ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 秒殺 [NEW!13話UP完了!] ( No.48 )
- 日時: 2009/02/19 22:56
- 名前: 闇神 ◆hak88wiKBM (ID: hj9a4sJB)
- 参照: 秒殺 かいてるものです 良かったら見に来てください
十四話『仲間』
「君!とにかく話はあとだ!君はなんの役だい?」
「私は弓使いなの。でも武器はさっき全部置いてきちゃった・・・。」
「よしじゃあ今は見ておくんだ!」
すると、海摩はすばやく相手を分析し結果を伝えた。
「奴はなかなか手ごわいよ。一発で倒せるような相手じゃないね」
俺は敵の近くに走りよった。
「うらぁ!!」
俺は強く太刀を握り相手に切りかかった。
ブンッ
俺は振りかざした太刀の先を見てみた。
普通なら血がついているはず・・・だがそこにはただ光る刃しかなかった。
「翔後ろ!」
気がつくと敵は俺の後ろに回っていた。
俺はすばやく太刀を使ってガードの体勢をとった。
ガキン!
剣と剣がぶつかりあった。
俺が反応してなかったら俺は切られてた・・・。
ブンッ
また消えやがった。
ブシャァァ!
どっかから血が吹き出る音がした。
あれ・・・視界がぼやける・・・
気がつくと俺の目には自分の血がかかっていた。
まぶたの上を一瞬の間に切られたのだ。
これが・・・・秒殺・・・。
早い・・・早すぎる。
あの斧男とは全く別だ。
スパスパパパッ
次は俺の足、腕と切られた。
今まで味わったことのない痛み。
「翔!!待ってて!」
沙紀がいうと魔法を使う体勢に入った。
明はさっき作った火炎弾を使い敵をさっきからスコープで狙っているが早すぎて追いつかないようだ・・・
俺はとにかく相手が動き回る音を察知し防ぐしかなかった。
「はっ!」
沙紀が魔法を唱えると敵の動きが遅くなった。
「これは対象の相手をスローにさせる魔法よ!30秒しかもたない!早く!」
「やるじゃねぇか!」
俺は沙紀に頼んで太刀に特殊な効果をつけてもらった。
俺は走り敵の腹部をめがけて太刀で刺した。
敵の血が飛び散るがそれもスローになっていた。
敵の刺さった部分はそこから固まっていき氷像のように敵は固まった。
「へっ!これで時間が解けてもあいては動けねぇさ!」
俺は指で鼻をこすりながらえばったようにいった。
「やるぅ〜♪じゃあ俺の火炎弾で・・・」
明はスコープを覗き込み引き金を引き敵めがけて打った。
ボウッ!
弾が出てくる瞬間に炎が飛び散り敵にあたり爆発した。
敵はコナゴナになって死んだ。あたりには敵の肉片が・・・。
あたりは少しゴムがやけたような異臭が漂っていた。
「つっ・・・強ぇ!」
思った以上にパワーアップした二つの武器は強かった。
「倒してくれたんだ!ありがとう!」
「いやいや・・・ところで君もこれに参加したの?」
「うん。あっまず私の名前を紹介するね。私は渚(なぎさ)あなたたちのメンバーに加わってもいいかしら?」
彼女の名前は渚・・・さっきの達也という人物は仲間だったらしい。
「あぁいいよ!これで戦力アプだな!」
そして俺らに新しい仲間が加わった。
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