PR
ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 「超能力者」—僕の力— 第3話UP ( No.16 )
- 日時: 2009/08/29 18:58
- 名前: *銀* (ID: ia9Umcvq)
第4話「意外な事」
「え、え、え〜!?」
僕は意外な事実にあたふたとした。
僕以外にも、超能力者がいるのは知ってたけど、まさ
か翔。!?
「そんなに驚く事かぁ?」
「あ、当たり前だろ!超能力者なんてそうそういるわ
けないだろ?」
翔はふ〜ん、という顔をすると、また弁当を食べだし
た。
「おい・・・・」
僕はため息をつくと、翔と同じように弁当を食べよう
とした。すると、一つの疑問がうかんだ。
「あのさ、翔はどういう能力なんだ?」
「俺?俺は、”闇”だよ」
からあげを一口で食べながら言った。
「こんな感じ。・・・・・闇よ、万物を破壊せよ」
翔の右手から小さな黒い、ピストルのような弾がいく
つも現れると、さっき倒れた机に向かって弾き飛ん
だ。
「おお・・・・」
僕は感心すると机に近づいた。見事に蜂の巣のような
穴が開いている。
「すごいな」
翔のほうを向くと言った。しかし、なぜか悲しげな顔
をしていた。
「翔・・・?」
「あ、なんでもねぇよ!悪いな」
翔は無理やり笑うと弁当をたいらげた。僕は翔のさっ
きの表情が気になった。
なんであんな顔を・・・。?
しかし、その考えを打ち消すと僕も弁当をたいらげ
た。そして、また翔と笑いあった。
この時、この僕の不安は近いうちに当たるとも知らず
に—————。
PR