ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ————||||| 楽園 |||||———— ( No.13 )
日時: 2008/11/06 16:24
名前: 幸子EX ◆A9cDkw6I0s (ID: b634T4qE)
参照: http://お絵かき掲示板に毎日います&維呂子でもいるのでお声をかけてくださいね

   3—信じるか、裏切るか
 
 
  
  
 
 
   「'死んだ'だって・・・?」



 
 
 
      未だに理解できない
 
 
 
 
 
  というか、真実に辿り着きたくなかった








    「そう、あなたはもう・・・」

 
 
    女はポケットから鏡を出す





    鏡が映し出したのは


     =今現在の自分の家だった=

 
  
 
   「か・・・かあさん!!!」

 
  「あなたのお母さんはちゃんと生きているわ」

 
 
 
 
   母は立ち上がり、自分のことを探している


  
   「なんで母さんは生きている?」

 「なんでって、あなたが勝手に死んだんじゃない」



 「俺が勝手に?」

 
    鏡を見続けると、やっと死体が見えた
  


  
     —それは血を流した自分だった—


  さっきの母とは逆になっている
 
 
    「俺・・・」

   「ほらね、死んでるでしょう?」
 
 
 
   自分はいつの間にか女から鏡を奪い

 
    下に叩きつけた
          
     ガラスの破片がとぶ


 
   「俺は死んでない!母さんが死んだんだ!」
 
 
     女はその光景を見て、笑った

   「・・・馬鹿じゃねぇの?」



 
   女は右手を僕の顔の前に出した 
  
    
    「この右手、よぉく見てみなよ」
 
  
    
    









    —仲間を信じるか、裏切るかは—

 

  
  「フフフ、わかっちゃった?」
 
 
   「・・・もしかして」
 
 
     彼女の右手に真っ赤な液体

   血である


     「お前だったのか————」
 
 
       女は笑み






  




      「俺を殺したのは!!!」






  女は—————————