ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 秒殺 [NEW!14話UP完了!] ( No.54 )
- 日時: 2009/02/22 11:15
- 名前: 闇神 ◆hak88wiKBM (ID: hj9a4sJB)
- 参照: 秒殺 かいてるものです 良かったら見に来てください
十五話『詳細』
渚・・・こいつの武器は弓か、遠距離武器だな。
近距離武器の仲間がほしいな・・・ って俺は素朴に思った。
「渚、渚のチームはもともと何人いたんだ?」
「えっ・・・7人・・・」
渚は悲しそうな顔で言った。
「あ・・ゴメン。仲間はみんなさっきの奴にやられたのか?」
「ううん。本当はもっと奥まで行ったんだけどその奥の敵が・・・」
どうやらそいつはLEVEL1のボスらしい。
「君たちはこのゲームについての詳細を知ってるの?」
そういえば俺たちはただ敵を倒しているだけでほかは知らなかった。
さすがの海摩も知らなかったようだ。
「う〜んとね。まずどんどん階段を下に下りてけばいいの。それから最後のLEVEL10のボスを倒せば何かがあるらしい。」
「渚たちがいたって事は、俺たち以外にもいっぱいいるのか?」
「多分・・・。あ!あと仲間になっていいのは自分のチームが二人より少なかったらほかのチームに移ってもいいらしい。・・・・・・うっ・・・・」
渚は突然泣き出した。
「どうしたんだ?」
渚から聞いたところによると、渚のメンバーの1人が裏切ってすぐ近くいたチームに入ろうとしたらしい。
その瞬間に天井が落ちてきて・・・潰されてしまったらしい。
そのときの光景は想像もできないくらい酷かった。
俺たちはだいたいのルールを知り、また次へと向かっていった。
階段を降り次のフロアへと向かった。
そして毎回同様 階段付近に敵を見つけた
階段付近には敵が・・・そして敵のすぐ近くには人の死体が。
「た・・・達也!」
渚が駆け寄ろうとしたが海摩がとめた。
「フフフフフフ・・・クキャキャキャキャ!!!」
敵がこっちを見るなり突然笑いはじめた。
その笑い声は今まで聞いたことのない笑い声だった。
全身に鳥肌が立った。
「奴は体力とか全部今までの奴とはおとろえている・・・けど・・・何かあるみたい・・・」
海摩が言ったとおり恐ろしいことが起こった。
達也という人の体を口ではなく胸で食っている。
グチャグチャ バキボキ・・・
肉を食いちぎる音や骨を噛み砕く音が響き渡る。
全部食い終わった敵はしばらく動かなかった。
バサバサ!
すると突然敵の背中から羽が出てきて人間らしい顔、体になった。
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