ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: ————||||| 楽園 |||||———— ( No.36 )
日時: 2008/12/27 15:40
名前: 幸子EX ◆A9cDkw6I0s (ID: pcVc9ZHc)
参照: http://お絵描き掲示板でただいま落書きしまくっているお邪魔虫っすノシ虫いたら是非、お声かけてやってくださいなぁ

8—堕天使


  
 
     「いいから早く僕を殺してよ!!!」


 
 
 
    彼は自分でナイフを拾い上げる




   「や・・・やめろっ!何やってんだよ」

 
      聖人は彼の腕をしっかり掴む




   あと一歩遅かったら、自ら刺していたかもしれない・・・・・・






    「僕は楽園に来れたんだ、それだけで幸せだよ・・・・・」


  
   「何言ってんだよ、楽園でまた死ぬのか?」




 
     「ここは 楽園 なんだよ?また死ぬんなんてない」


 
 
 
 「だけど、ここで自分の体に傷をつけたら———」







    扉がバァンと開く



 

      聖人はびっくりして、振り向く




 「おい、そいつは不合格だ 排除しろ」



 
 
     外見から見てクールそうな少年







   「そんな奴、なんでここに連れてきたんだよ」


   「も・・・・・・申し訳ありません」



 
        「あんた誰だよ」



 
   彼は聖人を思い切り殴った



 
    「痛っ!???」



  
      「こやつが丁度良い時に死亡致しましたので、こちらへ連れてまいりました」




  
 「丁度良いってあんた!!!・・・・・・・」


 

  

  
   彼はまた聖人を殴った



   「さっきの雰囲気からいくとお前達は知人らしいな」


 
    「め・・・・・・滅相もございません!こんな奴知りませんよ」

 
 
 
  「お前、イロコなんだろ!?」



  
 
   少年は聖人を上から見下ろした




      「・・・・・・・・・イロコ」








  「本当に知らないんですよ、こんな奴」




 
   「まぁ良い、早くそいつをここから追い出せ」







   聖人の真下にぽっかり穴が空いた








   「・・・・・・・・えっ?!」





    聖人はその穴に吸い込まれて消えた







      







       —友情より愛情—






 =眠らない輝きこの楽園は


 
     あなたという麻薬飲ませた



     そして 心 を破壊した


 
   そんな 楽園 がもう大好き=








    「・・・・・・・・ここ、どこだ?」









    周りを見ると、墓だらけだった


     
     そこらへんに骸骨も落ちている








 「楽園なのか?」









 —これから、素晴らしい劇の始まりだよ—