁ・・・はぁ・・・あ・ありがとう!」
「君は?」
俺がそう問いかけた。
「私はこのゲームをほかの仲間と一緒にプレイしてた者です。」
ん?このゲームって俺たちだけじゃないのか?
一斉に全員でスタートするのか?
「だ・・・だめ・・もう限界。明、翔頼むわ!」
沙紀がそういうと、氷の壁が溶け敵がこっちに来た。
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